都立高校入試における英語スピーキングテスト問題
表示
この記事の主題はウィキペディアにおける独立記事作成の目安を満たしていないおそれがあります。 (2023年5月) |
都立高校入試における英語スピーキングテスト問題(とりつこうこうにゅうしにおけるえいごスピーキングテストもんだい)は、中学3年生に英語のスピーキングテストを実施し東京都立高等学校入試に反映させる東京都の方針をめぐる問題。
概要
[編集]英語スピーキングテスト(ESAT-J)は、東京都における英語教育の中で「話すこと」の能力を測るアチーブメントテストとして中学3年生に対して実施するもの。学習の成果をみるために都立高校入試にも活用される[1]。 このうち「都立高校入試への活用」をめぐり、主に以下のような点が問題視されている。
時系列
[編集]- 2017年 東京都教育委員会が民間活用の英語スピーキングテスト導入を決定[4]。
- 2019年11月 英語スピーキングテストのプレテスト(試行調査)を実施[4]。
- 2021年9月 英語スピーキングテストの名称を「ESAT-J[注 4]」に決定[5]。
- 2021年11月 ESAT-J確認プレテストを実施[5]。
- 2022年10月 ESAT-Jを入試に使わないことを求める都議会の条例案で都民ファ3議員が造反[6]。
- 2022年11月21日 保護者らがESAT-Jへの公金支出差し止めを求める住民訴訟を提訴[7]。
- 2022年11月27日 ESAT-J実施[1]。
- 2023年1月30日 「都立高校入試へのスピーキングテスト導入の中止を求める会」が音漏れ等の問題を調査するように求める要望書を提出[8]。
- 2023年7月13日 事業者からベネッセが撤退[9]。
- 2023年10月17日 次期事業者がブリティッシュ・カウンシルに正式決定[10]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “東京都立高校入試で英語スピーキングテスト 「改善の必要」指摘も”. NHK. (2022年11月28日) 2023年5月27日閲覧。
- ^ a b “都スピーキングテスト、実施直前に住民訴訟 なぜここまで反対の声が? 中村高康・東大教授に聞く- 都立高入試スピーキングの不可解”. 朝日新聞. (2022年11月24日) 2023年5月27日閲覧。
- ^ “ベネッセを厚遇する東京都に、都議からも「行政と企業の癒着が問われる事態」の声”. デイリー新潮. (2023年1月2日) 2023年5月27日閲覧。
- ^ a b “公平な採点 どう担保 都立高校入試 英語スピーキングテスト試行”. 東京新聞. (2019年11月19日) 2023年5月27日閲覧。
- ^ a b “東京都中学校英語スピーキングテスト事業について”. 東京都教育委員会 (2021年9月24日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ “都民ファ3人造反、賛成票で党除名 東京都議会本会議、英語スピーキングテスト「入試に使わない」条例案否決”. 東京新聞. (2022年10月7日) 2023年5月27日閲覧。
- ^ “英語スピーキングテスト支出の差し止め求め提訴 高校入試利用に反対の保護者ら「公教育を営利事業化」”. 東京新聞. (2022年11月21日) 2023年5月27日閲覧。
- ^ “英語スピーキングテスト「音漏れなど不公正の調査を」 英語教育関係者らが都教委に要望書”. 東京新聞. (2023年1月30日) 2024年10月7日閲覧。
- ^ “ベネッセが撤退へ 都立高入試の英語スピーキングテスト トラブル多発、本格導入からわずか2年”. 東京新聞. (2023年7月14日) 2024年10月7日閲覧。
- ^ “東京都のスピーキングテスト、ベネッセに代わる次期事業者を正式決定”. 朝日新聞. (2023年10月17日) 2024年10月7日閲覧。