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鍵田真由美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鍵田 真由美(かぎた まゆみ、1965年8月25日[1] - )は日本フラメンコ舞踊家、振付家。東京都生まれ。2004年、文化庁芸術祭大賞を受賞。

人物

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6歳よりモダンダンスをはじめ、クラシックバレエ、ジャズダンスなど舞踊全般の研鑽を重ねる。日本女子体育短期大学・舞踊科在学中にフラメンコと出会い[2]、佐藤桂子、山崎泰に師事。佐藤・山崎スペイン舞踊団員として、数多くの舞台を踏む。

1990年河上鈴子スペイン舞踊新人賞受賞。1991年、同舞踊団を退団しスペインに渡る。1992年、スタジオARTE Y SOLERAを開設。

1993年アントニオ・エル・トレオを迎え、初の創作作品『AY, LEJANO...』を発表し、舞台デビュー。

1998年、能とコラボレートした『レモン哀歌〜智恵子の生涯〜』で文化庁芸術祭新人賞を受賞。以降『マゼンタの森』『ブルーに染まる夢 〜邯鄲より想を得て』等、創作フラメンコ作品を次々に発表。

2001年、阿木燿子プロデュース・作詞、宇崎竜童音楽監修・作曲『FLAMENCO曽根崎心中』に主演、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

2004年『ARTE Y SOLERA 歓喜』で文化庁芸術祭大賞を受賞。

2006年、Newsweek日本版の「世界が尊敬する日本人100人」に選出された[3]

2012年 清水みなと祭りかっぽれ・フラメンコ」(作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童佐藤浩希共同振付[4][5]

2018年(平成30年)主演を努める『Ay曽根崎心中』では当時の天皇皇后が鑑賞した[6]

公私にわたるパートナー、佐藤浩希とともに「鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団 ARTE Y SOELRA(アルテ イ ソレラ)」を主宰。

受賞歴

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  • 1990年 現代舞踊協会 河上鈴子スペイン舞踊新人賞
  • 1996年 ヨコハマ・コンペティション優秀賞
  • 1997年 ヨコハマ・コンペティション最優秀賞・神奈川県知事賞
  • 1998年 文化庁芸術祭新人賞(『レモン哀歌〜智恵子の生涯〜』に対して)
  • 1999年 音楽舞踊新聞「ベストダンサー」
  • 2001年 音楽舞踊新聞「ベストダンサー」
  • 2001年 文化庁芸術祭優秀賞(『FLAMENCO曽根崎心中』に対して)
  • 2004年 文化庁芸術祭大賞(『ARTE Y SOLERA 歓喜』に対して)
  • 2007年 平成18年度財団法人松山バレエ団第17回顕彰「芸術奨励賞」

海外公演

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  • 2004年3月9日 スペイン公演『SONEZAKI(FLAMENCO曽根崎心中)』フェスティバル・デ・ヘレス[7]
  • 2005年11月12日 スペイン公演『DEL SOL NACIENTE AL COMPAS DE JEREZ』(日本で2004年10月に公演した『ARTE Y SOLERA 歓喜』のスペイン名)
  • 2013年3月9日 スペイン公演『Amor Amor Amor!』フェスティバル・デ・ヘレス(日本で2012年12月に公演した『愛こそすべて〜完全版』のスペイン名)
  • 2016年7月23日~26日 スペイン公演『カスティーリャ・ラ・マンチャ・ツアー』(トレド、クエンカ、アルカサル・デ・サンファンにて)[8]
  • 2018年8月24日 Fiesta de La Bulería de Jerez 日西外交関係樹立150周年記念公演 ‘Jerez con Japón’[9]
  • 2023年11月11日 スペイン公演『Arte, pasión y solera』(トレド・ロハス劇場)[1]

外部舞台出演

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  • 2017年 藤間清継舞踊リサイタル『華継会』(国立劇場 小劇場) 長唄「二人静」特別出演
  • 2018年 松竹 音楽劇『マリウス』(大阪松竹座)出演[10]
  • 2021年 藤間清継舞踊リサイタル『華継会』(紀尾井ホール 小ホール)[11] 長唄「二人静」特別出演
  • 2023年 吾妻会「アズマカブキ2023」(国立劇場 大劇場)[12] 出演
  • 2023年 『舞踊・女形の会』(浅草公会堂)[2] 長唄「二人静」出演

書籍

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  • 2000年 『踊る!身体づくり』 株式会社パセオ[13][14]
  • 2001年 『つかむ!コンパス』 株式会社パセオ[13][15]
  • 2002年 『魅せる!フラメンコ・アイテム』 株式会社パセオ[13][16]
  • 2009年 『もっと情熱的に! 魅せるフラメンコ 上達のポイント50』 メイツ出版[13]
  • 2019年 『もっと情熱的に! 魅せるフラメンコ 上達のポイント50 改訂版』 メイツ出版[13][17] 

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.503
  2. ^ カバーストーリー 鍵田真由美×佐藤浩希”. 株式会社ビデオ. 2021年3月8日閲覧。
  3. ^ “[https://www.newsweekjapan.jp/stories/2009/06/post-256.php 鍵田真由美(フラメンコダンサー)、佐藤浩希(フラメンコダンサー) 情熱の舞で聖地に挑む]”. Newsweek. 2021年3月8日閲覧。
  4. ^ 清水みなと祭りは、みんなと踊り 今年は10年振りの新曲かっぽれ・フラメンコ登場!”. けんせつ静岡. 202103607閲覧。
  5. ^ 新曲かっぽれ・フラメンコ制作発表”. 清水みなと祭り 公式ホームページ. 2021年3月7日閲覧。
  6. ^ 両陛下 フラメンコ版「曽根崎心中」を鑑賞”. テレビ朝日. 2021年3月8日閲覧。
  7. ^ NONFIX フラメンコに宿る魔力 ~日本人100年目の奇跡~”. フジテレビ. 2021年3月4日閲覧。
  8. ^ 「アルテ・イ・ソレラ」鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団、カスティーリャ・ラ・マンチャ・ツアー”. 20160712閲覧。
  9. ^ La Flamenca 〜厳選!おすすめ動画紹介”. Flamenco2030. 2021年3月8日閲覧。
  10. ^ 松竹株式会社”. 2021年3月5日閲覧。
  11. ^ 藤間清継facebook”. 2021年11月8日閲覧。
  12. ^ 吾妻会”. 吾妻会. 2023年6月2日閲覧。
  13. ^ a b c d e 鍵田真由美”. webcatplus. 2021年3月8日閲覧。
  14. ^ Googleブックス”. 2021年3月5日閲覧。
  15. ^ パセオフラメンコショップ”. 2021年3月5日閲覧。
  16. ^ Googleブックス”. 2021年3月5日閲覧。
  17. ^ メイツ出版株式会社”. 2021年3月5日閲覧。