赤峰トンネル
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小山田町側より望む(2013年11月) | |
概要 | |
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座標 | 北緯34度26分52.1秒 東経135度33分3.1秒 / 北緯34.447806度 東経135.550861度座標: 北緯34度26分52.1秒 東経135度33分3.1秒 / 北緯34.447806度 東経135.550861度 |
現況 | 供用中 |
所属路線名 | 大阪府道217号大野天野線 |
起点 | 大阪府河内長野市小山田町 |
終点 | 大阪府河内長野市上原西町 |
運用 | |
建設開始 | 2012年5月28日 |
完成 | 2013年4月12日 |
開通 | 2013年11月6日 |
所有 | 大阪府富田林土木事務所 |
管理 | 大阪府富田林土木事務所 |
通行対象 | 自動車・歩行者 |
技術情報 | |
設計技師 | 熊谷組 |
全長 | 96m |
道路車線数 | 片側2車線 |
設計速度 | -- km/h(法定速度:50 km/h) |
高さ | 4.7m |
幅 | 車道部:7.5m、歩道部:3.5m |
赤峰トンネル(あかみねトンネル)は、大阪府河内長野市内を通る大阪府道217号大野天野線のトンネルである。
概要
[編集]地域高規格道路大阪橋本道路の一部区間の「一般府道大野天野線道路改良事業」として事業化され、当トンネル前後の道路、約260mと共に2013年(平成25年)11月6日に開通した[1][2]。当トンネルが開通したことで、周辺道路の渋滞解消や、河内長野市北西部や狭山ニュータウンと大阪外環状線や国道371号との所要時間の短縮が見込まれる。また、2014年3月に完成した河内長野市消防防災拠点施設(河内長野市消防本部新庁舎)のアクセス道路としても整備された。
一方で、当トンネル開通に伴い、周辺の生活道路へ抜け道として利用する自動車が増加することが見込まれるため、寺ヶ池西側の道路が午前7時から9時まで自動車の通行禁止の処置がとられた[3]。
当初このトンネルの区間は、開削による計画が予定されていたが、環境的価値の高い「グリーンベルト」と呼ばれるエリアを縦断することになり、自然環境を損なう危険性が指摘されていた。そのため、長らく計画が停滞することとなったが、部分的に周辺環境に影響の少ないトンネル計画に変更することでようやく着工された。これによって、従来の開削計画では事業費約6億円のところが約10億円に膨らむ結果となり、土被りが極端に少ないトンネルとなった[4]。
また、コンクリート舗装を除くと上下線が約10cm程と非常に近接した構造となっており、NATMの無導坑式による事例の少ない超近接施工が行われた[1]。
沿革
[編集]- 1970年(昭和45年) - 都市計画道路大阪河内長野線として都市計画決定[1]。
- 2005年(平成17年) - トンネル前の市道交差点の改良工事に着手。
- 2012年(平成24年)
- 5月28日 - トンネル着工。
- 11月 - 上り線側トンネルが貫通。
- 2013年(平成25年)
脚注
[編集]- ^ a b c 一般府道 大野天野線(都市計画道路 大阪河内長野線)道路改良事業 - 大阪府
- ^ 府道大野天野線バイパスが開通 (PDF) - 「広報かわちながの」2013年11月号 13頁
- ^ 府道大野天野線バイパス(トンネル)の一部が平成25年11月6日開通します - 河内長野市議会議員 木ノ本寛のブログへようこそ 2013年10月19日
- ^ “【大阪】大阪府都市整備部 大阪河内長野線大野天野区間をトンネル構造に変更 施工計画検討へ”. 地方建設専門紙の会. 2015年1月24日閲覧。
- ^ 赤峰トンネルが貫通 (PDF) - 「広報かわちながの」2013年6月号 13頁