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鎌蔵王(かまくらおう、生没年不詳)は、平安時代初期の皇族。名は鎌倉王とも記される。官位は従五位上・大和権守。
仁明朝後期の承和11年(844年)従五位下・少納言に叙任される。その後、10年近くに亘って少納言を務める間、嘉祥3年(850年)文徳天皇の即位後まもなく従五位上に叙せられるとともに、同年例幣使として[1]、仁寿2年(852年)には風雨が止むことを請うために[2]、それぞれ伊勢太神宮に派遣されている。
仁寿3年(853年)大和権守として地方官に転じた。
『六国史』による。
- ^ 『日本文徳実録』嘉祥3年9月11日条
- ^ 『日本文徳実録』仁寿2年8月1日条