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都営バス江戸川営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
都営バス葛西営業所から転送)
都営バス 江戸川自動車営業所
Tokyo Metropolitan Bus Edogawa bus office
所在地 東京都江戸川区中葛西4-9-11
営業開始 1972年(葛西営業所として)
所管系統数 18系統
主な運行担当区域 江戸川区内の縦貫路線(一部江東区・墨田区に乗り入れる路線あり)
バス収容可能台数 約152台(職員自家用車・検収庫分除く)
備考 江戸川営業所本部のデータ
かつては葛西営業所を名乗り、当時は江戸川区内完結路線よりも区外に乗り入れる路線の担当が多かった。
正面から見た江戸川自動車営業所

都営バス江戸川自動車営業所(とえいバスえどがわじどうしゃえいぎょうしょ)は、東京メトロ東西線葛西駅北西の江戸川区中葛西にあり、江戸川区・江東区周辺の路線を担当している都営バスの営業所である。都営住宅宇喜田アパートと、東京都交通局の職員住宅である葛西寮が隣接している。管轄下に臨海支所を置く。営業所記号はVを用いる。ナンバーは足立である。

1972年(昭和47年)に江東営業所葛西分車庫として設置され、その後、葛西自動車営業所となり、2004年4月1日の東京都交通局の自動車営業所組織再編で、名称を「江戸川自動車営業所」に変更し、同時に近隣にある臨海営業所をはとバス委託化のうえ「江戸川営業所臨海支所」とした。

東小松川分駐所

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都営バス 江戸川自動車営業所 東小松川分駐所
Tokyo Metropolitan Bus Edogawa bus office
Higashi-Komatsugawa yard
所在地 東京都江戸川区東小松川4-47-19
営業開始 1988年(当時は臨海営業所)
所管系統数 江戸川本部の項を参照
主な運行担当区域 江戸川管轄路線のうち都営新宿線の北側を走る系統の一部
バス収容可能台数 約56台(職員自家用車・検収庫分除く)
備考 臨海営業所が直営の頃は臨海の管轄であった。

江戸川自動車営業所東小松川分駐所(えどがわじどうしゃえいぎょうしょひがしこまつがわぶんちゅうじょ)は、江戸川区東小松川4丁目にある都営バスの車庫(分駐所)である。船堀駅前にあった旧・江戸川営業所が臨海営業所(現・臨海支所)として臨海町へ移転した際、その跡地に設置された船堀分駐所が前身で、その船堀分駐所が1991年(平成3年)に現在地に移転し、臨海営業所東小松川分駐所となった。その後、臨海営業所のはとバス委託に伴い江戸川営業所に管轄が変更され現在に至る。

概要

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かつて存在した境川操車所 (2002年)

江戸川営業所は、1972年(昭和47年)10月に開設された葛西自動車営業所を前身とする。葛西営業所は、江東区内の都電代替路線を受け持つために、境川に存在していた都電・錦糸堀営業所境川分車庫の跡地を利用して「境川営業所」として開設される予定だった。しかし、地元住民の反対があったため、営業所は荒川の反対側の葛西地区に新設する。一方、境川は上記代替路線(その後の錦14→都07系統)の待機スペースをメインとした操車場として開設され、住民への見返りとして定期券売り場を併設された。当初の葛西営業所が、江東区の系統を主としていながら江戸川区に車庫ができたのはこのためである。しかし2003年(平成15年)4月には都07系統の大部分が江東営業所に移管される(後に完全移管)ことに伴い、境川操車場が閉鎖される。現在はその跡地に回転寿司スシロー南砂店」が建っている。

2004年に、臨海営業所(当時)での運行業務がはとバスに委託されることとなり、臨海営業所担当の黒字系統と葛西営業所(当時)担当の赤字路線を振り替えた結果、江東区内の系統が減少し、江戸川区内の系統の受け持ちが大幅に増えた。これに伴い葛西営業所は名称を江戸川自動車営業所とし、同時に臨海営業所東小松川分駐所を引き継ぎ、臨海営業所も江戸川営業所の支所に降格となった。その結果、ターミナルである葛西駅西葛西駅と至近距離に位置することから車両回送の距離とコストが大幅に削減できることになり、この地に車庫を作ったことが大きな利点へと変化した[1]

沿革

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  • 1971年(昭和46年)3月18日都電の錦糸堀電車営業所境川派出所が廃止される。
  • 1972年(昭和47年)
    • 10月15日:江東営業所葛西分車庫として設置される[2]
    • 10月20日:葛西分車庫が葛西営業所に変更される[2]
  • 1979年(昭和54年)10月1日:都電境川派出所跡地に境川操車場を開設。
  • 1992年(平成4年)3月31日:錦14系統を都市新バス化、都07系統とする。
  • 2003年(平成15年)3月31日:境川操車場を廃止。都07系統の大部分を江東へ移管、平23系統を臨海から再移管。
  • 2004年(平成16年)4月1日:葛西営業所を江戸川自動車営業所に改称、営業所記号の「V」と亀24・錦28・平28・亀29系統も葛西から引き継いだ。臨海営業所東小松川分駐所を江戸川の管轄とし、同時に臨海営業所がはとバス委託化、江戸川営業所臨海支所となる。都07系統を江東の単独所管とし、亀23系統を江東へ、秋26・両28・AL01などの系統を臨海へ移管、新小21・新小22・錦25などの系統を臨海から移管する。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月28日:錦27系統を江東との共管とし、同時に小岩駅 - 船堀駅便(錦27-2系統)を設定する。
    • 4月1日:平28系統を臨海へ移管する。
  • 2009年(平成21年)4月1日:錦27系統の共管を解消する。
  • 2013年(平成25年)4月1日:新小29系統を臨海へ移管。同時に新小30系統を新小29-2系統として統合する。
  • 2014年(平成17年)4月1日:亀23系統を江東から再移管、葛西24系統を臨海へ移管する。

