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通りすぎた風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

通りすぎた風」(とおりすぎたかぜ)は、山口百恵が横須賀恵のペンネームで作詞し、谷村新司が作曲した曲。山口の歌唱で1978年に発表されたが、山口自身はレコード化しておらず、高田みづえによるシングル1983年に発売された。

概要

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山口百恵が本曲を初めて公けに発表したのは、1978年3月13日に開催された、ニッポン放送のラジオ番組『山口百恵のスーパーライブ・カンパニー』公開録音の最終回「百恵とアリスのラブラブコンサート」においてであった。ラジオではその2週間後の3月27日に放送された。この時、谷村新司が語ったところによれば、谷村が他人の詞に曲を付けたのは本曲が初めてだったという。その後、1980年1月8日フジテレビ系列『ミュージックフェア』で、山口は谷村とデュエットで歌唱披露した。

横須賀恵のペンネームは山口が自ら作詞した際に用いていたものである。山口自身のシングルのタイトル曲となったものでは、引退直後の1980年11月19日に発売された「一恵」があり、これも作曲は谷村による。その他には、以下の各曲が「作詞・横須賀恵」となっている。

  • 「銀色のジプシー」(浜田省吾作曲、アルバム『COSMOS (宇宙)』収録)
  • 「Dancin' in the Rain」(浜田省吾作曲、アルバム『L.A. Blue』収録)
  • 「Cry for Me」(波多野純作曲、アルバム『L.A. Blue』収録)
  • 「想い出のストロベリーフィールズ」(杉真理作曲、アルバム『This is my trial』収録)

高田みづえのシングル

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「通りすぎた風」
高田みづえシングル
初出アルバム『スーパー・ヒット12/純愛さがし
B面 とまどい雨
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル ポップス
時間
レーベル ユニオンレコード
作詞・作曲 横須賀恵(作詞)
谷村新司(作曲)
チャート最高順位
高田みづえ シングル 年表
ガラスの花
1982年
通りすぎた風
1983年
純愛さがし
(1983年)
テンプレートを表示

山口の芸能界引退後、山口の後輩であり[2]親友でもあった高田みづえによって、本曲は初めてレコード化され、1983年2月1日にテイチクレコード(ユニオンレコードレーベル、現・テイチクエンタテインメント)からシングルが発売された。高田の19枚目のシングルにあたる。

収録曲

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  1. 通りすぎた風(4分44秒)
    作詞:横須賀恵/作曲:谷村新司/編曲:若草恵
  2. とまどい雨(3分41秒)
    作詞:来生えつこ/作曲:来生たかお/編曲:甲斐正人

脚注

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  1. ^ オリコンランキング情報サービス「you大樹」
  2. ^ 学齢で2年、デビュー年で4年後輩に当たる。所属事務所は異なった。