鈴木俊三
すずき しゅんぞう 鈴木 俊三 | |
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生誕 |
1903年5月24日 愛知県額田郡岡崎町 (現:愛知県岡崎市) |
死没 | 1977年6月17日(74歳没) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 浜松高等工業学校機械科卒業 |
職業 | 実業家 |
親 | 木村善助(父) |
親戚 |
鈴木道雄(岳父) 鈴木修(娘婿) 木村資生(甥) 木村克美(甥) 鈴木俊宏(孫) 小野浩孝(義孫) |
鈴木 俊三(すずき しゅんぞう、1903年5月24日 - 1977年6月17日[1])は、日本の実業家。旧姓は木村(きむら)。
鐘淵紡績株式会社、鈴木式織機株式会社での勤務を経て、鈴木自動車工業株式会社社長(第2代)、鈴木自動車工業株式会社会長(初代)などを歴任した。
来歴
[編集]生い立ち
[編集]1903年5月24日に生まれ、愛知県の額田郡岡崎町(現:岡崎市)にて育った。浜松高等工業学校に進学し機械科にて学んだ。1927年、浜松高等工業学校を卒業した。その後、鐘淵紡績に技術職として入社した。このころ、実業家の鈴木道雄と出会い、道雄の長女との縁談が持ち上がった。1931年、道雄が経営する鈴木式織機に入社するとともに、道雄の長女と結婚して鈴木家に婿入りし、道雄の養嗣子となった。
実業家として
[編集]鈴木式織機においては、主に設計企画から輸出業務に至るまで幅広く手掛けた。1951年、自転車に原動機を取り付ければ運転者の労力が軽減できるとひらめき、翌年にバイクモーター「パワーフリー号」を発売し、ヒット商品となる。1954年、鈴木式織機は鈴木自動車工業に改組されるが、引き続き岳父である鈴木道雄を支えた。このころ、鈴木自動車工業は四輪車の製造に進出しようとしていた。四輪車事業に積極的な道雄に対して、俊三は当初懐疑的であったが、のちに必要性を理解し協力するようになる。1957年2月、道雄の後任として鈴木自動車工業の第2代社長に就任した。1973年5月、俊三の妻の義弟にあたる鈴木實治郎に社長の座を譲るとともに、自身は初代会長に就任した。1977年に死去した。
家族・親族
[編集]実家である木村家は鋳物業を営んでおり、技術者や学者を多く輩出している。生物学者の木村資生、および、化学者の木村克美は、いずれも鈴木俊三の甥である。また、婿入り先の鈴木家はスズキの創業家として知られており、多くの実業家を輩出している。俊三の岳父である鈴木道雄は鈴木式織機製作所を創業し、のちに鈴木式織機を経て鈴木自動車工業を設立した実業家である。俊三は道雄の長女と結婚して鈴木家の婿養子となり、道雄の養嗣子となった。俊三の娘婿である鈴木修は、俊三の長女と結婚して鈴木家の婿養子となり、鈴木自動車工業、および、スズキの社長を務めた。俊三の孫の鈴木俊宏も同じくスズキの社長を務めている。また、俊三の孫と結婚した小野浩孝は、通商産業省からスズキに転じたものの夭折した。そのほか、鈴木自動車工業の第3代社長を務めた鈴木實治郎は道雄の三女と結婚しているため、俊三の義妹の夫にあたるなど、著名な係累縁者が多数存在するため、下記の一覧では俊三の親族に該当する者のみ記載した。
系譜
[編集]鈴木道雄 | 道雄の長女 | ||||||||||||||||||||||||||||||
俊三の長女 | |||||||||||||||||||||||||||||||
鈴木俊三 | 鈴木俊宏 | ||||||||||||||||||||||||||||||
鈴木修 | |||||||||||||||||||||||||||||||
修の長女 | |||||||||||||||||||||||||||||||
小野浩孝 | |||||||||||||||||||||||||||||||
俊三の兄 | 木村資生 | ||||||||||||||||||||||||||||||
木村克美 | |||||||||||||||||||||||||||||||
- 赤地に太字が本人である。
- 係累縁者が多いため、鈴木俊三の親族に該当する著名人のみ氏名を記載した。
略歴
[編集]- 1903年 - 愛知県額田郡岡崎町(現:岡崎市)にて誕生。
- 1927年 - 浜松高等工業学校機械科卒業。
- 1931年 - 鈴木式織機入社。
- 1954年 - 鈴木式織機が鈴木自動車工業に改組。
- 1957年 - 鈴木自動車工業社長。
- 1973年 - 鈴木自動車工業会長。
- 1977年 - 死去。
脚注
[編集]- ^ 『昭和物故人名録 : 昭和元年~54年』日外アソシエーツ、1983年、p.268。
関連項目
[編集]ビジネス | ||
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先代 (新設) |
鈴木自動車工業会長 初代:1973年 - 1977年 |
次代 鈴木實治郎 |
先代 鈴木道雄 |
鈴木自動車工業社長 第2代:1957年 - 1973年 |
次代 鈴木實治郎 |