現行路線

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現在の所管路線は、「臨海営業所・支所から移管されたもの」「葛西営業所時代から継続されるもの」「江戸川営業所で所管開始したもの」の3タイプに分かれる。 その他では、臨時・貸切として、江戸川競艇場送迎、江東区中学校送迎を受け持っている。

江戸川営業所本所で主に担当する系統

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臨海からの移管路線

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FL01系統
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東大島駅最寄りの大島8丁目交差点を通過するFL01 (V-S673)

2000年12月12日、船堀駅から新大橋通り - 丸八通りを経由して、船堀駅 - 錦糸町駅では亀戸駅に近い水神森以外停まらない急行系統として、FL01系統が誕生した。その後、大島駅にも停車するようになったが、2007年2月より丸八通り経由から番所橋通りへの経路変更により大島駅を通らなくなるため、途中停車が東大島駅入口になり、同時に錦糸町駅 - 亀戸九丁目間において全停留所に停車する形に変更となった。

錦25系統
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  • 錦25:錦糸町駅 - 水神森 - 中川新橋 - 京葉交差点 - 船堀駅 - 三角 - 葛西駅
  • 錦25:錦糸町駅 - 水神森 - 中川新橋 - 京葉交差点 - 船堀駅
  • 錦25:船堀駅 - 三角 - 葛西駅
  • 錦25:葛西駅 → 三角 → 船堀駅 → 京葉交差点
  • 錦25出入:江戸川車庫 - 葛西駅
  • (出庫):東小松川車庫 → 京葉交差点 → 錦糸町駅
  • (出入庫):東小松川車庫 - 船堀駅 - 三角 - 葛西駅
    • 1947年(昭和22年)9月20日-27日:風水害により錦糸堀駅 - 三角線全線で運休[3]

終戦時には錦糸町 - 三角がすでに存在しており、江戸川の中では最古である。地下鉄東西線開通前は閑散時間帯が存在しないほどの高頻度で運行されていた。とくに亀戸駅付近から船堀駅を経由し葛西駅に至るまでの区間は、ちょうど鉄道空白地帯を縫うようにして走るため、現在でも6~9分間隔程度の運行頻度を維持している。当初は江東営業所、その後は旧・江戸川営業所が担当していたが、同所と今井支所の合併により臨海営業所が1987年に誕生してからは、臨海が担当してきた。しかし、臨海のはとバス委託に伴い、葛西駅至近にある江戸川営業所に移管された。そのため、現在は、臨海支所に移管された秋26系統に代わって葛西駅からの入出庫系統も錦25出入系統になっている。ほとんどは全区間通しでの運転だが朝・夜時間帯では途中の船堀駅発着、葛西駅発では最終便のみ京葉交差点止めもある。東小松川車庫前発の出庫便は本数が少ない。

西葛20・深夜03系統
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  • 西葛20甲:西葛西駅 - 新田住宅 - 堀江団地 - なぎさニュータウン
  • 西葛20乙:西葛西駅 - 中央卸売市場葛西市場 - 葛西臨海公園駅
  • 深夜03:西葛西駅 - 新田住宅 - なぎさニュータウン - コーシャハイム南葛西

新小岩から葛西沖(現・新田付近)まで船堀街道を南下する路線で、西葛22乙系統廃止後、船堀街道を走る最後の路線だった[4]。東西線の開通後は新小岩方面を切り捨て葛西駅から南葛西までの路線に付替え、路線も旧・新小20→葛西20系統に生まれ変わった。その後、西葛西駅開業で南葛西方面との乗り継ぎが薄れたため、西葛西駅折返しが増えていき、1985年に葛西駅乗入れを廃止している。この時の系統番号は葛西駅へ行かないにも関わらず葛西20系統だったが、1987年の臨海開所時に正式に西葛20系統と変更され、現在に至る[5]

乙系統は、1984年に西葛西からトラックターミナルを経由してなぎさニュータウンまでの路線として開通[6]した。その後、葛西臨海公園駅開業でこちらに振り向けられ、現在まで変化が無い。

区間便である西葛20乙出入の西葛西駅~臨海車庫、葛西臨海公園駅~臨海車庫線が2024年4月1日に廃止。[7]

葛西21系統
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  • 葛西21:葛西駅 - 東葛西九丁目 - なぎさニュータウン - コーシャハイム南葛西
  • 葛西21:葛西駅 - 東葛西九丁目 - なぎさニュータウン - コーシャハイム南葛西 - 葛西臨海公園駅

葛西24乙系統・葛西駅 - コーシャハイム南葛西と、臨海28丙系統(葛西臨海公園駅 - なぎさニュータウン)を統合して新設された。東西線と京葉線の間の地域のうち、環七通りより東側を通る。大半は全区間通しだが、朝夕を中心にコーシャハイム南葛西折り返し便もある。コーシャハイム南葛西→葛西臨海公園駅間は、平日朝ラッシュ時のみ国道357号の混雑を避けるため環七通りへ迂回する(南葛西第三小学校前には停車しない)[8]

