開洋丸
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開洋丸 | |
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基本情報 | |
船種 | 漁業調査船 |
船籍 | 日本 |
所有者 | 水産庁 |
運用者 | 水産庁 |
建造所 | 三井造船玉野艦船工場 |
母港 | 東京 |
航行区域 | 国際航海 |
船級 | JG(第三種船) |
信号符字 | JNZL |
IMO番号 | 8920012 |
MMSI番号 | 431025000 |
経歴 | |
起工 | 1990年3月14日[1] |
進水 | 1991年2月19日 |
竣工 | 1991年7月31日[1] |
就航 | 1991年11月1日[1] |
現況 | 就航中 |
要目 | |
総トン数 |
2,630 トン(国内)[1] 2,942 トン(国際) |
載貨重量 | 1,252 トン |
全長 | 93.01 m[1] |
垂線間長 | 83.00 m[1] |
型幅 | 15.00 m[1] |
型深さ | 9.20/6.80 m(船楼甲板/上甲板)[1] |
喫水 | 6.00 m[1] |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 |
中速ディーゼル 2基 推進電動機 1基[1] |
推進器 | 4翼可変ピッチスキュードプロペラ 1軸[1] |
出力 |
7,000 PS(ディーゼル主機) 1,100 kW(推進電動機)[1] |
最大速力 | 19.07ノット[1] |
航海速力 | 17.0ノット[1] |
航続距離 | 約14,000海里[1] |
搭載人員 | 65名[1](職員22名、部員25名、調査員11名、その他7名) |
開洋丸(かいようまる)は、水産庁が保有する漁業調査船。2023年に3代目が就航したが[2]、本項目では、1991年に就航した2代目を取り扱う。
概要
[編集]開洋丸 (初代)の代船として、三井造船玉野艦船工場で建造され、1991年7月31日に竣工した。船名の揮毫は当時の農林水産大臣であった近藤元次による。
流氷域から熱帯域に至る全ての海域で水産資源調査、海洋環境調査などの基礎的研究を行う漁業調査船である。照洋丸が漁業取締船に転用されたため、2014年以降は水産庁が保有する唯一の大型漁業調査船となっている。
設備
[編集]観測機器
[編集]- 電気伝導度水温水深計(CTD)
- スライド式高速曳航体
- 投下式水深水温計(XBT)
- 多筒採水器(ロゼットサンプラー)
- 多要素観測装置(CTD用オクトパス)
- 超音波流速計(ADCP)
- 投下式水深海流計(XCP)
- 計量魚探
- 動物プランクトン計量システム
- モクネス曳航式多段プランクトンネット
- 魚体長測定システム
- 魚獲物重量測定システム
- 人工衛星データ受信装置
- 気象APT受画装置
- 全周・半周ソナー
支援設備
[編集]- 海洋観測ウインチ(13000m/12mm、6000m/6mm、3000m/6mm)
- MOCNESSネットウインチ(2000m/6.4mm)
- CTDウインチ(7000m/7.4mm)
- ROVウインチ(1000m/19mm)
- NetSonarウインチ(2000m/12.3mm)
- スライド式曳航体ウインチ(400m/8.3mm)
- Aフレーム2基
- クレーン2基
研究室
[編集]- 第1海洋研究室(ドライラボ)
- 第2海洋研究室(ウェットラボ)
- 化学研究室
- 第1生物研究室(ドライラボ)
- 第2生物研究室(ウェットラボ)
- 音響研究室
- 計算機室
- 飼育室
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 田中修「水産庁漁業調査船 新「開洋丸」の紹介」『日本造船学会誌』第752号、日本造船学会、1992年2月、106-111頁、NAID 110003869097、2017年1月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 水産庁 - 開洋丸
- MarineTraffic.com - KAIYO MARU - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示