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開洋丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
開洋丸
基本情報
船種 漁業調査船
船籍 日本の旗 日本
所有者 水産庁
運用者 水産庁
建造所 三井造船玉野艦船工場
母港 東京
航行区域 国際航海
船級 JG(第三種船)
信号符字 JNZL
IMO番号 8920012
MMSI番号 431025000
経歴
起工 1990年3月14日[1]
進水 1991年2月19日
竣工 1991年7月31日[1]
就航 1991年11月1日[1]
現況 就航中
要目
総トン数 2,630 トン(国内)[1]
2,942 トン(国際)
載貨重量 1,252 トン
全長 93.01 m[1]
垂線間長 83.00 m[1]
型幅 15.00 m[1]
型深さ 9.20/6.80 m(船楼甲板/上甲板)[1]
喫水 6.00 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 中速ディーゼル 2基
推進電動機 1基[1]
推進器 4翼可変ピッチスキュードプロペラ 1軸[1]
出力 7,000 PS(ディーゼル主機)
1,100 kW(推進電動機)[1]
最大速力 19.07ノット[1]
航海速力 17.0ノット[1]
航続距離 約14,000海里[1]
搭載人員 65名[1](職員22名、部員25名、調査員11名、その他7名)
テンプレートを表示

開洋丸(かいようまる)は、水産庁が保有する漁業調査船2023年に3代目が就航したが[2]、本項目では、1991年に就航した2代目を取り扱う。

概要

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開洋丸 (初代)の代船として、三井造船玉野艦船工場で建造され、1991年7月31日に竣工した。船名の揮毫は当時の農林水産大臣であった近藤元次による。

流氷域から熱帯域に至る全ての海域で水産資源調査、海洋環境調査などの基礎的研究を行う漁業調査船である。照洋丸漁業取締船に転用されたため、2014年以降は水産庁が保有する唯一の大型漁業調査船となっている。

設備

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観測機器

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  • 電気伝導度水温水深計(CTD)
  • スライド式高速曳航体
  • 投下式水深水温計(XBT)
  • 多筒採水器(ロゼットサンプラー)
  • 多要素観測装置(CTD用オクトパス)
  • 超音波流速計(ADCP)
  • 投下式水深海流計(XCP)
  • 計量魚探
  • 動物プランクトン計量システム
  • モクネス曳航式多段プランクトンネット
  • 魚体長測定システム
  • 魚獲物重量測定システム
  • 人工衛星データ受信装置
  • 気象APT受画装置
  • 全周・半周ソナー

支援設備

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  • 海洋観測ウインチ(13000m/12mm、6000m/6mm、3000m/6mm)
  • MOCNESSネットウインチ(2000m/6.4mm)
  • CTDウインチ(7000m/7.4mm)
  • ROVウインチ(1000m/19mm)
  • NetSonarウインチ(2000m/12.3mm)
  • スライド式曳航体ウインチ(400m/8.3mm)
  • Aフレーム2基
  • クレーン2基

研究室

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  • 第1海洋研究室(ドライラボ)
  • 第2海洋研究室(ウェットラボ)
  • 化学研究室
  • 第1生物研究室(ドライラボ)
  • 第2生物研究室(ウェットラボ)
  • 音響研究室
  • 計算機室
  • 飼育室

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 田中修 1992, pp. 28.
  2. ^ 三菱重工プレリリース 三菱重工マリタイムシステムズ、水産庁向け漁業調査船「開洋丸」の引渡式を実施[1]

参考文献

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  • 田中修「水産庁漁業調査船 新「開洋丸」の紹介」『日本造船学会誌』第752号、日本造船学会、1992年2月、106-111頁、NAID 1100038690972017年1月30日閲覧 

外部リンク

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