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野木京子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野木京子(のぎ きょうこ、1957年11月14日[1] - )は日本の詩人。詩誌「スーハ!」「マンドラゴラ」同人。

経歴

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熊本県八代市に生まれる[2]立教大学文学部英米文学科卒業。2007年詩集『ヒムル、割れた野原』で第57回H氏賞を受賞[3]2024年、詩集『廃屋の月』にて第35回富田砕花賞を受賞[4]広島市に在住していた経験があり、中国新聞「中国詩壇」の選者を務める。

著書

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詩集

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  • 『銀の惑星その水棲者たち』矢立出版、1995年7月。
  • 『枝と砂』思潮社、2000年10月。
  • 『ヒムル、割れた野原』思潮社、2006年9月。
    • 友人を失った経験を回顧しつつ、死別と自身にも必ず訪れる死について思索した作品を集めたもの。作中でよく用いられる「川」や「水の流れ」といったキーワードは彼岸との境にある三途の川などを象徴するものと解される[5]
  • 『明るい日』思潮社、2013年6月。
  • 『クワカ ケルカ』思潮社、2018年9月。
  • 『廃屋の月』書肆子午線、2024年3月。ISBN 978-4-908568-41-1

エッセイ

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  • 『空を流れる川―ヒロシマ幻視行』ふらんす堂、2010年10月。

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.460
  2. ^ "著者プロフィール:野木京子."書肆子午線. 2024年12月5日閲覧。
  3. ^ H氏賞に横浜の野木さん 現代詩人賞は東京の小長谷さん”. 朝日新聞. 2014年3月30日閲覧。
  4. ^ "野木京子詩集『廃屋の月』第35回富田砕花賞受賞!."書肆子午線(2024年10月25日). 2024年12月5日閲覧。
  5. ^ 西村則昭「現代詩における言葉 : 塊の現象学の観点とジャック・ラカンの観点より」『仁愛大学研究紀要』、仁愛大学、41-56頁、2007年。ISSN 13477765https://cir.nii.ac.jp/crid/1390858540814063360 

外部リンク

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  • 石と空と海 - 本人サイト(2012年4月14日時点のアーカイブ)