2020年6月30日まではアリオ葛西店への無料送迎バスが並行して運行されていた。

2007年9月3日 - 2008年3月31日・2008年4月1日 - 2009年3月31日12月29日 - 1月3日7月22日 - 8月29日を除く)まで「雨降りダイヤ」を実施している。これは、前日の15時の気象庁情報で、翌朝6時から12時までの降水確率が50%以上の場合に、平日朝に1日当たり4往復増発するものだが、輸送力増強のために気象情報に関わらず運行されることもある。

新小22系統
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  • 新小22:葛西駅 - 今井 - 一之江駅 - 東小松川一丁目 - 京葉交差点 - 江戸川区役所 - 新小岩駅
  • 新小22:葛西駅 → 今井 → 一之江駅(平土最終前の1便のみ)
  • 新小22出入:葛西駅 → 今井 → 一之江駅 → 東小松川一丁目(最終便のみ)
  • 新小22:松江 → 一之江駅 → 今井 → 葛西駅(始発便のみ)

江戸川地区では、錦25系統に遅れて1946年から運行されている長老的存在。かつて浦安橋を渡り浦安終点まで行っていたが、途中で乙系統の廃止、丙系統の独立(→新小21系統)があり、葛西駅 - 新小岩駅の路線のみが残る。道幅の狭い区間が多く、今井街道の一之江駅 - 東小松川一丁目では商店街の中を、江戸川五丁目 - 瑞江中学校では新中川 - 江戸川堤防沿いを走る。

葛西駅発のうち新小岩駅行き最終の後に平日・土曜のみ一之江駅止まりが運転され、その次の葛西駅発の最終便が東小松川分駐所に滞泊する運用のため、東小松川から船堀街道を南下し、運行エリア外の船堀駅まで運行される(車内の路線図、みんくるガイドには記載なし)。2023年4月のダイヤ改正で、この船堀駅行きは東小松川一丁目止まりに変更となる。[9]

臨海28-1系統
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  • 臨海28-1:一之江橋西詰 - 一之江駅 - 古川親水公園 - 葛西駅 - 堀江団地 - 葛西臨海公園駅
  • 臨海28-1:一之江駅 - 古川親水公園 - 葛西駅 - 堀江団地 - 葛西臨海公園駅
  • 臨海28-1:葛西駅 - 堀江団地 - 葛西臨海公園駅
  • 臨海28-1出入:一之江橋西詰 ← 一之江駅 ← 古川親水公園 ← 葛西駅 ← 堀江団地 ← 臨海車庫前
  • 臨海28-1出入:一之江駅 → 古川親水公園 → 葛西駅 → 堀江団地 → 臨海車庫前
  • 臨海28-1出入:葛西駅 - 堀江団地 - 臨海車庫前
  • 臨海28-1出入:一之江駅 - 東小松川車庫

臨海営業所新設時に葛西駅より南側の路線を新小29出入系統(一之江駅 - 臨海車庫)として開通させたが、その後葛西臨海公園駅への路線が新小29乙系統になり、新小岩と全く関係ない路線だったため、新小29系統を整理して葛西駅より南側を臨海28系統として独立させた。臨海車庫方面の路線は、臨海営業所のはとバス委託時に江戸川営業所便を「臨海28」、臨海支所便を「葛西22出入」に分離し、同時に富士公園経由コーシャハイム行きの路線が臨海28→葛西22出入系統になり、臨海28系統グループから離脱している。その後、臨海28乙系統のみ2014年4月1日に臨海支所に移管した。2020年には臨海28のうち江戸川営業所担当分は「臨海28-1」に名称変更となった。「臨海28-2」および「臨海28-3」は臨海支所が担当している。

路線としては一之江駅から少し北にある一之江橋西詰までになっているが、一之江駅〜一之江橋西詰間は朝夕のみの運行であり、一之江駅あるいは葛西駅での折り返し運行が多い。

2007年からは、臨海28-1系統に並行して京成バス江戸川営業所が運行するシャトル☆セブン(環07・08系統)が急行便として運行されている。

葛西から継続した路線

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亀23系統
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  • 亀23:亀戸駅 - 西大島駅 - 北砂五丁目団地 - 亀高橋 - 南砂町駅 - 江東高齢者医療センター(循環)
  • 亀23:亀戸駅 - 西大島駅 - 北砂五丁目団地 - 亀高橋 - 南砂町駅(朝夕のみ)
    • 2001年8月7日:亀23系統が開通する。当初は葛西営業所担当だった。
    • 2002年5月30日:南砂町駅 - 江東高齢者医療センター間を延長する。運行形態を循環路線に変更する。
    • 2004年3月29日:葛西営業所から江東営業所に移管される。
    • 2014年4月1日:再び江戸川営業所の担当となる。

新砂地区の再開発を機に2001年8月に開設された路線で、江東区内の東西線で唯一都バス路線のなかった南砂町駅に乗り入れた。この系統が設定されたため、両28系統の亀戸駅発着が大幅に減らされた[要出典]。2002年5月に江東高齢者医療センターへ延長。医療センターの診療時間以外は、全便が南砂町駅止まりとなる[10]。当初は葛西営業所の担当で、2004年3月に江東営業所に移管されたが、2014年4月1日に再度江戸川営業所の担当となった。

