長崎警察署襲撃事件
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2019年9月) |
長崎警察署襲撃事件(ながさきけいさつしょしゅうげきじけん)とは、1946年(昭和21年)5月13日に長崎県長崎市で発生した、在日朝鮮人・中国人による警察署襲撃事件。
事件の発端
[編集]長崎市西浜町の長崎自由市場では、物価統制令違反のヤミ物資が公然と販売され、それに並行して暴力行為も頻発していた。長崎県警察部では、これら不法事案の断固取締を決断し、検挙の準備を進めていた。
事件の概要
[編集]1946年5月13日午前10時30分、280人の警官隊が一斉取締を開始し、日本人150人、朝鮮人26人、中国人6人を検挙、長崎警察署に連行した。その直後、在日本朝鮮人連盟や中国人団体が長崎警察署に押しかけ、被疑者の即時釈放を要求したが、署長は取調前の釈放はできないと拒否した。
午後2時30分頃、朝鮮人や中国人など総勢約200人がバッドや鉄棒を持って長崎警察署を包囲・襲撃した。これにより警察官1人が死亡、10人が重軽傷を負った。その後、余勢をかって東浜町派出所や港町派出所も襲撃し、警察官に対し暴行を加えている。
その後の顛末
[編集]捜査の結果、中国人7人は進駐軍に引き渡され、朝鮮人60人は検察に送致された。
参考文献
[編集]- 『長崎県警察史 下巻』(長崎県警察史編集委員会編 1979年)