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転法輪寺 (京都市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
転法輪寺
所在地 京都府京都市右京区龍安寺山田町2
位置 北緯35度1分53.8秒 東経135度42分55.1秒 / 北緯35.031611度 東経135.715306度 / 35.031611; 135.715306座標: 北緯35度1分53.8秒 東経135度42分55.1秒 / 北緯35.031611度 東経135.715306度 / 35.031611; 135.715306
山号 獅子吼山
宗派 浄土宗
創建年 1758年宝暦8年)
開山 関通上人
法人番号 1130005000295 ウィキデータを編集
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転法輪寺(てんぽうりんじ、轉法輪寺)は、京都市右京区龍安寺山田町にある浄土宗の仏教寺院。山号は獅子吼山(ししくさん)[1]浄土宗知恩院派の寺[1]

歴史

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1758年宝暦8年)(1754年(宝暦4年)説もある)に、北野天満宮の滝ケ鼻町(上京区)に関通上人が創建した[1]。このため関通さんとも呼ばれて親しまれている[1]

江戸時代後期に刊行された『都名所図会』にも掲載されており、築地塀に囲われた広い境内に本堂、礼堂、学寮といった建物と流水もある苑地が描かれている[1]。『都名所図会拾遺』には「真に殊勝な浄域」と賛美する文もある[1]

1929年昭和4年)に、現在地へ移転した[1]。『都名所図会』に記されたものほど広くはないが、鐘楼門は竜宮造りで『都名所図会』記載の図に似た様式となっており、本堂の白い障子、白壁、前庭の白砂など清浄感を与える造形となっている[1]

また、本堂に安置されている本尊である阿弥陀如来座像は高さ約7.5メートルの大きなもので、御室大仏(おむろだいぶつ)とも呼ばれている[1][2]。北野から御室への移転の際には路面電車の架線が邪魔になるため、架線を切る計らいがされたという[3]

観光目的の拝観は通常行っていないが、毎年10月に開催される浄土宗京都教区の特別公開などの際に拝観可能。

釈迦大涅槃図

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釈迦大涅槃図(しゃかだいねはんず)は1764年の作と伝わる作者不明の縦5.3メートル、横4.9メートルの絹地に釈迦の誕生から入滅までの様子を描いた涅槃図[2][4]

カビなどの損傷を修復して、2017年2月に一般公開された[4]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 槇野修「転法輪寺」『[決定版] 京都の寺社505を歩く下: 洛西・洛北(西域)・洛南・洛外編』PHP研究所、2007年。ISBN 978-4-569-69248-7 
  2. ^ a b “右京区・轉法輪寺で初公開 修復後、地域の要望に応え 来月1日から、全ての仏像も拝観”. 毎日新聞地方版. (2017年1月30日). https://mainichi.jp/articles/20170130/ddl/k26/040/278000c 2018年8月14日閲覧。 
  3. ^ 転勤された大学の謎 佛教大学
  4. ^ a b “涅槃図、修復終え1日から初公開 京都・転法輪寺”. 京都新聞. (2017年1月31日). https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170131000042 2018年8月14日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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