跳べ!! 暗殺犬
表示
跳べ‼︎ 暗殺犬 | |
---|---|
漫画:跳べ‼︎ 暗殺犬 | |
作者 | 関川夏央(原作) 谷口ジロー(作画) |
出版社 | 芳文社 |
掲載誌 | 『漫画パンチ』第11巻第6号(1977年3月22日号) |
話数 | 読み切り |
テンプレート - ノート |
『跳べ!! 暗殺犬』(とべ!! あんさつけん)は、関川夏央の原作を谷口ジローが作画した日本の漫画作品である。
概説
[編集]本格デビューから5年が過ぎた谷口ジローは、創作に行き詰まっていた[1]。それを見た『漫画パンチ[注 1]』編集者の藤原徹は、谷口ジローにストーリーテラーを付けたら、もっと良くなるはずだと考え、同誌でコラムを書いていた関川夏央を紹介することにした[2]。関川夏央は、1977年正月に、藤原徹から絵は上手いがストーリーが苦手な漫画家がいるので助けてくれないかと頼まれたという[3]。二人が組んだ最初の共作が本作で、谷口ジローはこんなストーリーは自分では考えられないと興奮したと語っている[1][4]。本作の成功から、二人は同誌に毎号新作を発表して行くことが決まった[2]。
あらすじ
[編集]訓練された「暗殺犬」が、国会議事堂を襲う[3]。
初出
[編集]『漫画パンチ』第11巻第6号(1977年3月22日号)に掲載された[2]。
単行本
[編集]『関川夏央 谷口ジローのアクション劇画2 無防備都市(下)』に所収された。
- 『関川夏央 谷口ジローのアクション劇画2 無防備都市(下)』関川夏央、オハヨー出版、東京〈別冊エースファイブコミックス〉。
関連書誌
[編集]- 関川夏央,佐藤俊行,鈴木明夫「名作誕生の舞台裏」『芸術新潮』第63巻第7号、新潮社、東京、2017年7月25日、ISSN 0435-1657、全国書誌番号:00006598。
- 藤原徹 著「若き日の谷口を導いた、編集者」、染谷誠 編『描くひと 谷口ジロー』双葉社、東京、2019年9月29日、230-237頁。ISBN 978-4-575-31492-2。 NCID BB29080545。OCLC 1126777928。全国書誌番号:23284053。
脚註
[編集]註釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『描くひと 谷口ジロー』, pp. 11–40, 谷口ジローが語る 1.
- ^ a b c 『描くひと 谷口ジロー』, pp. 149–170, 若き日の谷口を導いた、編集者.
- ^ a b 『描くひと 谷口ジロー』, pp. 84–99, 『事件屋稼業』と『「坊ちゃん」の時代』の頃.
- ^ 『描くひと 谷口ジロー展』(プレスリリース)世田谷文学館、2021年9月8日 。2023年12月16日閲覧。
参考文献
[編集]- ブノワ・ペータース 著、染谷誠 編『描くひと 谷口ジロー』双葉社、東京、2019年9月29日。ISBN 978-4-575-31492-2。 NCID BB29080545。OCLC 1126777928。全国書誌番号:23284053。