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野田泉光院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野田 泉光院(のだ せんこういん、宝暦6年(1756年) - 天保6年(1835年))は、江戸時代修験僧(山伏)。本名は成亮(しげすけ)、俳号は一葉。

野田氏は代々佐土原藩に仕えており、当山派真言宗系の修験寺)安宮寺の住職を務めた。泉光院は文化9年9月3日1812年10月8日)、全国の諸山を巡る修行に出て、全国各地を訪れ、文政元年11月7日1818年12月4日)佐土原に帰った。

約6年2ヶ月にわたる旅を『日本九峰修行日記』に著し、当時の時代風俗を生き生きと活写している貴重な史料として、後世の歴史家より高く評価されている。

主な文献

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  • 著作『日本九峰修行日記』杉田直編、私家版、1935年
  • 著作『日本九峰修行日記』- 鈴木棠三校注『日本庶民生活史料集成2 探検・紀行・地誌 西国篇』(三一書房、1969年)
  • 宮本常一『野田泉光院 旅人たちの歴史』(未來社、1980年、新版2009年)ISBN 4624110528
  • 石川英輔『泉光院江戸旅日記』(講談社、1994年)ISBN 4062068419
    • 『大江戸泉光院旅日記』(講談社文庫、1997年)ISBN 4062635194
    • 『泉光院江戸旅日記』(ちくま学芸文庫、2014年)ISBN 4480096264