国家重点大学
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(重点大学から転送)
国家重点大学(こっかじゅうてんだいがく、正式名称: 中華人民共和国国家重点大学、単に重点大学ともいう)は、中華人民共和国(香港・マカオ・台湾地区を除く)の大学のうち、権威ある大学であると政府が認定し、予算の優先配分などの支援を行うものとして、設置者の別を問わず選定された大学のことである。
1954年、北京大学、清華大学など6校がはじめて指定され、1978年、88校が選定を受けた。1995年から、新たに「985工程」と「211工程」重点大学が指定されたが、いわゆる「国家重点大学」という言葉は、「中華人民共和国教育部直属」の重点大学という意味で現在も使用されている。
国家重点大学に指定された大学(211工程)
[編集]中国国内の多くのサイトで重点大学リストとして表示しているのはこれと同じものであるが、最近の大学の合併などが反映されていない。Wikipedia 中国語版の「中華人民共和国国家重点大学リスト」は本リストと比較して、大学の合併が反映されており複数の大学が追加されているが、追加された大学については重点大学とする根拠が(本リストを原典とすると思われる資料を除けば)乏しい。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 中国協和医科大学は、「北京調和医学院」に改称[1]。この医学院は清華大学と緊密に協力して学校を運営する必要を踏まえ「北京調和医学院=清華大学医学部」とも称する。北京調和医学院=清華大学医学部の学科建設は、清華大学側から「211工程」や「985工程」などの国家の重点の建設工事の全体的計画やその他の計画に組み込まれ、政策や資金投入などの方面で重点的に支持されている。そのため北京調和医学院は単独では「211工程」の名簿に入らない。
- ^ a b 1987年の国家教育委員会の決定によって、それまでの「中国地質学院」は、北京と武漢の組織を独立した実体とし、現状のように「中国地質大学(北京)」、「中国地質大学(武漢)」と別々の名称の法人格をもつようになった。2005年3月に教育部は中国地質大学本部を廃止し、北京、武漢の両大学を完全に独立組織とした。しかし、教育部の《“211工程”学校名簿》においては依然としてひとつの大学として扱われている。
- ^ a b 1998年の国家教育委員会の決定によって、それまでの「中国石油学院」は、北京と東営の組織を独立した実体とし、現状のように「中国石油大学(北京)」、「中国石油大学(華東)」と別々の名称となった。
- ^ a b 1993年の国家教育委員会の決定によって、それまでの「華北電力学院」は、現在の名称となり、北京に加え保定に校地が分設された。両キャンパスは一体的に管理されているが、「華北電力大学」、「華北電力大学(保定)」と別々の名称も用いられる。
- ^ a b 1988年の国家教育委員会の決定によって、それまでの「中国鉱業学院」は「中国鉱業大学」となったが、1997年に中国鉱業大学北京校区が成立し、両者は「中国鉱業大学」、「中国鉱業大学(北京)」と別々の名称となった。
- ^ a b c 211工程に指定された、3校の軍事学校のひとつ。
出典
[編集]- ^ 《中国协和医科大学更名的官方公告》
- ^ a b c d e 青海大学、海南大学、宁夏大学、西藏大学和石河子大学进入“211”工程序列,参见央视网,2009年2月6日,《我国基本完成优質高等教育合理布局》
- ^ 青海大学于2008年9月22日进入“211工程“行列
- ^ 宁夏大学于2008年9月15日进入“211工程“行列
- ^ 石河子大学于2009年1月4日进入“211工程”行列