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辻秀人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

辻 秀人(つじ ひでと、1950年10月30日 - )は、日本考古学者。専門は古墳時代東北地方における弥生時代から古墳時代への変遷過程、古墳時代における東北北部の社会の実態を研究[1]東北学院大学文学部歴史学科教授。2024年3月、退任。

辻 秀人つじ ひでと
人物情報
生誕 (1950-10-30) 1950年10月30日(74歳)
国籍 日本の旗 日本
出身校 東北大学文学部
東北大学大学院文学研究科
学問
研究分野 考古学
研究機関 東北学院大学
学位 文学修士(東北大学)
学会 宮城県考古学会
福島県考古学会
考古学研究会
日本考古学協会
東北関東前方後円墳研究会
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略歴

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学歴

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  • 1974年、東北大学文学部卒業。
  • 1976年、同大学大学院文学研究科博士課程前期終了。
  • 1980年、同大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。

職歴

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  • 1980年、教育庁学芸員博物館建設準備担当
  • 1987年、福島県立博物館主任学芸員に就任
  • 1992年、東北学院大学文学部史学科助教授に就任
  • 1995年、山形大学非常勤講師
  • 1998年、東北学院大学文学部史学科教授・東北学院大学大学院アジア文化史教授
  • 1998年、福島大学非常勤講師
  • 1999年、東北学院大学大学院文学研究科教授
  • 2002年、大阪大学大学院文学研究科非常勤講師
  • 2004年、日本考古学協会理事
  • 2008年、宮城県考古学会第6期会長就任
  • 2009年、東北学院大学学生部長、東北学院大学博物館館長[2]に就任
  • 2012年、東北学院大学文学部長(~2015年3月)

学外における役職

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  • 1994年、野馬追の里歴史民俗資料館収集展示委員会展示特別委員
  • 1995年、仙台市史編纂調査分析委員
  • 1996年、喜多方市史編纂専門委員会委員
  • 1999年、福島県泉崎村関和久官衙遺跡保存管理計画策定委員会委員
  • 2000年、角塚古墳整備基本計画策定委員
  • 2000年、岩手県文化財保護審議会委員
  • 2001年、白河郡衙関連遺跡群検討委員会委員
  • 2002年、流廃寺跡調査指導委員会委員
  • 2003年、文化庁芸術拠点形成事業協力者会議委員
  • 2008年、日本考古学協会研究環境検討委員会委員長
  • 2009年、文化美術館・博物館活動基盤形成事業協力者会議委員
  • 2010年、新潟県胎内市城の山古墳発掘調査指導委員
  • 2013年、房の沢古墳群出土品保存管理指導委員
  • 2013年、福島県文化財保護審議委員
  • 2014年、喜多方市国指定史跡整備活用委員会委員

著作

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単著

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  • 『ふくしまの古墳時代』(歴史春秋出版、2003年)
  • 『東北古墳研究の原点 : 会津大塚山古墳』(新泉社、2006年)

編著

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  • 『百済と倭国』(高志書院、2008年)
  • 『博物館危機の時代』(雄山閣、2012年)

共著

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  • 『宮城の研究』1考古学篇(清文堂、1984年)
  • 『福島の研究』1考古学篇(清文堂、1985年)
  • (石野博信ほか編)『古墳時代の研究』11 地域の古墳Ⅱ 東日本(雄山閣出版、1990年)
  • (甘粕健ほか編)『東日本の古墳の出現』(山川出版社、1994年)
  • (鈴木靖民編)『古代蝦夷の世界と交流』(名著出版、1996年)
  • (白石太一郎ほか)『古墳時代の考古学』(学生社、1998年)

参考文献

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  • 『北杜- 辻秀人先生還暦記念論集 -』(辻秀人先生還暦記念論集刊行会、2010年)

脚注

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  1. ^ 「大和王権と続縄文 交流と軋轢 宮城県栗原市・入の沢遺跡」(読売新聞 平成27年7月29日 掲載)
  2. ^ http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/facilities/museum/

外部リンク

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