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金子幸代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

金子 幸代(かねこ さちよ、1954年 -2021年5月13日[1])は、日本日本文学比較文学研究者、富山大学名誉教授。フェミニズムの観点を盛り込んだ森鷗外研究を中心に、演劇映画も対象とした比較文学研究に取り組んだ[2]

経歴

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出典、北日本新聞 2021.10.12 の記事[3]

埼玉県出身。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程日本文学専攻修了(文学修士)[2]一橋大学大学院言語社会研究科博士課程言語社会専攻単位取得満期退学[2]

1990年神奈川県立外語短期大学専任講師となった。1995年4月に解雇となり、不当解雇として訴訟を起こしている[4](後に復職)。

1996年12月から1997年3月まで、横浜市開港記念会館で鴎外文学教室を担当した[5]

2002年、富山大学人文学部教授[2]。富山大学へ赴任後は、地域に縁のある利賀演劇フェスティバル[2]小寺菊子についての研究なども行っている[6] [7] [8]

2008年、富山大学比較文学会を発足。研究発表会・講演会の開催や機関紙 富大比較文学[9]の刊行等を行った。

2009年、富山文学の会を設立。

2011年、「鷗外と近代劇」により、一橋大学から博士(学術) を受ける[10]。同作により第21回やまなし文学賞受賞。

2014年、富山大学を退任、名誉教授となる。

著書

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  • 『鴎外と<女性> ー 森鴎外論究』大東出版社、1992年
  • 『鴎外と神奈川』神奈川新聞社、2004年
  • 『鴎外と近代劇』大東出版社、2011年
  • 『森鴎外の西洋百科事典 『椋鳥通信』研究』鴎出版、2019年
  • 『鴎外 わが青春のドイツ』鴎出版、2020年

編著書

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  • 『鴎外女性論集』不二出版、2006年
  • 『小寺菊子作品集1 少女小説・小説』 桂書房、2014年

参考

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出典・脚注

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  1. ^ ツイッター
  2. ^ a b c d e 研究者情報 金子幸代教授”. 2013年10月13日閲覧。
  3. ^ 追想ありし日 : 金子幸代(かねこ・さちよ)さん(川崎市)”. 北日本新聞. 2021年10月12日閲覧。
  4. ^ https://web.archive.org/web/20011103212100/http://www.social.tsukuba.ac.jp/~yamane/union/anteroom007.html
  5. ^ “読書 鴎外と神奈川 金子幸代著”. 朝日新聞・朝刊・神奈川: p. 28. (2004年3月20日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  6. ^ “富山出身作家の小寺菊子、師の徳田秋声慕う絶筆 金子富山大教授が確認”. 北国新聞. (2012年3月20日). http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120320201.htm 2013年10月13日閲覧。 
  7. ^ 北陸地区国立大学連合協議会「北陸4大学連携まちなかセミナー」を開催
  8. ^ 金子幸代「富山の女性文学の先駆者・小寺(尾島)菊子研究(1)作品執筆年譜を中心に」『富山大学人文学部紀要』第51号、富山大学人文学部、2009年、208-184頁、CRID 1520572358795057536ISSN 03865975 
  9. ^ 『富大比較文学』
  10. ^ 金子幸代『鷗外と近代劇』 一橋大学〈博士(学術) 乙第470号〉、2011年。NAID 500000564226https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024033508-00 

外部リンク

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