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阿久利黒賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿久利黒賞
競馬場 水沢競馬場
創設 2001年12月24日
距離 ダート1600m
格付け 重賞
賞金 1着賞金250万円
出走条件 サラブレッド系3歳牝馬オープン・地方競馬全国交流
負担重量 55kg牝馬53kg
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阿久利黒賞(あくりぐろしょう)とは岩手県競馬組合水沢競馬場で施行していた競馬重賞競走平地競走)である。正式名称は「奥州 愛馬の会会長杯 阿久利黒賞」。競走名の阿久利黒はアテルイ坂上田村麻呂に贈った愛馬を指す。

概要

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2001年サラブレッド系3歳のオープン特別競走「阿久利黒杯」として12月に創設。

2002年に名称を「阿久利黒賞」に変更。

2004年の第4回から重賞に格上げされ、施行時期が1月に変更された。

2007年には施行時期を春に移動し、ダイヤモンドカップ不来方賞との3競走で岩手三冠を形成してその一冠目となる。同年にいきなりセイントセーリングが三冠を達成した。

出走条件は2004年は岩手所属馬限定、翌2005年から地方競馬全国交流となった。また、トライアル競走としてスプリングカップ(特別競走)が行われ、上位2頭に優先出走権が与えられていた。

2010年をもって開催休止となった。

賞金・条件

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距離は特別競走時代からダート1600mで行われていた。

負担重量は定量で55キロ、牝馬は53キロである。

総額賞金は375万円で1着賞金250万円、2着賞金57万5000円、3着賞金32万5000円、4着賞金22万5000円、5着賞金12万5000円と定められている。

歴代優勝馬

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回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第4回 2004年11月28日 水沢 D1600m マツリダブロッコ 牡3 岩手 1分43秒7 小林俊彦 城地藤男
第5回 2005年11月20日 水沢 D1600m ウツミジョンソン 牡3 岩手 1分42秒1 小林俊彦 村上佐重喜
第6回 2006年11月19日 水沢 D1600m オウシュウクラウン[1] 牡3 岩手 1分40秒7 小林俊彦 櫻田浩三
第7回 2007年5月13日 水沢 D1600m セイントセーリング[2] 牡3 岩手 1分43秒9 菅原勲 鈴木七郎
第8回 2008年5月6日 水沢 D1600m リュウノツバサ 牡3 岩手 1分43秒5 村上忍 新田守
第9回 2009年4月19日 水沢 D1600m マヨノエンゼル[3] 牡3 岩手 1分43秒8 山本政聡 葛西勝幸
第10回 2010年5月2日 水沢 D1600m ロックハンドスター[4] 牡3 岩手 1分43秒1 菅原勲 瀬戸幸一

スプリングカップからの本競走優勝馬

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施行日 馬名 性齢 所属 着順 備考
2007年4月15日 セイントセーリング 牡3 岩手 1着 岩手3歳三冠馬
2008年4月6日 リュウノツバサ 牡3 岩手 1着
2009年4月5日 マヨノエンゼル 牡3 岩手 1着 同年にダイヤモンドカップ優勝
2010年4月4日 ロックハンドスター 牡3 岩手 1着 岩手3歳三冠馬

脚注

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  1. ^ 阿久利黒賞、オウシュウクラウンが余裕の勝利”. netkeiba.com (2006年11月19日). 2023年1月24日閲覧。
  2. ^ 阿久利黒賞、セイントセーリングが圧勝”. netkeiba.com (2007年5月13日). 2023年1月24日閲覧。
  3. ^ 阿久利黒賞、マヨノエンゼルが4連勝で1冠目制す”. netkeiba.com (2009年4月19日). 2023年1月24日閲覧。
  4. ^ ロックハンドスター、岩手から全国区へ!”. 日刊スポーツ (2020年5月7日). 2023年1月24日閲覧。

関連項目

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