赤い竪琴
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赤い竪琴 | |
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作者 | 津原泰水 |
ジャンル | 恋愛小説 |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 |
『小説すばる』 2003年 - 2004年 |
刊本情報 | |
出版元 | 集英社 |
出版年月日 | 2005年1月 |
総ページ数 | 242 |
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『赤い竪琴』(あかいたてごと)は、津原泰水の小説。2003年より「小説すばる」において連載、加筆修正のうえ2005年に集英社より四六判単行本が刊行。東京創元社より2009年に文庫版、2019年に電子書籍版 [1]が刊行された。
韓国においても翻訳版が刊行されている [2]。
概要
[編集]現代を舞台にした恋愛小説である。 女性の一人称で書かれ、折々に大正期の詩人による手記が挿入される構成。
単行本の装丁、装画は小林はる代。 文庫では著者自身が「アート・ディレクション」(監修[3])として名を連ねている。カバーイラストデザインは著者の弟であるイラストレーターの村田修による。
あらすじ
[編集]主人公の女性は祖母の遺品から大正時代の詩人の手記を見つけ、遺族を探し当てて手渡す。 遺族の男性は楽器職人であり、手記の礼として、主人公に自作の赤い竪琴を贈る。
主な登場人物
[編集]- 入江暁子(いりえさとるこ)
- 主人公、語り手。35歳のグラフィックデザイナー。
- 寒川耿介(さむかわこうすけ)
- 楽器職人。32歳。大正期の詩人である寒川玄児の孫。
- オクタヴ
- 〈ラ・オクタヴ〉店主。定期的に古楽器コンソートを催している。
- 美音子(みねこ)/チェレスタ
- オクタヴの妻。美音子のブログにより主人公は詩人の遺族の居所を知る。
- 領家琢馬(りょうけたくま)/トーマ
- 学生、歌手。〈ラ・オクタヴ〉で歌っている。
書籍情報
[編集]- 『赤い竪琴』集英社/単行本/2005年
- 『赤い竪琴』東京創元社/文庫/2009年
- 『赤い竪琴』東京創元社/電子書籍/2019年
脚注
[編集]- ^ “著者ツイッターアカウント2019年5月27日投稿”. 2019年8月28日閲覧。
- ^ “ブログ「ラヂオデパートと私」2009/10/10記事”. 2019年8月28日閲覧。
- ^ “著者ツイッターアカウント2018年3月4日投稿”. 2019年8月28日閲覧。