賢明女子学院中学校・高等学校
賢明女子学院中学校・高等学校 | |
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北緯34度50分10.3秒 東経134度41分51.1秒 / 北緯34.836194度 東経134.697528度座標: 北緯34度50分10.3秒 東経134度41分51.1秒 / 北緯34.836194度 東経134.697528度 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人賢明女子学院 |
設立年月日 | 1951年(昭和26年) |
創立者 | マリー・リヴィエ |
共学・別学 | 男女別学(女子校) |
中高一貫教育 | 準完全一貫制 |
分校 | なし |
課程 | 全日制課程 |
二部以上の授業 | なし |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
ソフィア(特進)コース ルミエール(進学)コース |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C128310000237 中学校) D128310000253 (高等学校) | (
高校コード | 28543K |
所在地 | 〒670-0012 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
賢明女子学院中学校・高等学校(けんめいじょしがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)とは、兵庫県姫路市に所在し、中高一貫教育を提供するカトリック系の私立女子中学校・高等学校。高等学校においては1学年の生徒総数180人のうち20%弱の35名の生徒を募集する準完全中高一貫校[1]。聖母奉献修道会を母体とする学校法人賢明女子学院が設置・運営している。
姉妹校に学校法人賢明学院が運営する賢明学院幼稚園・小学校・中学校・高等学校(大阪府堺市堺区)がある。
校地は姫路城旧中曲輪・姫路市本町68番地のうち元第10師団司令部の跡地である。北側には同じくカトリックのミッションスクールである淳心学院中学校・高等学校(男子校)が隣接している。こちらはベルギー発祥の修道会による設置であり、別の学校である。聖職者同士での交流はあっても、公的な意味での生徒交流はない。
概要
[編集]1796年にフランスで創設された聖母奉献修道会が1948年6月来日し、1951年(昭和26年)4月、賢明女子学院中学校・賢明女子学院高等学校開校。
現在当校を運営する学校法人賢明女子学院は、カナダから来日した同修道会の支部により創設された。
校名の「賢明」は、カトリックの7つの徳に含まれる「賢慮」「聡明」に由来してつけられた[2]。
校内のあちこちに聖母マリア像があり、生徒たちを見守っている。姫路城(白鷺城)のすぐ東隣に校舎を構えている。付近には美術館、博物館などがあり、また、都会の学校ながらグラウンドも広く、施設が充実している。
キリスト教のカトリックの教えにより、「the Best(最善をめざす)」を教育理念としている。「思いやる力」「創る力」「叶える力」の3つの力を養い身に付けることを教育方針としている。
2013年度からは高校がコース制となり、ソフィア(特進)コースとルミエール(進学)コースに分かれた。
2011年(平成23年)に創立60周年を迎えた。
編成
[編集]難関国公立大学を目指す「ソフィアコース」、難関私立大学・国公立大学を目指す「ルミエールコース」の2コースが設置されている[3]。
1クラス約30~40名の4クラスまたは3クラス編成である[4]。
授業
[編集]土曜日に4時間授業を実施している[5]。さらに、毎週木曜日は7時間目まで授業を実施している。このことにより、増えた時間を基礎学力の定着や、演習など理解をより深めるための質の高い学習に充てている[6]。
中学の英語の教科書は『プログレス・イン・イングリッシュ』を使い、中1ではクラスを2分割した少人数授業を実施し、英語の力をしっかり身につけていく[2]。そして中2からは英・数で習熟度別授業を実施している。
中学では週4日、高校では週6日の放課後希望者補習や、英語と数学の指名補習を実施している。国公立大学進学者数の増加を狙い、中高のソフィアコースの生徒には放課後の数学強化補習を週1回行っている[6]。
夏休み中も約60もの講座を開講している。英検対策など、対象学年を限定しない講座もある。
高校課程の多くを2年で終える[7]。
クロス・スタディ
[編集]本校では興味のある分野や学問の面白さを発見し、勉強に前向きに、自発的に学ぶきっかけになるように、理系や文系といった枠を越えたクロススタディを実践している。
