辛島デイヴィッド
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辛島 デイヴィッド(からしま デイヴィッド、David Karashima、1979年 - )は、翻訳家、小説家。早稲田大学国際教養学部教授。翻訳家として日本の小説の英訳を行うほか、日本語で小説を執筆している。
略歴
[編集]東京都生まれ。父親はイギリス人。日本のアメリカンスクールで学んだ後、アメリカのタフツ大学国際関係学部を卒業。イギリスのミドルセックス大学で文芸創作の修士号取得。その後、スペインのロビラ・イ・ビルヒリ大学(Universidad Rovira i Virgili)博士課程でも学んでいる[1][2]。
翻訳家としては、山田太一や金原ひとみ、松浦寿輝、筒井康隆の作品の日本語から英語への翻訳をおこなっている。また、2009年11月、講談社が主催する「講談社Birth」の小説部門第10回最終選考を通過し、翌年2月に初の小説作品『神村企画』を刊行した。
日本財団国際業務担当プログラムオフィサー[3]。東京国際文芸フェスティバルでは事務局ディレクターを務める。
主な翻訳
[編集]日本語から英語への翻訳
- 金原ひとみ『蛇にピアス』(Snakes and Earrings、ISBN 9780525948896)
- 筒井康隆『時をかける少女』(The Girl Who Leapt Through Time 、ISBN 9781846881343)
小説リスト
[編集]日本語で執筆
- 神村企画 The Making of the Next Kamimura (2010年2月、講談社Birth、ISBN 978-4-06-282815-4)
その他の活動
[編集]- エッセイ (日本語)
- 失われたパンを求めて (『群像』2010年6月号)
脚注
[編集]- ^ 翻訳学校バベル「村上春樹を英訳する」講座の講師プロフィール参照
- ^ 外部リンクのインタビュー「自分のレールを敷くために」参照
- ^ 「自分のレールを敷くために」辛島デイヴィッド(作家・翻訳家・文化コーディネータ)
外部リンク
[編集]- 「自分のレールを敷くために」辛島デイヴィッド(作家・翻訳家・文化コーディネータ) - インタビュー
- 講談社Brith公式サイト『神村企画』 - 初の小説刊行時のコメント
- 早稲田大学 研究者データベース