長内あや愛
おさない あやめ 長内 あや愛 | |
生年月日 | 1996年6月23日(28歳) |
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出身地 | 東京都 |
国籍 | 日本 |
学歴 | 慶應義塾大学総合政策学部卒業 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了 |
職業 | 経営者・研究者 |
公式サイト | |
https://ameblo.jp/patissier14/ | |
長内 あや愛(おさない あやめ、1996年6月23日 - )は、日本の文化人、研究者、実業家。
人物
[編集]2011年、中学校2年生のときに東日本大震災が発生、父親が経営していた福島県の宿に避難した人々に自分で作ったお菓子を配った。2週間後の3月27日にアメーバブログにて個人のスイーツブログ「14才のパティシエ」を開始した[1][2]。同ブログは、以来大学卒業まで一日も欠かさず更新を続け、現在も定期的に更新している。
当初、日々作るお菓子の発表の場だったが[3]、中学卒業の時にはお菓子の学問的研究が主題となった。特に世界各国のお菓子の研究に傾倒したところから、「日本人の和菓子洋菓子のイメージは、日本のローカルの感覚であり、各国で食材も異なりその国の穀物資源や宗教や歴史において全く違うデザート像がある事」をまとめ始める。高校3年の時に「世界経済フォーラムダボス会議」のU30起業家コンテスト「Re-Generate Japan」のテーマが地方創生[4][5]だったことから、「日本の地方の優れた果物は実は世界各国の菓子作りに需要がありその仕組みの起業」で応募したところ、3日間の選考会では最優秀賞として高校3年生にして起業家支援プログラムを受ける事となる(女性唯一の受賞)。
2015年、慶應義塾大学総合政策学部へと進学したところ、「世界経済フォーラムダボス会議」のU30起業家コンテスト「Re-Generate Japan」[6]メンターから「大学を休学してのフランス留学」「ブロガーとしての活動」の支援を提案されるが、本人は、大学での「食文化研究」を本願としていたことから、「世界経済フォーラムダボス会議」のU30起業家コンテストのプログラムを大学1年で辞退し、代わりに「自分と同じように食に関心を持ち、一緒に研鑽してくれる大学生の仲間」を集める事を主旨とした「慶應 食の会」を設立し[7]、様々なイベントを実施、クックパッド主催creative cooking battle youthでは[8]、初チャンピオンとして慶應義塾チーム優勝へ導いた。活動はよりアカデミックに深耕し、専門性は「日本と西洋の食文化の衝突」となり、修士論文においては、「福澤諭吉とそのコミュニティが実現した、日本食の西洋化改革」をテーマとしたところ、学部長名で、新しい福澤研究としても評価され[9]、日本の文明開化時期の食文化を代表する研究者と同時に講談社週刊現代の福澤諭吉特集では、現代の福澤諭吉の研究者として評価もされている。特に江戸後期から明治期の食を文献から再現し、現在の食問題、未来の豊かな食へつなげる、持続可能な食文化創造を目指して取り組む。
起業家の側面では、「食は実際に食べてもらわない事には研究だけでは意味を為さない」として日本橋に、食の會 日本橋[10]を開店。食の研究者や慶應義塾大学のゼミ生のコミュニティの場の役目だったが、日本橋界隈の食の先導者の応援もあって、飲食業としての営業と日本と西洋の衝突時の日本で実際に提供された再現メニュー作りの研究の場として運営している。
2021年慶應義塾大学SFC研究所上席・研究所員として今に至る[11]。
2023年からは慶應義塾大学発スタートアップフェルメクテスを起業。共同経営者山形県鶴岡市と行き来しながら、高たんぱく新食材「kin-pun」の広報を行う。
来歴
[編集]- 1996年
- 2012年
- 十文字高等学校入学
- エコール・クリオロ[15][16] サントス・アントワーヌのもとで修行
- スイーツコンシェルジュ協会 スイーツコンシェルジュ最年少取得[17]
- 紅茶コーディネーター
- コーヒーコーディネーター
- 2013年
- 第5回 世田谷スイーツ&ブレットコンテスト 銅賞
- 第3回 kousaiハーブレシピコンクール 優良賞
- 華調理師学校 スイーツチャンピオン 佳作
- 2014
- 2015年
- 慶應義塾大学総合政策学部 入学
- 安倍昭恵主催 UZUの学校「食のテーマ」運営スタッフ参加、学生統括
- 製菓衛生師 取得
- 2016年
- 日本フードアナリスト協会 2017年度食のなでしこ 入賞
- 横浜コミュニティ放送『なでしこラジオ』(2016年12月26日 - )
- ミスはちみつクイーン グランプリ[20]
- 2017年
- 2018年
- 株式会社食の会設立
- 全国一斉日本酒で乾杯 登壇[23]
- TEDx KEIO Usfc 司会[24]
- 慶應義塾大学連合三田会大会 トークセッション
- 慶應義塾大学総合政策学部 卒業
- 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 入学[2]
- クックパッド主催creative cooking battle youth慶應義塾チーム優勝[25]
- 2019年
- 慶應ラグビー ショートブレット発売
- 西武池袋催事 菓子販売開始
- creative cooking battle youth 実況 司会
- 唎酒師 取得
- 「食の會日本橋」オープン
- 2020年
- Keio Research Institute at SFC / 慶應義塾大学SFC研究所 登壇[26]
- 2021年
- 講談社 週刊現代巻頭カラー 福澤諭吉特集 1月号
- おかしら日記 掲載
- 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了
- 慶應義塾大学SFC研究所 上席・研究所員
- 東京メトロポリタンテレビジョン『堀潤モーニングFLAG』(2021年5月26日)コメンテーター
- 「中央区100人会議」 登壇
- 「ユーキャン流行語大賞」 「Z世代」受賞式登壇
- 首相公邸にて菅総理大臣と面会
- 2022年
