重定南奈子
表示
重定 南奈子(しげさだ ななこ)は、日本の数理生物学者。奈良女子大学名誉教授[1]。
経歴
[編集]1964年京都大学理学部物理学科卒業、1969年同大学理学研究科博士課程修了(物理学専攻)、理学博士(京都大学)。1970年同大学理学部助手(生物物理学教室)、1992年奈良女子大学理学部教授(情報科学科)、2005年同大学定年退職、名誉教授。2005年同志社大学文化情報学部教授、2010年同大学文化情報学部特別客員教授[2][1]。
この間、1979年米国ニューヨーク州立大学客員研究員、1980年米国スタンフォード大学客員研究員[2]、2007年 - 2008年日本数理生物学会会長 [1]
2007年米国芸術科学アカデミー外国人名誉会員 、2007年Ecological Research 論文賞、2008年日本応用数理学会論文賞(JJIAM部門)、2010年日本生態学会賞をそれぞれ受賞した[1]。
著書
[編集]- 単著
-
- 侵入と伝播の数理生態学.東京大学出版会、1992.10.
- 共著
-
- 岩波講座応用数学.生命・生物科学の数理、甘利俊一、石井一成、弓場美裕、太皷地 武、岩波書店、1993.7.
- Biological invasions : theory and practice.Oxford series in ecology and evolution、Kawasaki K. Oxford University Press、1997.
- 共著(分担執筆)
-
- Dispersal Ecology.Editors: James M. Bullock, Robert E. Kenward, Rosemary S. Hails、 Blackwell Science 、2002.
- Morphogenesis and Pattern Formation in Biological Systems.Sekimura T., Noji S., Ueno N., Maini P.K. (eds) Springer, Tokyo 2003.
- 生物の形の多様性と進化 -遺伝子から生態系まで-.関村利朗・野地澄晴・森田利仁 共編、 裳華房、2003.6.
- 文化情報学入門.村上征勝 編 勉誠出版 2006.3.
- 「空間」の数理生物学.日本数理生物学会 編・瀬野裕美 責任編集、共立出版、2009.:
- 共編著
-
- 攪乱と遷移の自然史 : 「空き地」の植物生態学.露崎史朗 共編、北海道大学出版会、2008.6.
- 共編
翻訳
[編集]- 生物学におけるダイナミカルシステムの理論、ロバート・ローゼン 著 ; 山口昌哉, 中島久男 共訳、産業図書、1974.
- 社会学の数学モデル、Haag, Günter Weidlich, Wolfgang 著 ; 寺本 英、中島 久男 共訳、東海大学出版会、1986.4.
- 新「人口論」 : 生態学的アプローチ、ジョエル・E.コーエン 著 ; 瀬野裕美, 高須夫悟 共訳、農山漁村文化協会 1998.3.
- 持続不可能性 : 環境保全のための複雑系理論入門、サイモン・レヴィン 著 ; 高須夫悟 共訳、文一総合、2003.10.
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “重定 南奈子 - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2020年2月17日閲覧。
- ^ a b “研究総括|さきがけ 生命現象の革新モデルと展開”. www.jst.go.jp. 2020年2月17日閲覧。