亀24系統
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28系統(船堀橋 - 亀戸駅 - 横川三丁目 - 厩橋三丁目 - 浅草寿町⇒葛西橋 - 東大島駅入口 - 船堀橋を延長。亀戸駅 - 浅草寿町は草24系統:東大島駅 - 亀戸駅 - 横川三丁目 - 浅草寿町に分割)として運行が開始されてきた路線で、亀戸駅・大島地区から東砂地区への足に欠かせない路線であり、本数も1時間に5 - 6本運転される。西大島駅 - 東大島駅は都営新宿線と重複する区間となっている。出入庫時には葛西橋 - 江戸川車庫が運転されるが、こちらは葛西橋を出た後、旧葛西橋を経由して秋26系統と同じルートで葛西橋を渡って江戸川車庫へ向かっていたが、2015年8月17日以降運休中。

西葛27系統
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  • 西葛27:西葛西駅 - 東京臨海病院 - 臨海町二丁目団地
  • 西葛27:西葛西駅 → 東京臨海病院 → 臨海町二丁目団地 → 新田住宅 → 西葛西駅
  • 西葛27:西葛西駅 → 葛西水再生センター → 葛西市場 → 臨海町二丁目団地(平日土曜朝)
  • 西葛27:葛西水再生センター → 東京臨海病院 → 西葛西駅(平日夕方)

西葛西駅南西の清新町・臨海町に広がる大規模住宅団地と東京臨海病院、都立紅葉川高校へのアクセスを主目的とする路線。同一経路の西葛26系統とともに江戸川競技場へのアクセス路線で、競技会開催時には臨時直行便が運行される。通常は臨海町二丁目団地で運行を打ち切った後に西葛西駅へ向かうが、夜の便に臨海町二丁目団地以降も運転を打ち切らずに西葛西駅へ向かって循環する路線もある。平日・土曜は葛西水再生センター経由(東京臨海病院非経由)および水再生センター発東京臨海病院経由(臨海町二丁目団地非経由)西葛西駅行きが運転される。なお葛西水再生センター停留所には、2024年6月30日に至近距離として東京BRT葛西臨海営業所が開設されているが、都営バスはこの営業所内に入らない。

亀29系統
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  • 亀29:亀戸駅 - 西大島駅 - 境川 - 宇喜田 - 西葛西駅
  • 亀29:亀戸駅 - 西大島駅 - 境川 - 宇喜田 - 西葛西駅 - 葛西駅通り - 新田 - 堀江団地 - なぎさニュータウン

29系統(錦糸町駅 - 浦安)が発祥。錦29系統と名を変えて、1976年6月に亀戸駅発着の亀29系統となり、浦安地区からは1978年11月に撤退し浦安橋から長島町交差点を経由して葛西駅へと向かうようになったが、1990年3月に葛西駅乗り入れを取り止めている。現在の経路は1976年9月に設定された堀江団地 - 亀戸駅の亀29乙系統が原型で、1980年6月になぎさニュータウンへ延長され現在の運行区間となった。現在は西葛西駅 - 亀戸駅が中心的な運行区間で、なぎさニュータウン行きは少ない。なぎさニュータウン発着のうち入庫便に関しては葛西駅通り発着となっていたが(西葛西駅まで運転しない、葛西駅通り - 江戸川車庫は回送)、2018年1月のダイヤ改正で葛西駅通り行きは消滅し、回送での入庫となった。

競艇バス

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艇11 (V-E368)

江戸川競艇場来場者のための無料送迎バス。艇10系統は江東との共管(一時期は巣鴨営業所も参入していた時期もある)で、この系統専用停留所「西小松川町」が小松川橋京葉道路)近くに設置されている。艇11系統は急行04系統と臨海22系統登場までは新小21乙系統なき後唯一、船堀街道の宇喜田 - 船堀小学校を通る路線だった。船堀駅を出ると中川に沿って江戸川競艇場へ向かう。西葛西駅 - 船堀駅間の利用はできない。

東小松川分駐所で主に担当する系統

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臨海からの移管路線

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新小21系統・深夜12系統
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  • 新小21:新小岩駅 - 江戸川区役所 - 京葉交差点 - 船堀駅 - 棒茅場[11] - 宇喜田 - 西葛西駅
  • 新小21・深夜12:新小岩駅 - 江戸川区役所 - 船堀駅
  • 新小21:船堀駅 - 棒茅場 - 宇喜田 - 西葛西駅
  • (出庫):東小松川車庫 → 京葉交差点 → 江戸川区役所 → 新小岩駅
  • (出入):東小松川車庫 - 船堀駅

新小21系統は、西葛西駅を起点とし船堀駅を経由して新小岩駅を結ぶ路線。ほぼ全区間において船堀街道を走行する路線で、江戸川区の南北縦断路線となっている。沿線に江戸川区役所が存在することも影響し、旧・江戸川→臨海営業所時代を通じて収益は常にトップクラスで、江戸川区内の南北の大動脈となっている。このことも影響して、都市新バス路線「都08」を選定する際に候補として選ばれたこともあった。その後、遠回り経路を通っている船堀駅 - 宇喜田において、船堀街道を直進すると同時に一部停留所以外停車しない急行04系統が設定されたが、船堀街道が片側1車線であることもあってあまり大きな速達性を得ることができず、乗客数も伸び悩んだために数年で廃止された。

出入庫時には東小松川車庫前発着が運転される[12]。それと前後して両方向から船堀駅発着便も運転される。

深夜12系統は、ミッドナイト25の第12弾として2016年4月1日から運行を開始した路線である。城東地区の深夜バス設定は、1996年1月4日に廃止された深夜08系統以来となる。

