長谷川吉茂
はせがわ きちしげ 長谷川 吉茂 | |
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生誕 |
1949年9月30日(75歳) 山形県山形市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学経済学部 |
職業 | 銀行家 |
配偶者 | あり |
子供 | 長谷川泉(次女) |
親 | 長谷川吉郎 |
栄誉 |
藍綬褒章(2013年) 旭日小綬章(2022年)[1] |
長谷川 吉茂(はせがわ きちしげ、1949年(昭和24年)9月30日 - )は、日本の銀行家。山形銀行代表取締役会長。山形県EU協会会長。公益財団法人山形美術館評議員。
来歴・人物
[編集]山形銀行頭取、会長を歴任した長谷川吉郎の長男として山形県山形市に生まれる。
山形県立山形東高等学校を首席で卒業後、東京大学に進学する[2]。在学中は、東大紛争の真っ只中、学生生活を送り自治委員も務めた。もともとは、天文学者を志望していたが、父の影響もあり経済学部に進路を変更し卒業する。
1973年(昭和48年)、住友銀行(現・三井住友銀行)に入行。調査部に長く在籍しあまたの企業を訪問したほか、出向も経験した。また、住銀発行の経済月報誌には数度にわたってレポートも執筆した。
1985年(昭和60年)山銀に転じ、入行20年目となる2005年(平成17年)6月、満を持して頭取に昇格した。
頭取就任以来、公私共に忙しくまとまった休みはない状態だが、これは長谷川家に生まれたものの宿命と割り切りながら、「銀行頭取というものは、誰しもこんなものではないだろうか」とも述べる。支店長OBが亡くなれば、葬儀には極力自身が参列するようにし、行員OBが亡くなれば、在住近隣支店から行員が、葬儀に際してはお手伝いに伺うことにしている。そこまで面倒をみる。行員を大事にしていきたいと語る[3]。4年制大学卒業の女子には、就職先として山銀は、人気が高く、日本経済新聞の東北企業就職先ランキングでは、ベスト5の常連である。すでに、女性の支店長は2名活躍しているが「家庭をもって、子育てをしながら、支店長職を勤められる女性行員をつくる」ということが目標である[4]。
2023年(令和5年)6月、 約18年間務めた頭取から会長に退いた[5]。
親族
[編集]山銀常務を務める長谷川泉は次女[6][7]。バイオリニスト堀米ゆず子はいとこ[8]。
略歴
[編集]- 山形県立山形東高等学校卒業。
- 1972年(昭和47年)- 東京大学経済学部経済科卒業。
- 1973年(昭和48年)- 住友銀行(現・三井住友銀行)入行 調査第二部長代理、業務企画部長代理等を歴任する。
- 1985年(昭和60年)- 山形銀行入行 常務取締役。
- 1993年(平成5年)- 専務取締役。
- 2005年(平成17年)- 代表取締役頭取。
- 2023年(令和5年)- 代表取締役会長。
著書
[編集]- 『長谷川吉郎従軍記』講談社ビジネスパートナーズ、1999年8月。ISBN 978-4876014828。
脚注
[編集]- ^ “いい夫婦の日に伝達式 長谷川・山形銀頭取へ旭日小綬章”. ニッキンオンライン. (2022年11月22日) 2023年1月4日閲覧。
- ^ 日経金融新聞 2005年9月29日
- ^ 「地域とともに(第90回)山形銀行 長谷川吉茂頭取に聞く お客さまとは「フェース・トゥ・フェース」」『月刊金融ジャーナル』2009年2月号
- ^ 山形銀行 長谷川吉茂頭取インタビュー 新しい時代における山形銀行のCSR経営 銀行員ドットコム
- ^ “山形銀行、新頭取に佐藤英司氏 長谷川氏は会長に”. 日本経済新聞. (2023年3月28日) 2023年6月24日閲覧。
- ^ 「役員の状況」『株式会社山形銀行 有価証券報告書 ‐ 第208期』
- ^ “山形銀、6年ぶり増益 3月期、27%増の27億3200万円”. 山形新聞. (2021年5月14日) 2021年5月24日閲覧。
- ^ メンバーズサロン アイビクト情報Vol.2008. 4[リンク切れ]