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金田一敦子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
きんだいち あつこ
金田一 敦子
生年月日 (1939-04-26) 1939年4月26日(85歳)
出生地 東京都[1]
国籍 日本の旗 日本
職業 女優
ジャンル 映画
活動期間 1957年[2] - 1960年[1]
主な作品
恋と花火と消火弾[3]
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金田一 敦子(きんだいち あつこ、1939年4月26日[1] - )は、日本の元女優

人物

[編集]

実業家金田一国士の孫[4]。従叔祖父に言語学者民族学者金田一京助がいる。父は東横百貨店渋谷店長[5][6]日本女子大学附属中学校を経て、日本女子大学附属高等学校に入学。1956年、女優をしていた叔母・三宅邦子の勧めで大映ニューフェイス10期生に応募し合格[5][6]。同高校を2年で中退した。なお、同期には田宮二郎叶順子市田ひろみ毛利郁子らがいた[5][6]。叶順子、仁木多鶴子とともに大映若手三人娘として売り出された[7]

1957年4月3日公開の映画『忘れじの午後8時13分』で女優デビュー[2]1958年11月22日公開の『恋と花火と消火弾』では宇佐ひろ子役で主演した[3]。また、ヒロインを演じた作品で著名なものとして、1958年6月22日公開の『恋を掏った女』での星野令子役[8]、1958年7月27日公開『夜霧の滑走路』の佐伯美沙子役[9]などがある

わずか3年間で30本以上の映画に出演したが、1960年4月27日の『大江山酒天童子』を最後に引退している[1]。次回作として『すれすれ』に出演が決まっていたが、ベッド・シーンがあった為に本人が辞退。家族からも女優を辞めるよう強硬に言われていたこともあり、そのまま引退した[7]

