道化恐怖症
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道化恐怖症(どうけきょうふしょう、英: Coulrophobia)は、恐怖症のひとつ。メーキャップしたピエロを見ると、本来ゆかいなおどけものを象徴したそのキャラクターに対して極めて恐怖感を覚える病的な心理。ピエロ恐怖症、クラウン恐怖症。英語表記をカナ転記したコルロフォビアも用いられる。
道化恐怖症は、いわゆる精神科医の手助けが必要な不安障害などとは異なる。恐怖感を感じる理由として「メーキャップされた顔からは、感情を読み取ることが出来ないから[1]」「欧米ではサーカスが身近で、物心付く前、なんにでも恐怖を感じる年齢の時にピエロを見るから」「バットマンのジョーカーなど、ピエロの一般イメージを逆手にとって、逆に悪役パターンが多く、そのイメージが定着した」などの説がある。ジョニー・デップもこの恐怖に襲われており、克服のためにあえてピエロの人形を家に置いている[2]。
脚注・出典
[編集]- ^ 『大人も知らない?ふしぎ現象事典』2021年 マイクロマガジン社 102頁
- ^ “ジョニー・デップも悩まされる「ピエロ恐怖症」が欧米で拡大中”. 東スポWeb (東京スポーツ新聞社). (2015年4月10日) 2017年5月26日閲覧。
関連項目
[編集]- IT - ピエロの姿をした怪物が登場するホラー映画。
- バットマン、ダークナイト、ジョーカー - ピエロのような化粧をした悪役ジョーカーが登場する映画。
- 江戸川乱歩 - ピエロの扮装で殺人を重ねる怪人が登場する『地獄の道化師』という小説がある。