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賢島スポーツランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

賢島スポーツランド(かしこじまスポーツランド)は、かつて三重県志摩郡阿児町(現:志摩市)にあった近畿日本鉄道経営のレジャー施設である。英虞湾に浮かぶ賢島の対岸にあった。

概要

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この施設は、1970年昭和45年)7月12日にオープンした。開設者は近鉄興業で、同年に志摩マリンランドも同社が開業している[1]。年中無休で、営業時間は9時 - 17時(JST)であった[2]。園内には、テニスアーチェリープールのほか、三十項目に及ぶ本格的なフィールド・アスレチックがあった。プールには競泳用とレジャー用があり、レジャープールはオフシーズンには釣り堀に転用されていた[3]若者や家族連れなど幅広い客層があった[3]が、1999年平成11年)3月31日で閉鎖された。

入場料

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  • 中学生以上 250円(夏季は550円)、小学生以下 100円(夏季は小学生300円、幼児200円)[4]

跡地

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賢島スポーツランドの跡地は、近鉄から借用した大阪市のローズネットによって、「賢島ローズネットファーム」の名で2010年(平成22年)7月にバラ園として再生した[5]。しかし、ローズネットは同年11月に大阪地方裁判所破産手続きを申請[5]2011年(平成23年)6月に賢島ローズネットファームは閉園した[6]。その後、新会社「志摩ローズファーム」が設立され、2011年(平成23年)11月27日に社名と同名の志摩ローズファームとして再出発した[6]

脚注

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  1. ^ 菊池・淡野(1979):109ページ
  2. ^ 寺尾(1985):139ページ
  3. ^ a b ワークス 編(1997):97ページ
  4. ^ Mpearl『賢島スポーツランド』(2010年2月6日閲覧。)
  5. ^ a b “温室・水耕栽培のバラ狩り:賢島ローズネットファーム運営会社が破産”. 中日新聞. (2010年10月11日). オリジナルの2010年11月27日時点におけるアーカイブ。. http://d.hatena.ne.jp/makaru/comment/20101127/1290869484 2012年11月7日閲覧。 
  6. ^ a b “1年通じバラ楽しんで 志摩の観光園、再オープン”. 中日新聞. (2011年11月28日). http://tabi.chunichi.co.jp/odekake/111128mie_rosefarm.html 2012年11月7日閲覧。 

参考文献

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  • 菊地一郎・淡野明彦(1979)"伊勢志摩における観光開発の展開と経済的効果".奈良教育大学紀要(人文・社会科学).28(1):101-117.
  • 寺尾幸晃(1985)"先志摩台地と英虞湾をめぐる"三重地理学会 編『三重県の地理散歩』(荘人社、昭和60年1月20日、193p. ISBN 4-915597-02-4 ):135-139.
  • ワークス 編『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典 24 三重県』人文社、1997年10月1日、235p.

関連項目

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  • 志摩民俗資料館 - 賢島スポーツランドと同時期に閉鎖した近鉄グループの施設