運航票
表示
運航票(うんこうひょう、ストリップとも。Flight Progress Strip、FPS[1])とは、航空交通管制において、航空管制官が利用する、短冊状の紙片。便名や航空機の形式、出発地と目的地や経路、トランスポンダのスクォーク等が記載されている[2]。指示した高度や速度等を記入し、記憶保持に役立てることができる[3]。
概要
[編集]縦2.5cm、横20.5cmの細長い紙に、飛行計画を基にした必要最低限の情報を、進行方向によって色を変えて印刷したものである。専用のホルダーに入れ、運航票卓に並べられる[4]。
内容
[編集]運航票には、以下の内容が印字され、速度や高度の変更を記録するメモ欄も設けられている[5]。
脚注・出典
[編集]- ^ 福島幸子ほか 2004, p. 1.
- ^ 井上孝司 (2014年5月12日). “航空機とIT(3) 航空機の運航管理(3) 運航票とFDP”. マイナビニュース. 2015年4月16日閲覧。
- ^ 福島幸子ほか 2004, p. 3.
- ^ 福島幸子ほか 2004, pp. 3–4.
- ^ 福島幸子ほか 2004, 図2.
参考文献
[編集]- 福島幸子; 岡恵; 三垣充彦; 東福寺則保 (2004). “航空路管制における電子運航票プロトタイプの開発と評価”. 電子航法研究所 研究所報告第110号 2015年4月16日閲覧。.