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長浦京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

長浦 京(ながうら きょう、1967年10月14日[1] - )は、日本小説家時代小説作家。本名、田村浩一郎[1]

経歴

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埼玉県生まれ[2]法政大学経営学部を卒業する[3]出版社勤務などを経て放送作家になる[4]。その後、難病指定の病にかかり、闘病生活に入る[5]

2011年、退院後に初めて書き上げた時代小説「赤刃」で第6回小説現代長編新人賞を受賞する(応募時のペンネームは長浦縁真[6]2012年、同作が刊行され、小説家デビューを果たす[3]。「入院中に、命とは何か、生きるとは何かについて考えるようになり、それがきっかけで小説を書いた」との旨を述べている[4]。日本そば店に勤務する傍ら、執筆を続けている[3]

受賞・候補歴

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2011年
「赤刃」で第6回小説現代長編新人賞受賞[6]
2017年
リボルバー・リリー』で第19回大藪春彦賞受賞[7]
2019年
『マーダーズ』で第2回細谷正充賞受賞[8]
2020年
『マーダーズ』で第73回日本推理作家協会賞長編および連作短編編集部門候補[9]
2021年
『アンダードッグス』で第164回直木三十五賞候補[10]、第74回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。
2023年
『プリンシパル』で第44回吉川英治文学新人賞候補、第76回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補。
2024年
『1947』で第15回山田風太郎賞候補。

ミステリ・ランキング

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  • このミステリーがすごい!
    • 2017年 - 『リボルバー・リリー』6位
    • 2020年 - 『マーダーズ』14位
    • 2021年 - 『アンダードッグス』5位
    • 2023年 - 『プリンシパル』5位
  • ミステリが読みたい!
    • 2017年 - 『リボルバー・リリー』3位
    • 2020年 - 『マーダーズ』6位
    • 2021年 - 『アンダードッグス』11位
    • 2023年 - 『プリンシパル』11位

作品リスト

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単行本

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  • 『赤刃』(2012年1月 講談社 / 2015年11月 講談社文庫
  • 『リボルバー・リリー』(2016年4月 講談社 / 2019年3月 講談社文庫)
  • 『マーダーズ』(2019年1月 講談社 / 2023年6月 講談社文庫)
  • 『アンダードッグス』(2020年8月 KADOKAWA / 2023年9月 角川文庫
    • 初出:『小説 野性時代』2019年2月号 - 12月号(連載時タイトル「ルーザーズ1997」)
  • 『アキレウスの背中』(2022年2月 文藝春秋 / 2024年9月 文春文庫
  • 『プリンシパル』(2022年7月 新潮社
    • 初出:『小説新潮』2019年12月号 - 2020年11月号
  • 『アンリアル』(2023年6月 講談社)
    • 初出:『小説現代』2020年4月号 - 2021年4月号(連載時タイトル「NOC 緋色の記憶」)
  • 『1947』(2024年1月 光文社
    • 初出:『ジャーロ』No.74–88(2021年1月 - 2023年5月、全13回)

アンソロジー収録作品

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  • 「冥土の契り」 - 『決戦! 忠臣蔵』(2017年3月 講談社)収録
  • 「シスター・レイ」 - 『警官の道』(2021年12月 KADOKAWA / 2023年12月 角川文庫)収録
    • 初出:『小説 野性時代 特別編集』2022年冬号

未書籍化作品

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小説
  • 「銀のジャンナ」 - 『小説推理』2023年1月号 - 2023年9月号
  • 「NOC 緋色の追憶2」 - 『小説現代』2022年12月号 - 連載中
随筆

映像化作品

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映画

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脚注

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出典

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  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.459
  2. ^ 赤刃/長浦京/〔著〕 本・コミック : オンライン書店e-hon
  3. ^ a b c 『赤刃』(長浦京)|講談社BOOK倶楽部
  4. ^ a b 【特別公開】実力派作家・長浦京が死の淵を彷徨った末にえぐり出したの渾身の時代小説『赤刃』(長浦 京)”. 現代ビジネス. 講談社 (2015年11月29日). 2023年5月26日閲覧。
  5. ^ 赤刃 講談社文庫 : 長浦京 | ローチケHMV - 9784062932622
  6. ^ a b 小説現代長編新人賞受賞作・候補作一覧1-11回|文学賞の世界
  7. ^ “「リボルバー・リリー」長浦京さん 念願の大藪晴彦賞 「ずっと憧れの存在だった」”. 産経ニュース (産経デジタル). (2017年2月27日). https://www.sankei.com/article/20170227-5OKMOERRKZIJJJHYHLN2Y3PBX4/ 2023年5月26日閲覧。 
  8. ^ 第二回「細谷正充賞」発表”. 文人墨客 (2019年10月17日). 2023年5月26日閲覧。
  9. ^ 2020年 第73回 日本推理作家協会賞”. 日本推理作家協会. 2023年5月26日閲覧。
  10. ^ 【速報】第164回直木三十五賞候補作が発表されました。”. 本の話. 文藝春秋 (2020年12月18日). 2023年5月26日閲覧。
  11. ^ 週刊文春ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位は『罪の声』”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2016年12月1日). 2023年5月26日閲覧。
  12. ^ “「リボルバー・リリー」主演は綾瀬はるか 映像化に「ワクワク感ありました」 長谷川博己ら豪華顔ぶれ”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2023年2月28日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/02/28/kiji/20230228s00041000208000c.html 2023年5月26日閲覧。