この系統が通る棒茅場[11]バス停に、京葉交差点止めも書いてあるが実際にはない。

葛西営業所から継続した路線

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錦28系統
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当初は東京駅丸の内北口から新大橋通り経由で浦安、その後短縮されて今井まで東28系統として走っていたが、都営地下鉄新宿線が開業すると、同線と競合するため路線が短縮され錦28系統(錦糸町駅 - 大島駅 - 船堀駅 - 今井間、後に船堀駅止まりとなる)、1990年に現行の北砂五丁目団地経由に変更された。しかし、1990年12月に船堀乗入れを中止したため、FL01系統新設まで船堀橋を渡る都バス路線は途絶えていた。東大島駅の小松川口から平井駅への錦28乙系統もあったが、こちらは平28系統へと変更されている。

当初は旧・江戸川→臨海営業所の管轄だったが、1990年7月に平23甲系統と交換する形で葛西営業所に移管されている。

このほか、深夜時間帯に亀戸駅通り経由で東砂団地まで行く便が設定されていた時期がある。この便は錦28系統通常ルートとは異なり、深夜08系統と同じく江東営業所が担当していたが、1996年1月の深夜08系統廃止に伴い通常ルート(住吉駅経由)で葛西営業所担当の東砂団地行最終便に変更された。

江戸川として所管開始した路線

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錦27系統
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  • 錦27:小岩駅 - 菅原橋 - 江戸川区役所 - 京葉交差点 - 錦糸町駅 - 両国駅[13]
  • 錦27:小岩駅 - 菅原橋 - 江戸川区役所 - 京葉交差点 - 錦糸町駅
  • 錦27-2:小岩駅 - 菅原橋 - 江戸川区役所 - 京葉交差点 - 船堀駅
  • 錦27-3:東大島駅前 → 中川新橋 → 錦糸町駅 (平日の朝2本のみ)
    • 1951年(昭和26年)4月1日 - 128系統小岩駅 - 新橋駅の運行を開始する[14]
    • 1972年(昭和47年)11月12日 - 系統番号を変更する[15]。(128系統から橋27系統へ)。
    • 1974年(昭和49年)8月15日 - 新橋駅 - 箱崎町間を短縮し、小岩駅 - 箱崎町間とする[16]。系統番号が橋27から錦27に変わる。京成は路線名も変更、箱崎線となる。
    • 1982年(昭和57年)12月26日 - 江戸川営業所(現在の臨海支所)に移管される。
    • 1989年(平成元年)3月 - 江東営業所に再移管される。この間、1988年末頃からは共管となっていた。
    • 1989年(平成元年)4月24日 - 日祭日のみ[17]、両国駅[18] - 箱崎町間を短縮し、小岩駅 - 両国駅間とする[19]
    • 1996年(平成9年)9月7日:箱崎町 - 両国駅入口間を廃止のうえ両国駅発着に変更。同時に京成との共同運行を解消する。京成は小松川警察署止まりに短縮し、小74系統小松川線となる。
    • 2001年(平成13年)2月16日:京成の小74系統が京成タウンバスに移管される。
    • 2005年(平成17年)3月28日:江東営業所と江戸川営業所の共管となり、小岩駅 − 船堀駅間の錦27-2が開設される。
    • 2009年(平成21年)4月1日:江戸川営業所の単独所管となる[20]
    • 2018年 (平成30年) 4月1日:東大島駅 – 錦糸町駅行きの錦27-3が開設される。

小岩駅 - 両国駅を江戸川区役所、錦糸町駅を経由して結ぶ路線。1996年までは京成電鉄(現・京成バス)との共同運行を行っていた。

1951年に32系統として錦糸町駅 - 新橋駅で運転が開始された。運転開始2ヵ月後には京成電鉄が新規参入して相互乗入れ路線となり、錦糸町駅 - 小岩駅の延長、系統番号が128系統に改められた。その後は国鉄総武本線の輸送力増強の遅れに加え、営団地下鉄東西線も未開通だったこともあって並走する東京駅 - 市川駅間の107系統と共に都バス有数の大幹線に成長するが、都心部の道路の渋滞悪化と総武線複々線化工事進捗に合わせ、1970年(昭和45年)にまず107系統が廃止。総武快速線の東京・新橋乗り入れが実現した後の1974年には地下鉄日比谷線都営地下鉄浅草線で代替可能になっていた新橋駅と箱崎町の間が廃止された。

その後大きな動きはあまり見られなかったが、1989年4月に休日を除いて両国駅止まりへと変更された。箱崎町まで運転されていた当時は、東日本橋駅 - 箱崎町間において都心部の道路が一方通行であった関係で、小岩駅行きと箱崎町行きで通る経路が異なっていた[21]

1996年には残った休日日中の箱崎町発着も両国駅発着に切り替えられ、同時に京成との相互乗り入れを解消することとなった。このため、錦27系統の運行本数は、京成担当分が減ることとなった。

開通以来、臨海営業所(当時)が担当していた1982年12月から1989年3月までを除いてずっと江東営業所が担当してきたが、2005年3月28日から江戸川営業所が一部便の運行を担当することとなった。また、京葉交差点から分岐して小岩駅 - 船堀駅間で錦27-2系統の運行が開始された。[要出典]その後、2009年4月1日には、全便が江戸川営業所の担当となった[20]が、江東営業所への出入庫便だった小岩駅 - 錦糸町駅便は残されている。