1年間で「自然科学」「人文科学」「芸術」から2テーマずつ計6テーマを学ぶ。週1時間、月1テーマで行われる。
宗教
[編集]6年間通じて宗教の時間があり、生き方や平和、奉仕の精神について学んでいく。
沿革
[編集]母体となる聖母奉献修道会は1796年にマリー・リヴィエにより創立。1948年6月、聖母奉献修道会カナダ管区本部から修道女4名が来日し、大阪阿倍野に居住して日本地区本部を設立した。1950年6月、姫路(姫路市本町68番地)に土地を購入し、中高一貫校の本学院が開校した。
- 1951年(昭和26年) - 中学校・高等学校が開校。
- 1964年(昭和39年) - ベルギー国王ボードゥアン1世夫妻が来校。
- 1975年(昭和50年) - 生徒会奉仕部が県のじぎく賞受賞。
- 1982年(昭和57年) - 学院創立者マリ-・リヴィエ、教皇ヨハネ・パウロ2世により福者に列せられる。
- 2000年(平成12年) - 50周年記念式典を挙行。ホームページを開設。
行事
[編集]- 学院祭 - 9月に行われる。
- 中3修学旅行(長崎)- 10月
- 語学研修(高1・高2希望者)- 春休みに行われる、約15日間の語学研修。現地にホームステイし、姉妹校であるPresentation of Mary Academyの学生と交流を深めながら、英語を体験的に学ぶ。また、ハーバード大学訪問やボストン市街観光なども実施。
- その他「クリスマス行事」や「聖母をたたえる集い」などカトリック校らしい行事が多くある。
クラブ活動
[編集]中高生は一緒に活動を行っている。入部率は高い。少林寺拳法部は全国大会の常連である[2]。
- 体育系
- 少林寺拳法部
- 硬式テニス部
- ソフトボール部
- バドミントン部
- ソフトテニス部
- 陸上競技部
- バレーボール部
- バスケットボール部
- 文化系
- コーラス部
- ブラスバンド部
- ハンドベル部
- 自然科学部
- カトリック研究会
- アート部(アニメ・写真・美術部門)
- 書道部
- ダンス部
- E.S.S部
- 放送部
- パソコン部
- 家庭科部
- 演劇部
- カルタ部
- 同好会(当校では「おけいこ」と称する)
- 茶道
- 華道
- 箏曲
制服
[編集]学校創立時の1951年に、カナダから来られたシスター方により制定された、「合服」と呼ばれている着こなしが基本とされている。紺のウールのベストに白の長袖ブラウス、前中央に小さなくるみボタンの付いた前箱ひだのプリーツスカート。そして中学は赤、高校は紺のリボンを付ける。靴は白と紺のコンビであり通称「パンダ靴」と呼ばれる。
凛として清楚な「ベスト姿」に「パンダ靴」は賢明生のトレードマークとなっており、遠くからでも賢明生だと分かる。
2019年に制服が基調を変えずも新しく制定される。
- 夏服
- ショールカラーの白の半袖ブラウスに赤・紺のネクタイ、薄手のウールのスカートに賢明特製の「K」をデザインしたバックルの付いた紺のベルトを付ける。紺の縁取りとリボンの付いた麦藁帽子や冷房、紫外線よけのカーディガンも制定されている。
- 冬服
- ベストの上に襟なしの上着やスクールセーター、コートなどを着用する。
連携
[編集]- 姫路獨協大学薬学部ゲノム解析学研究室との連携:
著名な出身者
[編集]関連項目
[編集]脚注および参照
[編集]- ^ 中学校生徒募集要項によれば生徒募集人員数は145人、高校生徒募集要項によれば生徒募集人員は35人であり、両方の合計は180人となる。高等学校からの生徒募集数35人を中学校・高等学校からの生徒募集総数180人で除した数値が20%を僅かに下回った。『平成12年度版 全国注目の中高一貫校』(学習研究社、1999年8月発行)の「要注意! この学校には高校から入れない!!」のp.68の表のうち「1999年の募集人員が少なかった私立高校の例」によれば、「高1生の在籍生のうち外進生比率が20%以下の主な学校」が準完全中高一貫校として分類されている。
- ^ a b c 賢明女子学院中学校|兵庫県の私立中学校|中学受験応援サイト 『シガクラボ』
- ^ 6年間の学び | 中学校 | 賢明女子学院中学校・高等学校
- ^ 賢明女子学院中学校 | 中学受験の情報サイト「スタディ」
- ^ 賢明女子学院高等学校の学ぶこと/学校生活情報 | 高校選びならJS日本の学校
- ^ a b 賢明女子学院が育む3つの力 | 学院案内 | 賢明女子学院中学校・高等学校
- ^ 賢明女子学院高等学校の進学情報 | 高校選びならJS日本の学校
- ^ 姫路獨協大学 最新情報 【お知らせ】賢明女子学院との教育連携活動について [薬学部] 2016/04/11