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阪神受験研究会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

有限会社阪神受験研究会(はんしんじゅけんけんきゅうかい)は、かつて存在した日本企業近畿圏において、大手学習塾「阪神受験研究会」を経営していた[1]

概要

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1973年昭和48年)に設立[1]大阪府大阪市東成区玉造駅前に本部があった[1]。主に小学生中学生を対象とした進学塾を経営し[2]、大阪府・兵庫県奈良県和歌山県の1府3県に教室があった[1]。有名私立中学校などへの高い進学実績があり[2][3]、最盛期には22校で約5,000人の生徒を抱えた[2]

しかし、バブル時代に多角経営を始めたことなどを発端に[2]、経営方針をめぐって内部対立が発生した[1][2]1999年平成11年)夏に大半の専任講師が独立して別の進学塾を設立したところ[2]、多くの生徒が移籍したことにより、経営難に陥った[1][2]

2000年(平成12年)1月20日に、突然閉校[1]。受験シーズンの最中であったため、保護者や生徒らに混乱が広がった[3]。講師らは、他の学習塾に生徒の受け入れを打診するなどの対応に追われた[1]

翌日の1月21日に大阪地方裁判所に対し自己破産を申し立て[2]、2月8日に破産宣告を受けた[4]負債総額は約13億円に上った[4]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 「大手学習塾「阪神受験研究会」が突然閉校」 『読売新聞』2000年1月21日付大阪夕刊、15面。
  2. ^ a b c d e f g h 「進学塾経営の「阪神受験研究会」が自己破産」 『毎日新聞』2000年1月22日付大阪朝刊、27面。
  3. ^ a b 「閉校の学習塾「阪神受験研究会」 「受験相談できない」 生徒、親ら困惑」 『読売新聞』2000年1月22日付大阪朝刊、31面。
  4. ^ a b 「学習塾「阪神受験研究会」負債13億円で破産」 『朝日新聞』2000年2月9日付大阪朝刊、29面。