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阿保経覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阿保 経覧(あぼ の つねみ、生年不詳 - 延喜12年1月7日912年1月28日))は、平安時代前期の貴族歌人勘解由次官阿保今雄の子。官位従五位下主税頭

経歴

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主計権少属民部録を経て、昌泰2年(899年)右少史に任ぜられると、父・今雄と同じく太政官を歴任し、延喜5年(905年)左大史に至る。またこの間、算博士を兼任している。

延喜7年(907年従五位下・主計助に叙任され、延喜11年(911年主税頭に転じた。延喜12年(912年)正月7日に内位の従五位下に叙せられるが、同月17日に卒去

勅撰歌人として、和歌作品が『古今和歌集』『新拾遺和歌集』に1首ずつ採録されている[1]。また、延喜4年(904年)の日本紀講筵の竟宴に参加し、『日本紀竟宴和歌』にも和歌作品が収められている。

官歴

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『古今和歌集目録』による。

系譜

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脚注

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  1. ^ 『勅撰作者部類』
  2. ^ 「小槻系図」『続群書類従』巻第171所収
  3. ^ 『系図纂要』

参考文献

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  • 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年