小岩駅 - 小松川警察署間は京成タウンバスの小74系統小松川線が現在も走っており、共通定期券制度を実施している。

廃止・移管路線

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基本的に撤退系統は、臨海支所以外へ移管した系統のみ記述する。

旧・葛西営業所

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都07系統(グリーンスター)←錦14系統

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  • (都電38→錦14→)都07:錦糸町駅 - 亀戸駅通り - 西大島駅 - 境川 - 東陽町駅 - 木場駅 - 門前仲町
  • (錦14→)都07:錦糸町駅 - 亀戸駅通り - 西大島駅 - 境川 - 旧葛西橋 - 葛西車庫
  • (錦14→)都07:門前仲町 - 木場駅 - 東陽町駅 - 境川 - 旧葛西橋 - 葛西車庫

1972年(昭和47年)11月12日の第7次都電撤去で廃止された38系統の代替として運行を開始した錦14系統が前身で、1992年(平成4年)3月31日都市新バスに移行、都07系統となる。その後は2003年(平成15年)4月1日に江東営業所との共管となり、当営業所の江戸川営業所への改称と同時に撤退、葛西車庫発着も全廃となった。このうち錦糸町駅発葛西車庫行の最終便については現在、両28系統・第六葛西小学校行として臨海支所が運行している。

秋26・東26系統

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  • (26甲→)秋26:秋葉原駅 - 神田駅岩本町一丁目 ←小伝馬町・岩本町→ 東日本橋駅→ 浜町中の橋 - 白河 - 境川 - 旧葛西橋 - 葛西車庫 - 葛西駅
  • (26甲→)秋26:秋葉原駅 - 神田駅 ←岩本町一丁目 ←小伝馬町・岩本町→ 東日本橋駅→ 浜町中の橋 - 白河 - 境川 - 旧葛西橋 - 葛西車庫
  • (26乙→)東26:東京駅八重洲口 - 通り三丁目 - 西八丁堀 - 亀島橋 - 霊岸島 - 箱崎町 - 水天宮前 - 浜町中の橋 - 白河 - 境川 - 旧葛西橋 - 葛西車庫
  • (26乙→)東26:東京駅八重洲口 - 通り三丁目 - 西八丁堀 - 亀島橋 - 霊岸島 - 箱崎町 - 水天宮前 - 浜町中の橋 - 白河 - 境川 - 亀高橋 - 葛西橋

終戦後の1947年に洲崎営業所(現・深川営業所)の担当で境川 - 浅草寿町を26系統として開通。後に延長と短縮を繰り返し、上野公園 - 秋葉原駅 - 白河町二丁目 - 北砂町十丁目間となる。1957年に江東営業所へ移管、さらに1972年には葛西営業所の開設に伴い移管されてきた。その後1979年に上野公園〜秋葉原駅間を廃止し、白河〜葛西駅間を延長した。2004年4月をもって臨海支所へ移管、はとバス委託となった。

一方の東26系統は26乙系統として1970年4月に設定され、やはり秋26系統とともに江東営業所から葛西営業所に移管されてきた。歴史は古く、秋26系統の支線的役割を持つ。地下鉄の開業などで乗客が減り続けてきたので、末期には平日の朝夕と日・祝のみ運行されるように減便された。1982年12月に廃止、秋26系統のみが現在もはとバス委託で運行を続けている。

草28系統

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  • (都電29→)草28 : 神田駅 - 浅草橋駅 - 錦糸町駅 - 亀戸駅通り - 西大島駅 - 境川 - 葛西橋
  • 草28折返 : 亀戸駅 - 西大島駅 - 境川 - 旧葛西橋 - 葛西橋
  • 草28出入 : 神田駅 - 浅草橋駅 - 錦糸町駅 - 亀戸駅通り - 境川 - 旧葛西橋 - 宇喜田 - 葛西車庫
  • 草28出入 : 亀戸駅 - 境川 - 旧葛西橋 - 宇喜田 - 葛西車庫

1972年(昭和47年)11月12日の第7次都電撤去で廃止された29系統の代替として運行を開始した路線で、系統番号の「草」は浅草橋駅を意味していた。2000年(平成12年)12月12日に都心部を両国駅までに短縮のうえ現在の両28系統となり、その後ははとバス委託化に伴う臨海支所への移管、都07系統からの撤退などに伴う第六葛西小学校発着便の設定を経て現在に至る。神田駅の起終点停留所は現在も神田富山町停留所として秋26系統の葛西駅方面行(平日・土曜のみ)が使用している。

草32系統

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  • (41→)草32:平井駅 - 平井操車所 - 中平井 - 八広二丁目 - 中居堀 - 十間橋通り - 押上三丁目 - 押上駅 - 業平四丁目 - 太平三丁目 - 石原四丁目 - 石原一丁目 - 蔵前一丁目 - 浅草橋駅 - 浅草橋 - 馬喰町 - 東日本橋駅
  • 草32:押上駅 - 業平四丁目 - 太平三丁目 - 石原四丁目 - 石原一丁目 - 蔵前一丁目 - 浅草橋駅 - 浅草橋 - 馬喰町 - 東日本橋駅

1952年に押上 - 東京駅八重洲口間の41系統として開通。その後は路線の延長・短縮を繰り返し平井駅 - 東日本橋駅間の路線となっていたが、1975年8月に分割され平井側は平23乙系統(平井駅 - 両国駅)となった。当初は江東営業所の管轄だったが、葛西営業所の開設により移管された。1977年12月16日に廃止。草28(現・両28)系統同様系統番号の「草」は浅草橋駅の意味だった。

