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阿別当神明宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿別当神明宮
所在地 富山県南砺市利賀村阿別当15
位置 北緯36度25分06.29秒 東経137度00分07.60秒 / 北緯36.4184139度 東経137.0021111度 / 36.4184139; 137.0021111 (阿別当神明宮)座標: 北緯36度25分06.29秒 東経137度00分07.60秒 / 北緯36.4184139度 東経137.0021111度 / 36.4184139; 137.0021111 (阿別当神明宮)
主祭神 天照皇大神
地図
阿別当神明宮の位置(富山県内)
阿別当神明宮
阿別当神明宮
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阿別当神明宮(あべっとうしんめいぐう)は、富山県南砺市阿別当地区にある神社

阿別当神明宮の境内にある「石抱きケヤキ」は、市の指定文化財とされている[1]

概要

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富山県西南部、南砺市旧利賀村阿別当集落に鎮座する。

阿別当の神社について、18世紀末までの調査では「氏神無之村」とされるが、寛政8年(1796年)の調査より「牛岳大明神」の神社として記録が残り始める[2][3]

昭和15年(1940年)に紀元二千六百年記念行事として社殿の改築が企画され、昭和16年(1941年)に境内の拡張、幣殿・拝殿の造営が完成している[4][5]。社殿は歴史ある古い建築であり、昭和54年(1984年)に屋根の修理がされている[4][5]

春季祭礼は5月4日にあり、秋季祭礼は9月29日にある[4]

石抱きケヤキ

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阿別当神明宮の石抱き欅。

阿別当神明社殿西側の岩盤上に1本、その北側に根の一部を共にする2本、計3本のケヤキがある[6]。谷側の1本は根周り5.6m、目通り3.5で、他の2本の目通りはそれぞれ1.9mと1.2mである[6]

樹齢は明確でないが、岩盤上の立木は根下からの養分の吸収が困難で、生育が極めて遅いとことから、同程度の目通りを有するケヤキに比べはるかに古いと推定される[1]。そのため、旧利賀村内に現存するケヤキの木の中では、最も古いものと考えられている[1]

脚注

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参考文献

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  • 利賀村史編纂委員会 編『利賀村史3 近・現代』利賀村、2004年。 
  • 富山県神社庁 編『富山縣神社誌』富山県神社庁、1983年。