郜永清
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郜 永清(こう えいせい、Gao Yongqing、? - 1861年)は、清末の白蓮教徒の蜂起の指導者の一人。
河南省帰徳府商丘県金楼寨の出身。八卦教の分派の離卦教の開山祖師の郜雲隴の末裔。祖父の代からの白蓮教徒で、1861年に「終末は近い。救済を求める者は金楼寨に集まれ」と宣言し、衆を集めて蜂起した。金楼寨はセンゲリンチン(僧格林沁)率いる清軍に包囲されたが、白蓮教徒たちは捻軍の援助を得、安徽省の捻軍の王明と李永年が金楼寨に入って防衛に加わった。郜永清が戦死(病死との説もある)した後は弟の妻の郜姚氏が戦闘を継続したが、1862年3月16日に104日間の戦闘の末に金楼寨は陥落し、郜姚氏ら1400人余りが殺害された。
参考文献
[編集]- 郭穀生・史式編『太平天国大辞典』、中国社会科学出版社
- 張珊『捻軍史研究』、文化芸術出版社