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金洛兼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金洛兼
各種表記
チョソングル 김락겸
発音 キム・ナッキョム
英語表記: Kim Rak-gyom
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金 洛兼(金 絡謙、キム・ナッキョム[注 1]朝鮮語: 김락겸)は、朝鮮民主主義人民共和国軍人政治家朝鮮労働党中央委員会委員。朝鮮人民軍における軍事称号(階級)は戦略軍大将。朝鮮人民軍戦略軍司令官、朝鮮労働党中央軍事委員会委員を務めた。

経歴

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生年月日や出生地など詳しいことはわかっていない。2012年にミサイル戦力を総括する戦略ロケット軍司令部司令官に崔相麗上将の後任として就任した[5]。同年4月には朝鮮労働党中央軍事委員会委員に選出されている。2014年には上将に、2015年には大将に昇進した[6]2016年5月9日に開かれた、朝鮮労働党第7次大会で朝鮮労働党中央委員会委員に選出された。

2016年にはムスダンの発射失敗が相次ぎ、問責説が浮上したが火星10の発射実験に訪れた金正恩朝鮮労働党委員長と共に現れたため健在であった[7]

2017年2月12日に行われた北極星2号が発射された際に現れなかったことから更迭説が出たが[8]、同年11月29日に行われた大陸間弾道ミサイル火星15発射実験に金正恩朝鮮労働党委員長らとともに立ち会った[9]

2020年10月10日に開催された朝鮮労働党創建75周年を記念する軍事パレードで、金政吉が戦略軍司令官として紹介されたことから、同職から退いていた事が判明した[10]

脚注

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  1. ^ 処刑されたはずの李永吉・前人民軍総参謀長が復活 ハンギョレ
  2. ^ 北朝鮮のロケット軍司令官に金洛兼中将=韓国専門家 聯合ニュース
  3. ^ 金正恩氏「米国の行動をもう少し見守る」 猶予設けトランプ政権揺さぶり サンケイビス
  4. ^ 北朝鮮の戦略ロケット司令官はキム・ラッキョム 韓国研究者が主張 東亜日報
  5. ^ 北朝鮮のロケット軍司令官に金洛兼中将=韓国専門家 聯合ニュース 2012年12月6日
  6. ^ 北朝鮮ミサイル部隊統括の金洛兼司令官 大将に昇進 聯合ニュース 2015年12月4日
  7. ^ 「ミサイル失敗問責説」金洛兼戦略軍司令官、金正恩の隣で健在 中央日報 2016年6月24日
  8. ^ 北朝鮮のミサイル部隊責任者 更迭か=6カ月姿見せず 聯合ニュース 2017年2月17日
  9. ^ 北朝鮮「火星15」 車両で運ばれ固定式発射台から発射 聯合ニュース 2017年11月30日
  10. ^ 北朝鮮が軍部再編 ミサイル部隊率いる戦略軍司令官など交代 聯合ニュース 2020年10月14日

注釈

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  1. ^ 「キム・ナッキョム」はハンギョレによる表記である[1]。他には「キム・ラクギョム」[2]、「キム・ラクキョム」[3]、「キム・ラッキョム」[4]などの表記もある。

参考サイト

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북한정보포털

 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国
先代
崔相麗
朝鮮人民軍戦略軍司令官
2012年 - 2020年
次代
金政吉