平23乙系統はのちに上野松坂屋発着に変更、上23系統として現在も運行中。

現・江戸川営業所

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西葛20系統

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  • 西葛20乙:西葛西駅 - 中央卸売市場葛西市場 - 臨海車庫
  • 西葛20乙:葛西臨海公園駅 - トラックターミナル - 臨海車庫前

西葛20乙系統のうち、路線のほぼ中間に位置する臨海車庫で折り返す運用が存在したが、西葛西駅~臨海車庫、葛西臨海公園駅~臨海車庫線ともに2024年4月1日に廃止。[7]

西葛01系統

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夜の宇喜田さくら公園に停車する西葛01 (V-E888)
  • 西葛01:西葛西駅 → 北葛西五丁目 → 西葛西駅(循環)

江戸川区の、西葛西駅の放置自転車対策の要望として、北葛西地区と西葛西駅を結ぶために開通した。平日朝夕のみの運行で、この路線限定の系統指定定期券が存在した。

1年間の限定で2005年春に開通したが、北葛西地区から葛西駅へ向かう葛西24と競合するためか最初から成績は悪く、試験期間満了で廃止濃厚と思われた。しかし、継続調査のため試験期間が1年間延長され、2007年3月の運行をもって試験運行を終了。代替として西葛26折返系統(西葛西駅 - 行船公園 - 船堀駅)が新設された。

新小29・30系統

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廃止された新小29系統春江町終点
  • 新小29乙:東新小岩四丁目 - 新小岩駅北口 - 菅原橋 - 松江 - 一之江駅 - 春江町終点
  • 新小30:東新小岩四丁目 - 新小岩駅北口 - 菅原橋 - 松江 - 一之江駅 - 葛西駅 - 葛西駅通り - 臨海町二丁目団地 - 東京臨海病院

新小29乙系統は2013年4月1日の改編で廃止され、春江町終点も廃止された(一之江駅と春江町終点の間は京成バスの小76系統が並走しており、代替となる)[22]。残存路線は臨海に移管され、同時に新小30系統も新小29-2系統として統合された。春江町終点の跡地は現在、瑞江公園の一部として整備されている。

深夜10系統

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深夜10 (V-L729)
  • 深夜10:西葛西駅 → 東京臨海病院 → 臨海町二丁目団地 → 新田住宅 → 西葛西駅

西葛27系統の深夜便。臨海町二丁目団地で運行を打ち切らず循環経路を取る。2022年(令和4年)4月4日より運行休止。[23]

車両

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指定車種:葛西営業所開設時は日野自動車。当初はUD車(日産ディーゼル。現在のUDトラックス)も江東営業所からの台数補助で在籍。江戸川営業所への名称変更後はいすゞ自動車

現在は、年度別入札購入の為、製造を中止したUDトラックスを除くディーゼル3社が、その年度の前期、後期に分かれて配置される。後段に詳細。 音声装置レシップ→ネプチューン(現・レゾナント・システムズ

江戸川営業所となってからはいすゞを導入[24]している。葛西時代の指定は日野、ボディは帝国自動車工業→日野車体工業(現・ジェイ・バス小松事業所)で、営業所の斜め向かいに東京日野自動車の営業所・工場があるため、故障時に出張修理も見られた[25]。さらに葛西営業所発足当時は江東営業所から転入のUD車(富士重工業製。一部は北村製作所製)71台と、新車の日野・RE100(帝国自動車工業製)が66台という構成だった。江戸川営業所となってしばらくしてからは西葛01系統の専用車として南千住営業所から三菱ふそう・エアロミディが3台(E888 - 890号車)転入しており、廃止後も江戸川営業所に残留し混雑率の低い路線(新小29・30系統など)に限定して使用されていたが、2011年9月に運用離脱し、W代車に置き換えられた。

品川深川営業所青梅支所とともにH - L代までのノンステップ車方向幕LEDに改造され、同所配属車の大半が改造済みとなっていたが、車両の置き換えが進み、現在はLED化率100%である[26]。さらに2008年春に渋谷営業所から三菱ふそう・エアロスターMBECSIIのB627号車が転入し、約4ヶ月在籍した。中型ロング車(日野・レインボーHR)もH - L代で続けて導入されたが、2015年12月までに臨海や港南、青梅支所などへ転出し配置がなくなった。

リフト車の初配置は1995年と遅れたものの、ノンステップ車の初配置は1997年度と早く、葛西担当だった都07系統(グリーンスター。現在は江東営業所担当)に日野・ブルーリボンのリフト車やノンステップ車が投入されていた[27]日野・HIMRも1992年度のグリーンスター仕様を皮切りに1998年度まで(1996年度を除く)各世代全て配属[28]されていたが、これらはバリアフリーに対応できないツーステップ車で、ノンステップ車の増加により末期は出番が大幅に減り、その後全廃となったが、末期は平日の新小22系統でダイヤ固定されながらもノンステップ車に混じって運用され、元々の所属地だった葛西営業所出身路線に入ることは基本的にはなかった。他に葛西営業所出身の日野・ブルーリボンノンステップ車(F452 - F454号車)が在籍していたが、こちらも臨海28乙系統(葛西駅〜臨海車庫前)、西葛20乙系統(西葛西駅〜葛西臨海公園駅)といった臨海支所出身の東西線以南の系統に入ることがほとんどであった。

