長谷川章 (建築学者)
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はせがわ あきら 長谷川 章 | |
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生誕 |
1954年 東京都 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 建築学 |
研究機関 | 東京造形大学 |
出身校 | 早稲田大学、アーヘン工科大学 |
プロジェクト:人物伝 |
長谷川 章(はせがわ あきら、1954年 - )は、日本の建築家・建築学者である。東京造形大学教授。専門はドイツ近代建築史[1]。
経歴
[編集]1954年に東京都にて誕生。1979年に早稲田大学大学院修士課程を修了したのち[1]、一級建築士資格を取得。坂倉建築研究所東京事務所にて12年勤務し、港北ニュータウン・多摩ニュータウン・東北自動車道サービスエリア・研修施設などの設計を担当する。1986年に「横浜人形の家」の設計で商環境デザイン大賞、横浜まちなみ景観賞、神奈川県建築コンクール優秀賞を受賞[2]。1988年に「渋谷東急百貨店東横店」で北米照明学会特別表彰受賞[3]。
この間の1985年から1987年にかけ休職し、DAAD西ドイツ政府給費留学生としてアーヘン工科大学に留学[1][2]。1991年に博士論文『北ドイツ表現主義建築の研究』を提出、早稲田大学にて工学博士を取得[1][4]。同年に東京造形大学助教授を経て教授[2]。2019年に『ブルーノ・タウト研究―ロマン主義から表現主義へ』で日本建築学会著作賞受賞[1]。
著作
[編集]- 『ドイツ表現主義の建築』(鹿島出版会、1989)
- 『世紀末の都市と身体-芸術と空間あるいはユートピアの彼方へ』(ブリュッケ、2000)
- 『芸術と民族主義-ドイツ・モダニズムの源流』(ブリュッケ、2008)
- 『絵画と都市の境界-タブローとしての都市の記憶』(ブリュッケ、2014)
- 『ブルーノ・タウト研究─ロマン主義から表現主義へ』(ブリュッケ、2017)
- 『分離派建築会-日本のモダニズム建築誕生』(共著、京都大学学術出版会、2020)
- 『田園都市と千年王国─宗教改革からブルーノ・タウトへ』(工作舎、2021)
- 『桂離宮のブルーノ・タウト』(工作舎、2022)
出典
[編集]- ^ a b c d e 株式会社ローソンエンタテインメント. “長谷川章|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2023年10月13日閲覧。
- ^ a b c “東京造形大学 * 室内建築専攻領域ORIGINAL WEB SITE”. www.zokei.ac.jp. 2023年10月13日閲覧。
- ^ “田園都市と千年王国/詳細/工作舎”. www.kousakusha.co.jp. 2023年10月13日閲覧。
- ^ Hasegawa, Akira、長谷川, 章「北ドイツ表現主義建築の研究」『早稲田大学博士論文』1991年。