長島孝一
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長島 孝一(ながしま こういち、1936年〈昭和11年〉10月31日[1] - 2022年7月24日)は、日本の建築家・都市計画家アーバンデザイナー。エーユーアール建築・都市・研究コンサルタントを主宰。
祖父は衆議院議員(立憲政友会)、弁護士、法学博士の長島鷲太郎。息子は逗子海岸映画祭やCINEMA AMIGOを主催する長島源[2]。
略歴
[編集]- 1936年 東京に生まれる
- 1957年-1959年 ヨーロッパへ独り旅
- 1961年 早稲田大学建築学科卒
- 1961年-1963年 竹中工務店で槇文彦の下で働く
- 1964年 フルブライト給費留学生としてハーバード大学GSD大学院卒、都市設計修士
- 1964年 ヒュー・スタビンス建築事務所所員
- 1965年 アテネ居住科学研究センター研究員
- 1965年-1972年 槇総合計画事務所所員
- 1969年-1972年 シンガポール大学大学院準教授
- 1972年-1976年 槇総合計画事務所取締役
- 1976年から株式会社AUR建築・都市研究コンサルタントを主宰
- 1981年-2002年 国際建築家協会連合UIA理事、UIA ・AOF(未来の建築)作業部会長
- 2022年7月24日、膵臓がんのため死去。85歳没[3]。
主な受賞作品
[編集]- 石原なち子記念体育館〔新日本建築家協会第回新人賞1983年。JIA 25年賞、2010年〕
- 逗子葉山の一連の住宅(神奈川県建築コンクール1980、82年)
- 大岡川プロムナード(横浜まちなみ景観賞1986年、建設省手づくり郷土賞1987年)
- 中庭型都市集合住居提案(建設省新都市型ハウジングシステム優秀賞1986年)
- 那須友愛の森センター(SD Review賞1986年、栃木県マロニエ建築賞1989年、甍賞1991年)
- 世田谷区立特別養護老人ホーム・芦花ホーム(指名コンペ一等賞1991年、実施)
- 千里国際学園(大阪まちなみ賞、1992年)
- 聖コロンバン会本部(JIA 25年賞、2011年)
代表作品
[編集]- 逗子海岸の家他、逗子葉山の一連の住宅(神奈川県建築コンクール1980年,82年)
- 援助マリア会福山修道院(1986年)福山暁の星女子中学・高等学校体育館(1984年)福山暁の星学院栄養専門学校増築(1987年)
- 片瀬カトリック教会信徒会館
- 聖アンデレ教会(1983年)
- カトリック五井教会(1985年)
- 浦賀の家(1982年)
- 女子聖学院礼拝堂・講堂棟(1987年)
- 世田谷区立 船橋地区会館(1987年)
- 那須友愛の森定住センター・工芸館(SDレビュー1986、栃木県マロニエ建築賞、1989年、甍賞、1991年)
- 中庭型都市集合住居提案(建設省新都市型ハウジングシステム優秀賞、1986年)
- 世田谷区立特別養護老人ホーム・芦花ホーム(1991年)
- 千里国際学園(大阪まちなみ賞、1992年)
- 聖コロンバン会本部(日本建築家協会25年賞、2011年)
- 石原なち子記念体育館(新日本建築家協会新人賞、1983年 JIA 25年賞、2010年)
- 聖アンセルモ祈りの家(1980年)
- 谷川山荘の改修(1981年)
- 神原邸(1981年)
- 信楽の多目的ホール(1990年)
- 佐用フュージョン倶楽部・ゲートハウス(1990年)
- 世田谷区松沢出張所(1992年)
- 千里ヒルズニュータウン
- 首都高速道路狩場線南太田2丁目フレンド公園
- 大いたち橋・小いたち橋、㹨川プロムナード他いたち川の自然復元と景観デザイン-1982年からのプロジェクト-(土木学会デザイン賞2011優秀賞)
- マレーシア・ラブアン島開発計画
- 大岡川プロムナード(横浜まちなみ景観賞、1986, 建設省手づくり郷土賞、1987年)
- オリンピック記念噴水池北緑地
- みなとみらい21新港地区緑地景観計画、赤レンガパーク基本設計(1988年)
- 八津御嶽神社(1998年)
職能団体
[編集]- JIA日本建築家協会名誉会員、日本建築学会評議員、日本都市計画学会評議員
- UIA国際建築家協会連合理事、UIA ・AOF(未来の建築)作業部会長
- ARCASIAアジア建築家協議会フェロー、JIA美しい建築推進特別委員会委員長
教職
[編集]市民活動
[編集]- 逗子市まちづくり基本計画策定委員
- 逗子市まちづくり審議会委員
- NPO法人逗子文化の会副会長
- 関東登録有形文化財所有者の会副会長
- NPO法人ゼロエミッション・プラットフォーム理事長
著作
[編集]- 現代建築の哲学(訳書)
- エントピア(訳書)
- 古代ギリシャのサイトプラン(訳書)
- コミュニティーの理論と実践(共著)
- 教会建築ーキリスト教会・修道院・学園
- 建築設計資料36
- City in Conflict (共著)
- From D・ecocity towards Ecocity (EKISTICS誌2001)
- Glocal Approach towards Architecture of the Future(UIA document 2000)
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.403。
- ^ http://www.aurarchitecture.net/news/?page_id=41
- ^ “長島孝一さん死去”. 朝日新聞. (2022年7月27日) 2022年7月28日閲覧。