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通嬪(とうひん、? - 1744年)は、清の康熙帝の側室。姓はナラ(納喇、あるいは那拉、納蘭)氏(Nara hala)。
父は監生の常素代(あるいは常素保)。
康熙帝の後宮に入り、康熙24年(1685年)に女子を産んだ。貴人に封ぜられた。なお、康熙帝には他にもナラ氏の貴人が2人いるが、『清史稿』ではこの3人が混同されている。
雍正元年(1723年)、娘婿であるモンゴル・ハルハ部のエフ・ツェリン(後の超勇親王)の軍功に対する褒賞として、皇考通嬪に尊封された。乾隆9年(1744年)、亡くなった。