- フェルメクテス株式会社 共同経営者(現任)
- 2023年
- kin-pun Brand Producer (現任)
- 指宿鰹節アンバサダー
- 2024年
- 文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使
- 第38回JCI JAPAN TOYP 2024(⻘年版国⺠栄誉賞) 参議院議⻑奨励賞
- フードテックグランプリ2024 キリングループ賞受賞
- ICC_KYOTO 2024 リアルテック・カタパルトにて準優勝
- 「FOOD×TECH Mercato」ソリューション・ベンチャー部門にて三菱UFJ銀行賞を受賞
出演
[編集]テレビ
[編集]- NHK総合テレビジョン『ひるまえ ほっと』(2019年1月19日)
- NHK教育テレビジョン『沼にハマってきいてみた』(2019年12月23日)
- 東京メトロポリタンテレビジョン『堀潤モーニングFLAG』(2021年5月26日)
ラジオ
[編集]- 横浜コミュニティ放送『なでしこラジオ』(2016年12月26日 - )
- エフエム東京『SOUND OF OASIS〜COOL SAKE〜』(2020年5月20日)
出典
[編集]- ^ a b “元ミス慶應SFCが起業。「食に精通した文化人」を目指す彼女の将来の展望とは”. 8CROSS (2019年5月8日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ a b “SFC出身の起業家が惚れ込んだ、食文化の聖地・日本橋。「歴史とストーリーを感じる家庭料理」を味わってほしい。”. Bridgine (2021年1月13日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ “はじめまして”. アメーバブログ「14才のパティシエ」 (2011年3月27日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ “若き起業家たちよ、立ち上がれ。賞金200万円付きの学生起業家支援プロジェクト「Re-Generate Japan」が始動!”. 現代ビジネス (2018年9月3日). 2014年11月19日閲覧。
- ^ “globalshapers”. globalshapers. 2021年6月30日閲覧。
- ^ “若き起業家たちよ、立ち上がれ。賞金200万円付きの学生起業家支援プロジェクト「Re-Generate Japan」が始動!”. 現代ビジネス (2018年9月3日). 2014年11月19日閲覧。
- ^ “いつかではなく、今やってみる|ミス慶應2017”. インターンシップガイド (2018年2月22日). 2021年6月24日閲覧。
- ^ “クリエイティブクッキングバトル”. クリエイティブクッキングバトル (2018年12月28日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “コロナ禍が明けたら|総合政策学部長 土屋 大洋”. おかしら日記 (2021年2月16日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ https://www.shokunokai.com
- ^ “大学院の卒業式に行ってきました。”. アメーバブログ「14才のパティシエ」 (2021年3月31日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ https://ameblo.jp/patissier14/entry-12402385675.html
- ^ “好きなスポーツは?”. ミス慶應SFCコンテスト公式ブログ (2017年7月31日). 2021年6月21日閲覧。
- ^ “慶應食の会 初の合宿を開催!”. アメーバブログ「14才のパティシエ」 (2018年9月3日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ https://ecolecriollo.com
- ^ https://www.ecolecriollo.co.jp
- ^ http://www.sweets.or.jp/concierge/
- ^ “globalshapers”. globalshapers. 2021年6月30日閲覧。
- ^ “若き起業家たちよ、立ち上がれ。賞金200万円付きの学生起業家支援プロジェクト「Re-Generate Japan」が始動!”. 現代ビジネス (2018年9月3日). 2014年11月19日閲覧。
- ^ “ミスはちみつクイーン グランプリ”. ミツバチと共に90年―信州須坂 鈴木養蜂場はちみつ家 (2017年6月1日). 2021年6月29日閲覧。
- ^ “スイーツのブログ読んで/ミス慶応SFC長内あや愛”. 日刊スポーツ (2018年2月8日). 2021年7月1日閲覧。
- ^ https://ameblo.jp/patissier14/
- ^ https://kampaisake2018.peatix.com/view
- ^ http://web.sfc.wide.ad.jp/~kip/tedxkeiousfc/official_web.html
- ^ “クリエイティブクッキングバトル”. クリエイティブクッキングバトル (2018年12月28日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “「福澤諭吉先生が食べたお菓子を私も食べたい」 長内あや愛”. Keio Research Institute at SFC / 慶應義塾大学SFC研究所 (2020年3月17日). 2021年7月4日閲覧。
- ^ “二十歳からの日本酒 in 渋谷スクランブルスクエア2020”. 二十歳からの日本酒 in 渋谷スクランブルスクエア2020 (2020年1月31日). 2021年6月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 14才のパティシエは今食文化研究家
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