赤い闇 スターリンの冷たい大地で
赤い闇 スターリンの冷たい大地で | |
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Mr. Jones | |
監督 | アグニェシュカ・ホランド |
脚本 | アンドレア・チャルーパ |
製作 |
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製作総指揮 |
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出演者 |
ジェームズ・ノートン ヴァネッサ・カービー ピーター・サースガード |
音楽 | アントニ・ワザルキェヴィチ |
撮影 | トマシュ・ナウミウク |
編集 | ミハル・チャルネツキ |
製作会社 | |
配給 | |
公開 | |
上映時間 | |
製作国 |
ポーランド ウクライナ イギリス |
言語 |
英語 ロシア語 ウクライナ語 ウェールズ語 |
興行収入 | $2,388,998[9] |
『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』(あかいやみ スターリンのつめたいだいちで、原題:Mr. Jones; ポーランド語: Obywatel Jones; ウクライナ語: Ціна правди)は、2019年のポーランド・ウクライナ・イギリスの伝記映画。監督はアグニェシュカ・ホランド、出演はジェームズ・ノートン、ヴァネッサ・カービー、ピーター・サースガードなど。
1930年代、スターリン時代のソビエト連邦に決死の潜入取材を敢行した実在のイギリス人ジャーナリストガレス・ジョーンズの姿を描く[10][11][12]。
ストーリー
[編集]1933年、イギリス人ジャーナリストのガレス・ジョーンズは、世界恐慌の中でソビエト連邦だけが繁栄していることに疑問を持ち、その謎を解き明かすため、当局の監視をかいくぐってソビエト連邦に潜入、ウクライナで想像を絶する光景を目の当たりにする。帰国した彼はウクライナの惨状を記事にするが、当初は誰からも相手にされなかった。
キャスト
[編集]- ガレス・ジョーンズ: ジェームズ・ノートン
- エイダ・ブルックス: ヴァネッサ・カービー - ニューヨーク・タイムズモスクワ支局記者。
- ウォルター・デュランティ: ピーター・サースガード - ニューヨーク・タイムズモスクワ支局長。
- デビッド・ロイド・ジョージ: ケネス・クラナム
- ジョージ・オーウェル(本名エリック・ブレア): ジョゼフ・マウル
- マシュー: ケリン・ジョーンズ
- ユリア: ミハリーナ・オルシャンスカ
- マクシム・リトヴィノフ:クシシュトフ・ピチェンスキ
- レア・クライマン:ベアタ・ポズニアク
- スティーヴンソン夫人(フランシシス・スティーヴンソン):フェネラ・ウールガー
- ポール・クレブ:マルチン・チャルニク
- アーネスト・ベネット卿:マーティン・ビショップ
- ユージン・ライオンズ:エドワード・ウォルステンホルム
- ウィリアム・ランドルフ・ハースト:マシュー・マーシュ (俳優)
作品の評価
[編集]Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「欠陥はあるが根源的に価値のある『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』は、困ったことに今日的な意味を持ち続けている、事実に基づいた物語を綴るために過去をじっくり調べている。」であり、86件の評論のうち高評価は84%にあたる72件で、平均して10点満点中6.83点を得ている[13]。 Metacriticによれば、19件の評論のうち、高評価は13件、賛否混在は6件、低評価はなく、平均して100点満点中68点を得ている[14]。
一方ガレスの親族をはじめ、映画が事実を歪曲したと批判する者もいる。例えばガレスの姪孫は「ガレスが食人をした事実はない」「食糧徴発、奴隷労働、死体の運搬車両など見ていない」「秘密警察に追いかけられたこともなかった」と製作者側に訴え、主張が事実だと製作者側も認めたにも拘らず論点を逸らして正当化しようとしたとタイムズ紙に寄稿している[15]。
出典
[編集]- ^ a b c “Mr. Jones - Projects - Production” (英語). FILM.UA Group. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “OBYWATEL JONES” (ポーランド語). Kino Świat. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “Official Ukrainian poster for Mr. Jones Movie release” (英語). FILM.UA Group. (2019年9月3日) 2020年4月24日閲覧。
- ^ “Mr Jones” (英語). Signature Entertainment. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “ソビエト連邦の偽りの繁栄を暴く実話『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』8月公開”. シネマトゥデイ. (2020年4月23日) 2020年4月23日閲覧。
- ^ “赤い闇 スターリンの冷たい大地で”. KINENOTE. 2020年6月11日閲覧。
- ^ “Mr. Jones (Competition section)” (英語). Berlin International Film Festival. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “赤い闇 スターリンの冷たい大地で”. 映画.com. 2020年6月11日閲覧。
- ^ “Mr. Jones (2019)” (英語). Box Office Mojo. 2020年8月2日閲覧。
- ^ “Gareth Jones: The Welsh Investigative Journalist” (英語). 2019年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月25日閲覧。
- ^ Barraclough, Leo (28 January 2019). “First Footage From Berlin Competition Film Mr. Jones (EXCLUSIVE)” (英語). Variety 25 June 2019閲覧。
- ^ “1933年のソ連に潜入、実在した英国人記者描く「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」公開”. 映画ナタリー. (2020年4月23日) 2020年4月23日閲覧。
- ^ "Mr. Jones". Rotten Tomatoes (英語). 2020年8月2日閲覧。
- ^ "Mr. Jones" (英語). Metacritic. 2020年8月2日閲覧。
- ^ Colley, Philip (2020年1月26日). “Mr Jones: The true story, as not seen on screen” (英語). The Times 2022年6月13日閲覧。