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フジヤマライナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金太郎号から転送)
金太郎号(富士急湘南バス・日産ディーゼル・スペースウイングA)
金太郎号(富士急湘南バス・日産ディーゼル・スペースウイングA)
フジヤマライナーに使用される車両(近鉄バス・日野セレガ)
フジヤマライナーに使用される車両(近鉄バス・日野セレガ)

フジヤマライナーは、山梨県富士吉田市大阪府大阪市を結ぶ高速バス路線である。ここでは大阪市から神奈川県小田原市を結ぶ金太郎号(きんたろうごう)についても併記する。

ともに全席指定制のため、乗車には予約が必要である。

概要

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近鉄バスは2000年9月に運行を開始した、大阪市から山梨県甲府市を結ぶクリスタルライナーの利用状況が好評であることを踏まえ、今度は山梨県東部地方を結ぶ路線を開設することになった。そして2005年7月に山梨県東部地方を管轄する富士急行系列の富士急山梨バス(当時。現・富士急バス)との共同運行で開業した。

運行当初は夜行便と昼行便があったが、2007年より昼行便が廃止され現在は夜行便のみとなっている。

2008年10月1日に系統分離され、沼津・御殿場経由で新松田駅を結ぶ便「金太郎号」を新設し、「フジヤマライナー」の名称を引き継いだ富士吉田発着便は富士宮市経由となった。

2012年には期間限定で「フジヤマライナー」に4列シートの格安便(通常便に対し2,000円引き)を設定。翌2013年7月より通年運行に移行している。

運行会社

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富士吉田線「フジヤマライナー」
小田原線「金太郎号」

停車地

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富士吉田線「フジヤマライナー」

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あべの橋駅 - 近鉄なんば駅西口(OCATビル) - 大阪駅前(地下鉄東梅田駅) - 京都駅八条口(F3のりば) - ( 名神高速道路東名高速道路経由)- 東静岡駅(北口) - 富士駅 - 富士宮駅 - 大石寺 - 富士急ハイランドバスターミナル - 富士山駅 - 河口湖駅

  • 2008年10月1日より金太郎号開設に伴い御殿場車庫山中湖(ホテルマウント富士入口)は廃止された。
  • 大阪駅前(地下鉄東梅田駅)は定期便(1号車)のみ乗降扱いを行い、臨時便(2号車以降)は停車しない。

小田原線「金太郎号」

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近鉄なんば駅西口(OCATビル) - 大阪駅前(地下鉄東梅田駅) -(阪神高速池田線)-(名神高速道路)- 京都駅八条口(F3のりば) - ( 新名神高速道路新東名高速道路経由)- 新富士駅 -(国道1号)- 沼津駅北口 -(県道394号)- 三島駅北口 - (国道246号)- 御殿場駅 - (東名高速道路)- 松田車庫 -(国道255号)- 小田原駅(東口)

  • 富士山特急線を系統分離した形で2008年10月1日に開設。京都・大阪と静岡県東部・神奈川県西部とを結ぶ。新富士駅、沼津駅、御殿場駅は富士吉田線から移された停留所である。
  • 大阪駅前(地下鉄東梅田駅)は定期便(1号車)のみ乗降扱いを行い、臨時便(2号車以降)は停車しない。
  • 2017年1月より金太郎号のみ、あべのハルカス(天王寺駅)への停車を廃し、近鉄なんば駅西口(OCATビル)を始発終着とする路線短縮を行った[1]
  • 2017年2月1日より、神奈川県松田町内の停留所を新松田駅より松田車庫(富士急湘南バス本社)に変更。
  • 大阪方面行の開放休憩は、かつての東名高速経由では富士川SAであったが、新東名高速経由に変更してからは清水PAで行っている。小田原方面行の開放休憩は土山SAで実施する。

