道化師殺人事件
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ジャンル | アドベンチャーゲーム |
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対応機種 | PC-9801 (PC-98) |
開発元 | シンキングラビット |
発売元 |
シンキングラビット リバーヒルソフト(リメイク版) |
シナリオ | 今林宏行 |
美術 | 米田朗 |
人数 | 1人 |
メディア |
FDD CD-ROM(リメイク版) |
発売日 |
1985-03-xx |
道化師殺人事件(どうけしさつじんじけん)は1985年3月、『鍵穴殺人事件』に続く「ディスクミステリー第2弾」として、シンキングラビットから発売されたミステリーアドベンチャーゲーム。当初はPC-9801版が発売され、遅れてPC-8801、MZ-2500に移植、1988年にはBGMが追加されたX68000版が発売された。1990年代後半にはリバーヒルソフトから『ミントン警部の捜査ファイル「道化師殺人事件」』のタイトルで、セガサターン、PlayStation、Windows向けにリメイク版が発売された。
ストーリー
[編集]時は1932年。イングランド南部の港町ブライトンにて巡業中のサーカス団で殺人事件が発生した。被害者は道化師のシャルル・デュボワ。被害者はシャワー室で背後から心臓をひと突きで殺害されていた。プレイヤーはロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)から派遣された刑事となり、証拠を集めて容疑者を絞り込み、事件を解決しなければならない。
登場人物
[編集]- シャルル・デュボワ - 道化師。事件の被害者。
- マルタン・ルドック - もう一人の道化師。(声・古田信幸)
- メリー・マッコーラン - ブランコ乗り。殺人の第一発見者。(声・松井菜桜子)
- マーカス・ピグリィ - 奇術師。(声・菅原淳一)
- ハワード・フィルビー - 猛獣使い。(声・石丸博也)
- デュイ・ゼフール - サーカス団長。(声・筈見純)
- ジョセフ・マッコーラン - メリーの兄でナイフ投げ。
- ミントン警部(声・小野健一)
※声優はリメイク版のもの
システム
[編集]ゲームはアドベンチャーゲームの初期のスタイルを踏襲しており、コマンド入力方式にて進行する。コマンド入力は英語と日本語両方に対応し、日本語の場合「名刺+動詞」のほか「名詞+助動詞+動詞」でも入力を受け付ける。
移植版
[編集]- X68000版 - FDD2枚組み。FM音源によるBGMが追加され、フルカラー高解像度のグラフィックに描き直された
- プロジェクトEGG配信版(2023年4月17日現在配信終了)
リメイク版
[編集]- セガサターン - 1997年10月30日 発売。コマンド入力方式からコマンド選択方式に変更された。マップ内の移動はカーソルキーにて行い、会話は音声によって行われる。マップのグラフィックはプリレンダリング3DCGによって描かれており、3D視点として360度周りを見渡すことができる。背景はロンドン郊外の町並みを再現しており[1]、人物はポリゴンではなく米田朗によるイラストで描かれている[2]。登場人物は50人以上。全てのセリフは声優によって吹き込まれている。容疑者を呼び出して尋問する時には、優しい態度から厳しい態度まで3通りの態度を選ぶことができる。[3]
- PlayStation - 1997年12月4日発売。内容はセガサターン版を踏襲。
- Windows95版 - 1997年12月4日発売。内容はセガサターン版を踏襲。
評価
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徳間書店『サターンFAN』1997年20号の「サターンソフト インプレッション」では合計27点(満50点)となっており、「フラグ立てが多い」「移動速度が遅い」「字幕がない」などの否定的な評価が見られるが、ゲームの雰囲気やシナリオは肯定的な評価を得ている。
攻略本
[編集]- 『電撃攻略王 ミントン警部の捜査ファイル「道化師殺人事件」公式攻略ガイド』(1997年11月発売 メディアワークス)ISBN 978-4073074830