フジヤマライナー
この記事の主題はウィキペディアにおける独立記事作成の目安を満たしていないおそれがあります。 (2013年11月) |
フジヤマライナーは、山梨県富士吉田市と大阪府大阪市を結ぶ高速バス路線である。ここでは大阪市から神奈川県小田原市を結ぶ金太郎号(きんたろうごう)についても併記する。
ともに全席指定制のため、乗車には予約が必要である。
概要
[編集]近鉄バスは2000年9月に運行を開始した、大阪市から山梨県甲府市を結ぶクリスタルライナーの利用状況が好評であることを踏まえ、今度は山梨県東部地方を結ぶ路線を開設することになった。そして2005年7月に山梨県東部地方を管轄する富士急行系列の富士急山梨バス(当時。現・富士急バス)との共同運行で開業した。
運行当初は夜行便と昼行便があったが、2007年より昼行便が廃止され現在は夜行便のみとなっている。
2008年10月1日に系統分離され、沼津・御殿場経由で新松田駅を結ぶ便「金太郎号」を新設し、「フジヤマライナー」の名称を引き継いだ富士吉田発着便は富士宮市経由となった。
2012年には期間限定で「フジヤマライナー」に4列シートの格安便(通常便に対し2,000円引き)を設定。翌2013年7月より通年運行に移行している。
運行会社
[編集]- 富士吉田線「フジヤマライナー」
- 小田原線「金太郎号」
- 近鉄バス(八尾営業所)
- 富士急モビリティ(湘南営業所)
停車地
[編集]富士吉田線「フジヤマライナー」
[編集]あべの橋駅 - 近鉄なんば駅西口(OCATビル) - 大阪駅前(地下鉄東梅田駅) - 京都駅八条口(F3のりば) - ( 名神高速道路・東名高速道路経由)- 東静岡駅(北口) - 富士駅 - 富士宮駅 - 大石寺 - 富士急ハイランドバスターミナル - 富士山駅 - 河口湖駅
- 2008年10月1日より金太郎号開設に伴い御殿場車庫と山中湖(ホテルマウント富士入口)は廃止された。
- 大阪駅前(地下鉄東梅田駅)は定期便(1号車)のみ乗降扱いを行い、臨時便(2号車以降)は停車しない。
小田原線「金太郎号」
[編集]近鉄なんば駅西口(OCATビル) - 大阪駅前(地下鉄東梅田駅) -(阪神高速池田線)-(名神高速道路)- 京都駅八条口(F3のりば) - ( 新名神高速道路・新東名高速道路経由)- 新富士駅 -(国道1号)- 沼津駅北口 -(県道394号)- 三島駅北口 - (国道246号)- 御殿場駅 - (東名高速道路)- 松田車庫 -(国道255号)- 小田原駅(東口)
- 富士山特急線を系統分離した形で2008年10月1日に開設。京都・大阪と静岡県東部・神奈川県西部とを結ぶ。新富士駅、沼津駅、御殿場駅は富士吉田線から移された停留所である。
- 大阪駅前(地下鉄東梅田駅)は定期便(1号車)のみ乗降扱いを行い、臨時便(2号車以降)は停車しない。
- 2017年1月より金太郎号のみ、あべのハルカス(天王寺駅)への停車を廃し、近鉄なんば駅西口(OCATビル)を始発終着とする路線短縮を行った[1]。
- 2017年2月1日より、神奈川県松田町内の停留所を新松田駅より松田車庫(富士急湘南バス本社)に変更。
- 大阪方面行の開放休憩は、かつての東名高速経由では富士川SAであったが、新東名高速経由に変更してからは清水PAで行っている。小田原方面行の開放休憩は土山SAで実施する。
沿革
[編集]- 2005年(平成17年)7月 - 「フジヤマライナー」運行開始。
- 2008年(平成20年)10月1日 - 「金太郎号」運行開始。
- 2010年(平成22年)3月20日 - 「金太郎号」が小田原駅東口へ延伸。東静岡駅への停車を廃止。
- 2012年(平成24年)3月16日 - この日から同年4月1日までの期間限定で「フジヤマライナー」に4列シートの格安便を運行(3列シートの通常便も運行)[2]。同様の格安便は同年7月14日 - 11月30日にも運行された[3][4]。
- 2013年(平成25年)7月5日 - 「フジヤマライナー」4列シート格安便の通年運行を開始(3列シートの通常便も引き続き運行する)[5]。
- 2015年(平成27年)4月24日 - 「金太郎号」三島駅北口停留所新設。
- 2017年(平成29年)5月8日 - この日から2018年(平成30年)3月15日までの期間限定で、「金太郎号」の平日(月~木)出発便のみ片道3,900円の割引運賃を適用(インターネット予約・席数限定/繁忙期除く)。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)
