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追手町 (会津若松市)

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日本 > 福島県 > 会津若松市 > 追手町
追手町
追手町西部の様子
追手町西部の様子
追手町の位置(福島県内)
追手町
追手町
追手町の位置
北緯37度29分25.58秒 東経139度55分52.51秒 / 北緯37.4904389度 東経139.9312528度 / 37.4904389; 139.9312528
日本の旗 日本
都道府県 福島県
市町村 会津若松市
人口
2017年(平成29年)8月1日現在)[1]
 • 合計 212人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
965-0873
市外局番 0242[2]
ナンバープレート 会津

追手町(おうてまち)は、福島県会津若松市にある町。郵便番号は965-0873。

概要

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会津若松市市街地の中部に位置しており、若松城(鶴ヶ城)周辺を町域とする。町域北部には会津保健所・福島地方裁判所会津若松支部・福島県会津若松合同庁舎・会津若松市中央公民館などが存在し、公共機関・施設が集まる。

町名は旧来の地名である、栄町字追手前からとされる[3]

地理

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会津盆地南東部に位置する会津地方の中心都市、会津若松市の北西部に位置する。周囲の地域とともに阿賀川の支流、湯川溷川やその支流により形成された扇状地上に発達した会津若松市の中心市街地を形作る。東は城前城東町、西は山鹿町米代、南は城南町、北は東栄町西栄町に接する。

歴史

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現在の若松城(鶴ヶ城)

中世、近世

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1384年小田垣蘆名直盛が東黒川館を築いた。これがのちに黒川城、小田垣城と言われるようになる。その後、蒲生氏郷により黒川が若松と改められ、1593年には城の改築をはじめた。これによって完成したのが天守(七層)、馬出などを備える城で、この際に内外の郭もつくられた。また、1640年加藤明成は城の追手を北にしたほか、天守を五層に改めた[4]

明治元年9月22日1868年)、戊辰戦争の戦いの結果、若松城は降伏し、開城する[5]

近代

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明治時代に入ると、民生取締所、民生局による統治を経て、1870年[要検証]若松県が置かれたほか、江戸時代からの若松城下の町は再編され、本丁米代小田垣横道権現下郭に加えて、小田町半兵衛町のそれぞれ一部(加えて外小田垣を含むともされる)が合わさり、若松栄町となった。栄町の町名は、戊辰戦争により周辺の地域が大きな被害を受けたため、以後栄えることを願い付けられたものされている[6]。また、若松県庁が城内に置かれていた時期があったほか、1875年、新政府の方針により若松城は取り壊されている[5]

その後、1877年に旧来の福島県磐前県、若松県が合併されて福島県となったことから若松県は廃止されたほか、1889年町村制の施行によりそれぞれ若松町内の町名となる。1889年、合わせて若松栄町は栄町の町名となり、1899年には若松町の市制施行により若松市の町名となる[6]

現代

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1955年、当時の若松市と高野村一箕村神指村門田村東山村大戸村湊村が合併、会津若松市となったことから、以後栄町は同市の町名となる。その後、1960年代に会津若松市の住居表示が実施され、現在の追手町周辺も対象となる。そして、1965年、旧栄町の一部により追手町が誕生する[7]

また、1965年には若松城(鶴ヶ城)の再建工事が実施され、これにより天守が再建されている。この天守は現在鶴ヶ城博物館として公開されており、さまざまな資料を展示している。その後、1990年には麟閣茶室)の移築、2001年には干飯櫓、南走長家の復元がそれぞれ行われるなどされている[8]。現在は鶴ヶ城修繕工事として外壁の補修工事及び、赤いへの葺き替えが行われており、2011年の春に完成する予定である[9]

町名の変遷

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実施後 実施年月日 実施前
追手町 1965年2月1日 栄町(一部)

世帯数と人口

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2017年(平成29年)8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
追手町 108世帯 212人

交通

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バス

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町域西側を通る国道118号などで会津乗合自動車によるバスが運行されている[10]ほか、観光向けのバスとして運行されている「ハイカラさん」、「あかべぇ」も追手町北側の会津若松市道を経由している[11]。加えて、会津若松市発着の高速バスのうち一部が町内の鶴ヶ城・合同庁舎バス停から発着している。

高速バス

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路線バス等の系統

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  • 市内3コース
  • 市内4コース
  • 市内5コース
  • 市内6コース
  • 鶴ヶ城・飯盛山線
  • 芦の牧線
  • 原長谷川線
  • ハイカラさん
  • あかべぇ
  • 塩川・喜多方線
  • 熊倉・喜多方線
  • 笈川線
  • 年貢町経由永井野線
  • リズム線

道路

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施設

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公的機関

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神社、寺院、史跡、観光地

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神社

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  • 笠間稲荷神社
  • 鶴ヶ城稲荷大明神

史跡

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  • 若松城(鶴ヶ城)
  • 鶴ヶ城公園
  • 麟閣

脚注

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  1. ^ a b 会津若松市の住基人口(平成29年8月1日現在)”. 会津若松市 (2017年8月3日). 2017年8月9日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 角川日本地名大辞典 7 福島県 p907, 1983
  4. ^ 角川日本地名大辞典 7 福島県 p865, 1983
  5. ^ a b 角川日本地名大辞典 7 福島県 pp901-906, 1983
  6. ^ a b 角川日本地名大辞典 7 福島県 p385, 1983
  7. ^ 角川日本地名大辞典 7 福島県 p164, 1983
  8. ^ 会津の歴史 - 会津若松観光公社
  9. ^ 鶴ヶ城修繕工事のご案内
  10. ^ 会津バス - 路線図
  11. ^ ハイカラさんの時刻表 - 会津若松観光物産協会

関連項目

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