鈴木漠
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鈴木 漠(すずき ばく、本名:鈴木 鉄治郎、1936年(昭和11年)10月12日 - )は、日本の詩人。徳島県徳島市出身[1]。
経歴
[編集]徳島県徳島市に生まれ、戦時疎開により剣山の麓、かずら橋と落人伝説で知られる祖谷郷に幼少年時を過ごす。1957年(昭和32年)に神戸市に移り海運会社に奉職した。1959年(昭和34年)に岡田兆功、平岡史郎、藤村壮と共に詩誌「海」を創刊。
1980年(昭和55年)に詩集『投影風雅』で第14回日本詩人クラブ賞を受賞し、1989年(平成元年)に連句集『海市帖』で第2回連句協会推薦図書表彰、1994年(平成6年)に第18回井植文化賞受賞、2002年(平成14年)に第28回徳島県文化賞を受賞。
作品
[編集]詩集
[編集]- 『星と破船』濁流会、1958年。
- 『魚の口』海の会、1963年。
- 『車輪』海の会、1967年。
- 『二重母音』海の会、1973年。
- 『鈴木漠詩集』審美社〈審美文庫13〉、1973年。
- 『風景論』書肆季節社、1977年。
- 『火』書肆季節社、1977年。
- 『投影風雅』書肆季節社、1980年。
- 『抽象』書肆季節社、1983年。
- 『妹背』書肆季節社、1986年。
- 『海幸』書肆季節社、1991年。
- 『色彩論』書肆季節社、1993年。
- 『続鈴木漠詩集』審美社〈審美文庫35〉、1997年。
- 『変容』編集工房ノア、1998年。
- 『鈴木漠詩集』思潮社〈現代詩文庫162〉、2001年。ISBN 9784783709336。
- 『言葉は柱』編集工房ノア、2004年。ISBN 9784892715617。
- 『遊戯論』編集工房ノア、2011年。ISBN 9784892711893。
連句集
[編集]- 『壺中天』書肆季節社、1983年。
- 『海市帖』書肆季節社、1989年。
- 『虹彩帖』書肆季節社、1993年。
- 『青藍帖』徳島連句懇話会、1997年。
- 『風餐帖』編集工房ノア、1997年。
- 『露滴抄』編集工房ノア、1999年。
- 『飛光抄』編集工房ノア、2001年。
- 『花神帖』編集工房ノア、2003年。
- 『轣轆帖』編集工房ノア、2011年。ISBN 9784892717154。
- 『虚心』編集工房ノア、2012年。
- 『滅紫帖』編集工房ノア、2014年。ISBN 9784892717635。
- 『連句茶話』編集工房ノア、2016年。ISBN 9784892712517。
受賞
[編集]脚注
[編集]- ^ “徳島市出身の詩人・鈴木漠さん 来月18日まで神戸で作品展|文化・芸能|徳島ニュース|徳島新聞電子版”. 徳島新聞電子版. 2022年2月15日閲覧。