- 2024年(令和6年)4月1日 - 「金太郎号」松田車庫、なんばOCAT バス停廃止
車両・サービス
[編集]- 28人ないし27人乗り独立3列シート車で運行。格安便は4列シート車。
- ドリンクサービスおよび毛布・スリッパの貸与あり。
- 通路側プライバシーカーテンあり。近鉄バス便はコンセントに加え、Wi-Fi接続サービスあり。[16]
脚注・出典
[編集]- ^ 高速バス『大阪線・金太郎号』の停留所の移設及び廃止について 富士急湘南バス 2017年1月15日
- ^ “【期間限定】大阪・京都~東静岡・富士宮・河口湖・富士山駅間の夜行高速バス「フジヤマライナー」に、4列シートの格安便が登場!”. 近鉄バス (2012年2月24日). 2012年2月25日閲覧。
- ^ “【期間限定】大阪・京都~東静岡・富士宮・河口湖・富士山駅間の夜行高速バス「フジヤマライナー」に、4列シートの格安便が登場!”. 近鉄バス (2012年6月12日). 2012年7月9日閲覧。
- ^ “「富士山駅・河口湖~京都・大阪線(FUJIYAMAライナー)」おトクなライト便11月30日まで運行中”. 富士急行 (2012年10月1日). 2012年11月13日閲覧。
- ^ “【7月5日~】フジヤマライナー格安便(4列シート車)を運行致します!”. 近鉄バス (2013年6月17日). 2013年6月18日閲覧。
- ^ “4月8日更新 高速バスの運休について”. 近鉄バス (2020年4月8日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “【4/9~】高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運休について”. 富士急バス (2020年4月7日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “※4/6更新【高速バス運休】『金太郎号』小田原~京都・大阪線の運休について”. 富士急湘南バス (2020年4月6日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “6月30日更新 高速バスの運行再開について”. 近鉄バス (2020年6月30日). 2020年7月4日閲覧。
- ^ “【6/16~】高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運行再開につきまして”. 富士急バス (2020年6月9日). 2020年7月4日閲覧。
- ^ “※6/11更新【高速バス運行再開】金太郎号(小田原~京都・大阪線)の運行再開について”. 富士急湘南バス (2020年6月11日). 2020年7月4日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルスの影響に伴う高速バス運行状況について”. 近鉄バス (2021年1月20日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “【1/16~】高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運休について”. 富士急バス (2021年1月14日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “【高速バス】運休について※1/21追加”. 富士急湘南バス (2021年1月15日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運行再開について”. 富士急バス (2021年2月22日). 2023年11月22日閲覧。
- ^ 近鉄高速バス FreeWi-Fiサービススタート! 近鉄バス 2018年4月1日
外部リンク
[編集]- 近鉄バス 大阪・京都←→静岡・富士宮・富士山駅(フジヤマライナー)
- 富士急バス 大阪・京都~富士急ハイランド・富士山駅・河口湖駅(フジヤマライナー)
- 近鉄バス 大阪・京都←→沼津・三島・御殿場・小田原(金太郎号)
- 富士急湘南バス 大阪・京都~新富士・沼津・御殿場・松田車庫・小田原(金太郎号)