出演映画

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若き日の信長』(1959年)。左から青山京子、金田一敦子、8代目市川雷蔵
公開日作品名製作役名
1. 1957年4月3日[2]忘れじの午後8時13分[2]大映東京[2]見知らぬ女店員[10]
2. 1957年9月14日[11]健太と黒帯先生[11]大映東京[12]大山洋子[13]
3. 1957年9月29日[14]がんばれ!健太[14]大映東京[14]不明[14]
4. 1957年11月05日[15]駐在所日記[15]大映東京[15]咲子[16]
5. 1957年12月1日[17]暖流[17]大映東京[17]篠田高子[18]
6. 1958年1月15日[19]有楽町で逢いましょう[19]大映東京[19]関根令嬢[20]
7. 1958年1月29日[21]春高樓の花の宴[21]大映東京[21]門弟B[22]
8. 1958年3月18日[23]氷壁[23]大映東京[23]八代の秘書[24][信頼性要検証][25]
9. 1958年5月7日[26]猫は知っていた[26]大映東京[26]桑田ユリ[27]
10. 1958年3月5日[28][28]大映東京[28]花嫁[29]
11. 1958年6月22日[30]恋を掏った女[30]大映東京[30]星野令子[8]
12. 1958年7月27日[31]夜霧の滑走路[31]大映東京[31]佐伯美沙子[9]
13. 1958年8月12日[32]嵐の講道館[32]大映東京[32]有馬京子[33]
14. 1958年9月21日[34]母の旅路[34]大映東京[34]伊吹光代[35]
15. 1958年9月21日[36]都会という港[36]大映東京[36]仁科怜子[37]
16. 1958年11月1日[38]娘の冒険[38]大映東京[38]秘書[39]
17. 1958年11月22日[40]恋と花火と消火弾[40]大映東京[40]宇佐ひろ子[3]
18. 1959年1月14日[41]遊太郎巷談[41]大映京都[41]つう姫[42]
19. 1959年2月10日[43]最高殊勲夫人[43]大映東京[43]大島富士子[43]
20. 1959年2月18日[44]たそがれの東京タワー[44]大映東京[44]佐竹暁美[45]
21. 1959年3月17日[46]若き日の信長[46]大映京都[46]弥生[47]
22. 1959年5月1日[48]山田長政 王者の剣[48]大映京都[48]パッタマー姫[49]
23. 1959年5月13日[50]氾濫[50]大映東京[50]三田令子[51]
24. 1959年7月26日[52]暴風圏[52]大映東京[52]植草マリ[53]
25. 1959年8月19日[54]川向うの白い道[54]大映東京[54]佐山京子[55]
26. 1959年9月17日[56]実は熟したり[56]大映東京[56]水上みどり[57]
27. 1959年10月18日[58]貴族の階段[58]大映東京[58]氷見子[58]
28. 1959年12月27日[59]初春狸御殿[59]大映京都[59]第二の姫[60]
29. 1960年1月3日[61]セクシー・サイン 好き好き好き[61]大映東京[61]井上和子[62]
30. 1960年1月27日[63]流転の王妃[63]大映東京[63]皇后(婉容[63]
31. 1960年2月24日[64]嫌い嫌い嫌い[64]大映東京[64]新川紀久子[65]
32. 1960年4月6日[66]暁の翼[66]大映東京[66]高井敏子[67]
33. 1960年4月27日[68]大江山酒天童子[68]大映京都[68]桂姫[68]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d Kinejun.
  2. ^ a b c d e 忘れじの午後8時13分”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2022年12月4日 - ウェイバックマシン
  3. ^ a b c 恋と花火と消火弾”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  4. ^ 金田一春彦”. www6.plala.or.jp. 2022年3月13日閲覧。
  5. ^ a b c 金田一敦子 - 人物情報・関連映画 - 映画DB”. 映画DB. 2022年3月13日閲覧。[リンク切れ]
  6. ^ a b c 金田一敦子 - 人物情報・関連映画 - 映画DB”. 映画DB. 2022年8月28日閲覧。
  7. ^ a b 『キネマ旬報臨時増刊 日本映画俳優全集 女優編』株式会社キネマ旬報社、1980年12月31日、256頁。 
  8. ^ a b 恋を掏った女”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  9. ^ a b 夜霧の滑走路”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  10. ^ 忘れじの午後8時13分”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  11. ^ a b 健太と黒帯先生 (1957)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2022年1月2日閲覧。
  12. ^ 健太と黒帯先生(二部作)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  13. ^ 健太と黒帯先生(二部作)”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  14. ^ a b c d がんばれ!健太 (1957)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  15. ^ a b c 駐在所日記”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2023年4月24日 - ウェイバックマシン
  16. ^ 駐在所日記”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  17. ^ a b c 暖流(1957)”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2021年10月23日 - ウェイバックマシン
  18. ^ 暖流 (1957)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  19. ^ a b c 有楽町で逢いましょう”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2022年8月14日 - ウェイバックマシン
  20. ^ 有楽町で逢いましょう”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  21. ^ a b c 春高樓の花の宴 (1958)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  22. ^ 春高楼の花の宴”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  23. ^ a b c 氷壁 (1958)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  24. ^ JMDb.
  25. ^ 氷壁”. 国立映画アーカイブ. 独立行政法人国立美術館. 2023年6月13日閲覧。
  26. ^ a b c 猫は知っていた (1958)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  27. ^ 猫は知っていた”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  28. ^ a b c 母 (1958)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  29. ^ 母(1958)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2022年1月2日閲覧。
  30. ^ a b c 恋を掏った女 (1958)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  31. ^ a b c 夜霧の滑走路”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2022年10月4日 - ウェイバックマシン
  32. ^ a b c 嵐の講道館”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2022年12月1日 - ウェイバックマシン
  33. ^ 嵐の講道館”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  34. ^ a b c 母の旅路 (1958)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  35. ^ 母の旅路(1958)”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  36. ^ a b c 都会という港 (1958)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  37. ^ 都会という港”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  38. ^ a b c 娘の冒険”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2023年4月23日 - ウェイバックマシン
  39. ^ 娘の冒険”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  40. ^ a b c 恋と花火と消火弾”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2022年7月7日 - ウェイバックマシン
  41. ^ a b c 遊太郎巷談 (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  42. ^ 遊太郎巷談”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
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  44. ^ a b c たそがれの東京タワー (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  45. ^ たそがれの東京タワー”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  46. ^ a b c 若き日の信長 (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  47. ^ 若き日の信長”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  48. ^ a b c 山田長政 王者の剣 (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  49. ^ 山田長政 王者の剣”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  50. ^ a b c 氾濫(1959)”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2022年1月2日閲覧。 アーカイブ 2023年2月7日 - ウェイバックマシン
  51. ^ 氾濫(1959)”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
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  54. ^ a b c 川向うの白い道 (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  55. ^ 川向うの白い道”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  56. ^ a b c 実は熟したり (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  57. ^ 実は熟したり”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  58. ^ a b c d 貴族の階段 (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  59. ^ a b c 初春狸御殿 (1959)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  60. ^ 初春狸御殿”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  61. ^ a b c セクシー・サイン 好き好き好き (1960)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  62. ^ セクシー・サイン 好き好き好き”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  63. ^ a b c d 流転の王妃 (1960)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  64. ^ a b c 嫌い嫌い嫌い (1960)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  65. ^ 嫌い嫌い嫌い”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  66. ^ a b c 暁の翼 (1960)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。
  67. ^ 暁の翼(1960)”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2022年1月2日閲覧。
  68. ^ a b c d 大江山酒天童子 (1960)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2022年1月2日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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