長澤靖
表示
長澤 靖(ながさわ やすし、1959年3月25日 - )は、日本の挿絵画家[1]、陶芸家[2][3]。元中学校教諭。
ながさわ やすし 長澤 靖 | |
---|---|
長澤靖の個展にて | |
生誕 |
1959年3月25日(65歳) 日本 広島県広島市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 広島大学 |
職業 | 挿絵画家、陶芸家、元技術科中学校教員 |
代表作 | 『まっ黒なおべんとう』(挿絵) |
配偶者 | あり |
受賞 | 第6回けんぶち絵本の里大賞ひばからす賞 |
第二次世界大戦時、広島市に住んでいた少年が愛用していた弁当箱を題材とした絵本作品『まっ黒なおべんとう』の挿絵を手がけた[4]。
経歴
[編集]広島県出身[5]。広島大学卒業[6]。大学時代、 鉄道研究会を創設した[6]。かつて中学校の技術科教諭を勤めており、子供たちへ平和の尊さを伝える活動を長年続けてきた[2]。
1989年には、母親が息子の遺体を見つけ、そのかたわらにあった、食べることが出来ずまっ黒に炭化した弁当の話『まっ黒なおべんとう』(児玉辰春 作)の挿絵を手掛けた[7]。その後アニメ映画化もした[7]。1996年には、第6回けんぶち絵本の里大賞ひばからす賞を受賞。
2022年、広島県立美術館による第10回新県美展へ入選[3]。翌年には、大竹市の古民家を自らの手で改修し、窯小屋も作り上げたとしてちゅぴCOMひろしまのテレビで取り上げられた[8]。同年、玖波公民館にて「地元のアート - 長澤靖の世界 - 」として個展を開催[9]。トークショーも行われた[9]。
陶芸家としても活動し、器ではなく人形や機関車などを制作[6]。2024年、『スチーム ライダーズ』で第53回公募全陶展東京都知事賞を受賞した[10]。
著書
[編集]- 『まっ黒なおべんとう』新日本出版社、1989年 - 挿絵を担当、著者:児玉辰春
- 『かえってきたつりがね』鈴木出版、1996年 - 挿絵を担当、著者:児玉辰春
- 『虹の花咲く通潤橋』汐文社、1998年 - 挿絵を担当、著者:児玉辰春
- 『くちなしの花 八月―ヒロシマヤケノハラニナル』草土文化、2001年 - 挿絵を担当、著者:児玉辰春
- 『軽便を求めて』上下、善勝印刷、2021年 - 本文、挿絵の両方を手がけた
- 『活動遺産』デザインエッグ、2024年 - インタビューを受けたひとり - 編者:清古尊
出演
[編集]- PiNECoNeSのまちあそびラジオ♪(2021年、FMはつかいち)
- 優男がゆく!(2024年、ちゅぴCOMひろしま)
脚注
[編集]- ^ “かえってきたつりがね”. 2024年6月22日閲覧。
- ^ a b “活動遺産 いろいろな人のいろいろな話”. チョキサウルス協会. 2024年6月22日閲覧。
- ^ a b “広島県の第10回新県美展 受賞者・入選者と大賞8作品 | 中国新聞デジタル”. 広島県の第10回新県美展 受賞者・入選者と大賞8作品 | 中国新聞デジタル (2022年5月28日). 2024年6月22日閲覧。
- ^ “子どもの本-商品詳細|新日本出版社”. www.shinnihon-net.co.jp. 2024年6月22日閲覧。
- ^ 『軽便を求めて』。
- ^ a b c “男の隠れ家(その1)”. 株式会社ハレックス. 2024年6月22日閲覧。
- ^ a b “「まっ黒なおべんとう」”. jinken-kyoiku.org. 2024年6月22日閲覧。
- ^ 『優男(やさお)がゆく! 【放送日時】 1月1日(月)~7日(日) 大竹の社会福祉ヒーローが 元気発信「優男(やさお)がゆく!」 今回の「優男がゆく!」は… ○西尾裕次大竹市社会福祉協議会会長の新年あいさつ ○大竹市山間部の松ケ原に趣味を楽しむ 「男の隠れ家」を持つ長澤... | By ちゅピcomFacebook』 。2024年6月22日閲覧。
- ^ a b “情報ステーション ロビーdeアート”. 2024年6月22日閲覧。
- ^ “全陶展結果発表 第53回公募”. 全陶展. 2024年10月16日閲覧。