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賀川愛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かがわ めぐみ
賀川 愛
プロフィール
生年月日 (1959-06-14) 1959年6月14日(65歳)
出身地 日本の旗 日本愛媛県
出身校 専門学校東京デザイナー学院(現:専門学校東京クールジャパン
職業 アニメーター
ジャンル アニメーション
代表作 劇場アニメ
紅の豚』(作画監督)
平成狸合戦ぽんぽこ』(作画監督)
千と千尋の神隠し』(作画監督)
星をかった日』(演出アニメーター)
借りぐらしのアリエッティ』(作画監督)
ゲーム
二ノ国』(作画監督)
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賀川 愛(かがわ めぐみ、1959年6月14日 - )は、日本アニメーター。愛称は愛ちゃん(あいちゃん)[1]

概要

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生い立ち

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愛媛県にて生まれた[2]。上京後、専門学校東京デザイナー学院(現:専門学校東京クールジャパン)に入学し、同校のアニメ科で学んだ。1981年に同校を卒業後、動画工房に入社した[2]

アニメーターとして

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動画工房では、テレビアニメ動画を担当することが多く、特に「東映アニメーション魔法少女シリーズ」など東映動画の作品を多く手がけた[1][2]

宮崎駿が『風の谷のナウシカ』を監督すると聞き、宮崎の下で働きたいとスタッフとして参加した[1]。それ以降は、スタジオジブリの多くの作品に携わっている[1][2]。宮崎が原作脚本・監督を務めた『紅の豚』では、賀川が作画監督に抜擢された。宮崎の監督作品としては、ほかに『千と千尋の神隠し』でも作画監督を務めた。また、宮崎が企画し、高畑勲が原作・脚本・監督を務めた『平成狸合戦ぽんぽこ』や、宮崎が企画・脚本を担当した『借りぐらしのアリエッティ』でも、それぞれ作画監督を務めた。なお、短編映画である『星をかった日』では「演出アニメーター」としてクレジットされ、演出にも関わった。

人物

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名前の「愛」は、正しくは「めぐみ」と読むが、スタジオジブリの社内ではもっぱら「あいちゃん」と呼ばれていた[1]。宮崎駿がトップクラフトで『風の谷のナウシカ』を監督したころからのスタッフであり、スタジオジブリではベテランのアニメーターと位置づけられている[1]

宮崎が監督した『紅の豚』のヒロインの一人「フィオ・ピッコロ」のモデルとされている。『紅の豚』で動画チェックを担当した舘野仁美によれば、宮崎が明言したわけではないものの、賀川がモデルであることはスタッフ内では暗黙の了解となっていたという[3]。舘野もフィオのモデルは賀川だと思っており、性格も賀川と同様「さばさばしている」[3]キャラクターになると予想していたが、実際に出来上がった映画を観て「予想より女の子っぽかったんで、ちょっと意外でした。愛ちゃんがモデルにしてはちょっと違う」[3]と感じたとしている。

作品

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テレビアニメ

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劇場アニメ

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ゲーム

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その他

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  • 舞台「みつあみの神様」アニメーションパート(2015年) - 原画
  • 大同生命TVCM「広岡浅子 きっかけ篇」(2015年) - 原画

出典・参考文献

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  • アニメージュ編集部編『ジブリロマンアルバム・魔女の宅急便 メモリアルコレクション』徳間書店、1989年。ISBN 4197201583 [5]
  • アニメージュ編集部編『ジブリロマンアルバム・紅の豚』徳間書店、1992年。ISBN 4197201605 [1]
  • アニメージュ編集部編『ジブリロマンアルバム・千と千尋の神隠し』徳間書店、2001年。ISBN 4197201699 [6]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 西岡純一「作画監督、賀川愛さんインタビュー」『作画監督、賀川愛さんインタビュー』2010年1月5日。
  2. ^ a b c d 「メインスタッフ紹介」『借りぐらしのアリエッティ -メインスタッフ紹介-』。
  3. ^ a b c 賀川愛ほか「女性スタッフ7人座談会――今だから話したい『紅の豚』のこと」スタジオジブリ文春文庫編『ジブリの教科書7――紅の豚』文藝春秋、2014年、88頁。
  4. ^ 小公子セディ”. 日本アニメーション. 2016年6月4日閲覧。
  5. ^ 作画スタッフプロフィールより
  6. ^ スタッフプロフィールより

関連人物

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関連項目

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外部リンク

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