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東北師範大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東北師範大学
Northeast Normal University, NENU
旧称 東北大学、吉林師範大学
モットー 勤奮創新、為人師表(「勤勉に新しきを創り、人に模範を示す」といった意味)
種別 国立大学、211工程重点校
設立年 1946年
学長 劉益春
教員数
専任教員1472人(教授381人、副教授462人)
所在地 中華人民共和国の旗 中国吉林省長春市南関区
北緯43度51分26秒 東経125度19分38秒 / 北緯43.8573度 東経125.3272度 / 43.8573; 125.3272座標: 北緯43度51分26秒 東経125度19分38秒 / 北緯43.8573度 東経125.3272度 / 43.8573; 125.3272
キャンパス 都市型
本部光区:0.73km2
浄月校区:0.94km2
中華人民共和国教育部
公式サイト http://www.nenu.edu.cn
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東北師範大学(とうほくしはんだいがく、中国語: 东北师范大学、略称「東北師大」「東師」、英語: Northeast Normal University, NENU)は、中華人民共和国吉林省長春市南関区にある国家教育部直属の「211工程」による重点大学のひとつ。1946年の設立当初は「東北大学」と称し、中国共産党東北地方に設立した最も重要な総合大学で、本部キャンパスのほかに、浄月キャンパスがある。

歴史

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1946年に「東北大学」という名称で、佳木斯(ジャムス)に創設される。1946年延安大学中国語版や華北連合大学(中国語: 华北联合大学:後の華北大学中国語版を経て北京外国語大学の前身のひとつ)から百名あまりの教員が「東北大学」に参加し、1948年に吉林大学(現在の吉林大学とは別[1][2])が合流、さらに1949年には、国立長春大学国立東北大学(後に「東北工学院」を経て現在の「東北大学」)など(の一部)が、次々と合流し、「東北大学」は長春へ移転した。1950年4月、中華人民共和国の教育を発展させるため、東北人民政府は校名を分かりやすくするためとして校名を「東北師範大学」と改めた(同年、「国立東北大学」は「東北工学院」と改称)。その後、1958年に校名は「吉林師範大学」と変更されたが、1980年に再び「東北師範大学」に戻された[2]

1948年に長春に移った当初、当時の「東北大学」の校長だったのは、有名な将軍・張学良の弟である張学思であった(兄弟の父は張作霖)。このほか、教育家の張如心[3]成仿吾、丁浩川[4]なども東北師範大学の前身校で校長や副校長を務めたことがある。

1971年7月から1977年9月まで、文化大革命の影響を受け、大学は業務を停止していた。再開後、最初の校長を務めたのは劉光であった。1998年からは史寧中が、2012年からは劉益春が校長である。

1995年以来、211工程に位置づけられ、重点的に拡充が進められる大学となっている。

現況

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東北師範大学は当初から「211工程」において重点的に建設する師範大学と定められており、中国全土で56校の設立認可が下りた、大学院が重点化された大学のひとつである。24567人の在校生(うち本科生14365名、博士、修士の大学院生9478人、外国人留学生724人)がおり、1472名の教員(うち教授381名)が、22学院、59専攻(本科の専門)、151種の修士号、111の博士号、34種の1級修士号、22種の1級博士号、博士課程修了者の科学研究流動拠点12、教育博士の専門職博士号、17種の専門職修士号、国家レベルの重点学科(2級)5か所、「211工程」による重点学科建設項目8項目、吉林省が「十二五」プロジェクトにより定める、1級の優位性を特色とする重点学科21か所、などを担当している。現在、大学には2つの図書館があり、合わせて約326万冊の蔵書がある。

東北師範大学には中国科学院の会員(院士)1名、第三世界科学院アの会員(院士)1名、教育部による長江研究者の特別招聘の教授4名、客員教授1名、中国科学院の「百人計画」に選ばれた教授3人、教育部の「世紀をまたぐ / 新世紀」の優秀な人材計画に選ばれた教員25人、「国家級教学名師」2人などがいる。2004年、国務院は東北師範大学に「全国就業先進職場」を授与した。このほか、東北師範大学は何度も教育部の賞を獲得している[5]

このほか、東北師範大学には、附属中学校 (東北師範大学附属中学)、附属実験学校、附属小学校、附属幼児学園がある。

特色

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  • 教師教育
  • 長期にわたり確固として初等教育教員を養成してきた。
  • 「院系教授委員会制度」を率先して探求して創立した。

校章の意義の解釈

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現在の東北師範大学の校章のデザインは、かつての校章の図案にあった「ペン先」、「五星」、「書籍」などを再構成したものである。校章の底部に見える3重の波線は「萌芽」を示すもので、小・中学校における教育を象徴しており、大学の設立趣旨である「初等教育への貢献」を具現化したものである。中段の開かれた書籍は、知識と文化の教育と伝承を象徴し、そのV字の形は英文の victory(勝利)も寓意している。上段の上向きの「ペン先」は、教育事業の発展、進取の精神を象徴している。色調は、藍と白の組み合わせを採っているが、藍色は世界の本源と希望、無限、理想、永久などを寓意し、白は純潔、高尚を象徴している。

学院(学部)組織構成

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学院

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日本における協定校

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  • 東北師範大学は、日本の様々な大学と提携し、協力関係を持っているが、特に、1985年に姉妹校関係を締結した宮城教育大学との学術交流、留学生交換は最も深い関係とされている[6][7]
  • また、岡山大学は、2007年に長春事務所を東北師範大学キャンパス内に設けている[8]
部局間協定

参考資料

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  1. ^ 現在の吉林大学の前身のひとつは、1946年に東北行政学院として、ハルビンで設立され、1958年に「吉林大学」と改称した旧・吉林大学であるが、ここで言及しているのは、吉林市で1946年4月に「吉林大学」として設立され、短期間だけ存在した大学のことである。
  2. ^ a b 校史回顧”. 東北師範大学. 2013年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月11日閲覧。
  3. ^ 張如心:首提“毛澤東同志的思想”的理論工作者”. YuwenWei.net (2009年8月30日). 2012年7月11日閲覧。
  4. ^ 1958年東北師範大学歴史事件”. 東北師範大学. 2012年7月11日閲覧。
  5. ^ 東北師範大学簡介”. 新華网 (2005年11月30日). 2012年7月11日閲覧。
  6. ^ 東北師範大学”. 中国国際放送局/China Radio International.CRI. (2009年1月21日). 2012年7月11日閲覧。
  7. ^ 宮城教育大学から海外への留学 東北師範大学”. 宮城教育大学. 2012年7月11日閲覧。
  8. ^ 東北師範大学訪問(2007.7.31--8.3)報告レポート”. 岡山大学. 2012年7月11日閲覧。

外部リンク

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