現在、葛西営業所出身車はいすゞ・エルガのK代車が7台(K485 - 491号車)だけで、臨海営業所出身系統(新小21、新小22、錦25系統など)のほか葛西営業所出身系統(亀23、亀29、錦28系統など)や江東営業所出身の錦27系統にも入っている。いすゞ・エルガのうちL代車は臨海営業所出身で、江戸川営業所発足時に転入してきた。

2006年度はUD・スペースランナーRAが導入され、結果的に4メーカー全てを保有することになった。2007年度は4年ぶりの日野車として(大型車に限れば1999年度以来)ブルーリボンIIが配置された。2008年度はUD・スペースランナーRA、2009年にはいすゞ・エルガが配置され、その後2010年・2011年・2013年には三菱ふそう・エアロスターが配置され、4メーカーの大型車が揃った。2012年・2014年・2015年・2016年・2017年にはいすゞ・エルガが配置されている。 2019年9月~2020年度にかけて、2020年度の東京五輪開催に伴う輸送増強のための大規模な新車増備が開始され、E代・2020年度はF代の(E代1次車に関しては、いすゞ・エルガ)の導入が開始されている。一番始めに江戸川へE代1次車4台が導入された。同時に、都営バス最後のV8エルガ(KL-LV280L1改)の全廃・M、N代車の除籍も開始されている。

脚注

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  1. ^ 回送距離を比較すると、葛西駅の場合は臨海 3.1 km に対し江戸川 1.0 km 、西葛西駅の場合は臨海 2.5 km に対し江戸川 1.7 km である。[要出典]
  2. ^ a b 東京都交通局編、「東京都交通局70年史―再建10年の歩み」、東京都交通局、1981年、343頁
  3. ^ 昭和二十二年九月の風水害の概要、東京都総務部文書課、1947年12月25日発行、Page25
  4. ^ 艇11系統を除くと、この路線を最後に船堀街道を走る路線は2000年開通の急行04系統まで存在しなかった。
  5. ^ 以前は新小岩駅の改札付近にあるバス乗り場の案内板の中に「新田」が記載されており、かつてこの路線が新小岩まで到達していたことを示す貴重な生き残りであったが、2018年の旧改札解体と共に案内板は撤去されている。
  6. ^ しかし1986年頃のダイヤでは、全便がトラックターミナル止まりで、実際になぎさニュータウンまで運行した時期が存在したのかは不明である。
  7. ^ a b 都営バスのダイヤ改正について 東京都交通局 2024年4月29日閲覧
  8. ^ 都営交通お客様センター等に寄せられたお客様の声(令和3(2021)年12月分)” (PDF). 東京都交通局 (2022年2月). 2023年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
  9. ^ 都営バスのダイヤ改正について 東京都交通局 2023年3月24日閲覧
  10. ^ 亀戸駅時刻表、tobus.jpにおける亀戸駅時刻表、2010/05/30閲覧
  11. ^ a b 「ぼうしば」と読む
  12. ^ この停留所は、早朝に運転される数便の新小岩駅行き以外はすべて船堀駅発着となる。なお東小松川車庫前停留所はこの路線しか停車しない。
  13. ^ 東京都乗合自動車の運行系統の名称及び区間、昭和54年11月22日 交通局告示第11号
  14. ^ 東京都交通局60年史、東京都交通局、350page、Ⅱ-1-46表 相互乗入系統一覧表
  15. ^ 東京都交通局70年史、東京都交通局、343page
  16. ^ 東京都交通局70年史、東京都交通局、59page
  17. ^ とえいこうつうのごあんない、1991年版より
  18. ^ 現在の「両国駅入口」停留所
  19. ^ 東京都交通局80年史、東京都交通局、Page350
  20. ^ a b 都営バスのニュース、2009年3月24日、東京都交通局
  21. ^ 都バス路線案内1993年版より
  22. ^ 都営バスの路線変更等について - 東京都交通局2013年3月12日
  23. ^ 都営バスからのお知らせ 東京都交通局 2023年12月9日閲覧
  24. ^ 葛西時代にもK代大型車のみいすゞより購入。AL01予備車として小滝橋営業所からもE876号車を練馬ナンバーのまま借り入れていたほか、その後小滝橋からT850号車が転入、E876号車は小滝橋へと戻った。
  25. ^ 日野自動車の工場内に、他所の日野車が修理のため入場している光景も良く見られる。
  26. ^ 2016年2月現在、江戸川のほか品川、港南、新宿、杉並、青梅、巣鴨、練馬、江東、臨海、深川の各営業所・支所が該当する。
  27. ^ リフト車は、1997年の都07系統へのノンステップ車導入により、同じく葛西担当だった秋26系統へ移動された。ノンステップ車はこれ以前に新宿に配置されたC201号車(後に北営業所所属)が試験運行として当時の葛西営業所所轄の路線のうち、競艇輸送(艇10・11系統)以外の各路線で試験運行された。
  28. ^ 1993年度車のみ、全車が杉並からの転入。

参考文献

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  • 都営バス系統案内図
  • 都バス担当(系統)営業所一覧表
  • 方面別新旧系統一覧表(以上、東京都交通局発行、1972年12月1日版)
  • 都営交通路線案内図(東京都交通局発行、1978年版)

関連項目

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座標: 北緯35度40分4.3秒 東経139度52分4.2秒 / 北緯35.667861度 東経139.867833度 / 35.667861; 139.867833