沿革

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  • 2005年平成17年)7月 - 「フジヤマライナー」運行開始。
  • 2008年(平成20年)10月1日 - 「金太郎号」運行開始。
  • 2010年(平成22年)3月20日 - 「金太郎号」が小田原駅東口へ延伸。東静岡駅への停車を廃止。
  • 2012年(平成24年)3月16日 - この日から同年4月1日までの期間限定で「フジヤマライナー」に4列シートの格安便を運行(3列シートの通常便も運行)[2]。同様の格安便は同年7月14日 - 11月30日にも運行された[3][4]
  • 2013年(平成25年)7月5日 - 「フジヤマライナー」4列シート格安便の通年運行を開始(3列シートの通常便も引き続き運行する)[5]
  • 2015年(平成27年)4月24日 - 「金太郎号」三島駅北口停留所新設。
  • 2017年(平成29年)5月8日 - この日から2018年(平成30年)3月15日までの期間限定で、「金太郎号」の平日(月~木)出発便のみ片道3,900円の割引運賃を適用(インターネット予約・席数限定/繁忙期除く)。
  • 2020年令和2年)
  • 2021年(令和3年)
    • 1月16日 - この日の出発便より「フジヤマライナー」「金太郎号」とも当面の間運休[12][13][14]
    • 3月1日 - この日の出発便より「フジヤマライナー」運行を再開[15]
  • 2024年(令和6年)4月1日 - 「金太郎号」松田車庫、なんばOCAT バス停廃止

車両・サービス

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  • 28人ないし27人乗り独立3列シート車で運行。格安便は4列シート車。
  • ドリンクサービスおよび毛布・スリッパの貸与あり。
  • 通路側プライバシーカーテンあり。近鉄バス便はコンセントに加え、Wi-Fi接続サービスあり。[16]

脚注・出典

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  1. ^ 高速バス『大阪線・金太郎号』の停留所の移設及び廃止について 富士急湘南バス 2017年1月15日
  2. ^ 【期間限定】大阪・京都~東静岡・富士宮・河口湖・富士山駅間の夜行高速バス「フジヤマライナー」に、4列シートの格安便が登場!”. 近鉄バス (2012年2月24日). 2012年2月25日閲覧。
  3. ^ 【期間限定】大阪・京都~東静岡・富士宮・河口湖・富士山駅間の夜行高速バス「フジヤマライナー」に、4列シートの格安便が登場!”. 近鉄バス (2012年6月12日). 2012年7月9日閲覧。
  4. ^ 「富士山駅・河口湖~京都・大阪線(FUJIYAMAライナー)」おトクなライト便11月30日まで運行中”. 富士急行 (2012年10月1日). 2012年11月13日閲覧。
  5. ^ 【7月5日~】フジヤマライナー格安便(4列シート車)を運行致します!”. 近鉄バス (2013年6月17日). 2013年6月18日閲覧。
  6. ^ 4月8日更新 高速バスの運休について”. 近鉄バス (2020年4月8日). 2020年4月15日閲覧。
  7. ^ 【4/9~】高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運休について”. 富士急バス (2020年4月7日). 2020年4月15日閲覧。
  8. ^ ※4/6更新【高速バス運休】『金太郎号』小田原~京都・大阪線の運休について”. 富士急湘南バス (2020年4月6日). 2020年4月15日閲覧。
  9. ^ 6月30日更新 高速バスの運行再開について”. 近鉄バス (2020年6月30日). 2020年7月4日閲覧。
  10. ^ 【6/16~】高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運行再開につきまして”. 富士急バス (2020年6月9日). 2020年7月4日閲覧。
  11. ^ ※6/11更新【高速バス運行再開】金太郎号(小田原~京都・大阪線)の運行再開について”. 富士急湘南バス (2020年6月11日). 2020年7月4日閲覧。
  12. ^ 新型コロナウイルスの影響に伴う高速バス運行状況について”. 近鉄バス (2021年1月20日). 2021年1月24日閲覧。
  13. ^ 【1/16~】高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運休について”. 富士急バス (2021年1月14日). 2021年1月24日閲覧。
  14. ^ 【高速バス】運休について※1/21追加”. 富士急湘南バス (2021年1月15日). 2021年1月24日閲覧。
  15. ^ 高速バス 河口湖駅~大阪/京都線(フジヤマライナー)の運行再開について”. 富士急バス (2021年2月22日). 2023年11月22日閲覧。
  16. ^ 近鉄高速バス FreeWi-Fiサービススタート! 近鉄バス 2018年4月1日

外部リンク

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