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鈴木国正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鈴木 国正(すずき くにまさ、1960年8月7日 - )は、日本実業家。ソニーにおいて要職を歴任し、現在、インテル日本法人代表取締役会長。経済同友会 企業のDX推進委員会 委員長。JTB社外取締役、リコー社外監査役、日本バレーボール協会理事。

人物・経歴

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神奈川県出身[1]神奈川県立横浜翠嵐高等学校を経て[2]、1984年横浜国立大学経済学部卒業、ソニー入社[1]。サウジアラビアでの現地代理店のマネジメント、米国での全体戦略統括の後[3]、アルゼンチンで社長として子会社を立ち上げるなど[4]、豊富な海外での業務経験を有する。2009年業務執行役員SVP・ネットワークプロダクツ&サービスグループデピュティプレジデントVAIO事業本部長ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役副社長。2012年執行役EVP・PC事業担当・モバイル事業、UX・商品戦略・クリエイティブプラットフォーム担当。2013年ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役社長[5]。2014年ソニーエンタテインメント EVP。2018年からインテル代表取締役社長を務め、データの利活用を中核とする経営変革「DcX(データセントリック・トランスフォーメーション)」を提唱し、日本企業の成長を支援[6]。また、日本のデジタル人材育成の遅れに危機感を持ち、自治体やパートナー企業との連携を含め、初等教育と中等教育でのSTEAM教育の推進に取り組む[7]。2023年からJTB社外取締役、日本バレーボール協会理事、2024年にはリコー社外監査役に就任。

2023年12月、「AI Everywhere」というコンセプトに基づき、データセンターからクラウド、ネットワーク、エッジ、そしてPCまで、「あらゆる場所での AI 活用」を進める[8]。また、2023年より、経済同友会 企業のDX推進委員会委員長として企業に対してDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進。

出典

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  1. ^ a b 「ソニーの経験、変革の役に」インテル日本法人新社長日本経済新聞2018/10/24 17:06
  2. ^ 「横浜翠嵐高校・青春スクロール 自由な校風が育んだ多彩な人材」朝日新聞WEB新書発売:2013年5月24日
  3. ^ インテル日本法人社長 鈴木国正氏(上)”. 日本経済新聞 (2022年2月2日). 2024年2月26日閲覧。
  4. ^ インテル日本法人社長 鈴木国正氏(下)”. 日本経済新聞 (2022年2月9日). 2024年2月26日閲覧。
  5. ^ 役員の状況ソニー有価証券報告書
  6. ^ 日経クロステック(xTECH) (2020年10月27日). “ビジネス変革に不可欠な「DcX」 データの価値を知って活用を進める”. 日経クロステック(xTECH). 2024年2月26日閲覧。
  7. ^ インテル鈴木社長の「デジタル人材育成」にかける思い。点を線、面にしていくためのプラットフォーム構築へ”. マイナビニュース (2023年6月22日). 2024年2月26日閲覧。
  8. ^ 房野麻子 (2024年1月4日). “「生成AIのローカルシフト」が始まる。インテル鈴木社長に聞く「デジタル化のHowがない日本」の脱出”. BUSINESS INSIDER JAPAN. 2024年2月26日閲覧。