豊田市藤岡民俗資料館
豊田市藤岡民俗資料館 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 民俗資料 |
事業主体 | 豊田市 |
開館 | 1981年(昭和56年)3月 |
所在地 |
〒470-0451 愛知県豊田市藤岡飯野町井ノ脇401 |
位置 | 北緯35度12分1.8秒 東経137度12分27.4秒 / 北緯35.200500度 東経137.207611度座標: 北緯35度12分1.8秒 東経137度12分27.4秒 / 北緯35.200500度 東経137.207611度 |
プロジェクト:GLAM |
豊田市藤岡民俗資料館(とよたしふじおかみんぞくしりょうかん)は、愛知県豊田市藤岡飯野町井ノ脇401にある民俗資料館。
旧西加茂郡藤岡町の中心地に位置する。藤岡町立藤岡中学校の特別教室棟を転用しており、建物は「豊田市藤岡民俗資料館(旧藤岡中学校特別教室棟)」の名称で登録有形文化財。豊田市藤岡交流館、藤岡体育センター、豊田市藤岡中央児童館 などとともに藤岡コミュニティ広場を構成する施設である。1981年(昭和56年)3月開館。2025年(令和7年)3月末閉館予定。
歴史
[編集]藤岡中学校特別教室棟
[編集]1954年(昭和29年)、西加茂郡藤岡村の藤岡村立藤岡中学校に、理科室・調理室・裁縫室を有する特別教室棟として建てられた[1]。当時の西加茂郡では充実した特別教室棟であり、藤岡村における「村の誇り」とされていたほか、青年学校、社会学級、婦人会講習、一般教養講習などにも利用された[1]。1978年(昭和53年)4月1日には藤岡村が町制施行して藤岡町が発足し、藤岡町立藤岡中学校に改称した。
民俗資料館の開館
[編集]1981年(昭和56年)に増築され、建物を用いて藤岡町民俗資料館が開館した。調理室が第1展示室、準備室画題に展示室、理科室が第3展示室となっている[1]。かつて藤岡町は陶土の製粉が盛んであり、1982年(昭和57年)には町内にあったトロミル水車が藤岡町民俗資料館に移築された[2]。最盛期の藤岡町には700を超える水車があったとされる[2]。
1996年(平成8年)の改修工事の際には外壁がモルタル塗りに変更された[3]。2005年(平成17年)4月1日、藤岡町を含む6町村が豊田市に編入合併され、豊田市藤岡民俗資料館に改称した。2014年(平成26年)の改修工事の際には外壁がモルタル塗りから下見板張に戻された[3]。
2017年(平成29年)5月2日、登録有形文化財に登録された[4][5]。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。戦後の木造学校建築の代表例とされ、教育史および建築史において価値があるとされる[1]。豊田市では18件目の登録有形文化財である[5]。
2025年(令和7年)3月末に閉館する予定である。
建築
[編集]木造平屋建、切妻造、桟瓦葺[1][4]。桁行は20間、梁間は5間である[1]。小屋組はキングポストトラスであり、柱と梁の接合部には方杖を有する[1]。建築面積342平方メートル[1][4]。外壁は黒く塗られた下見板張である[1]。
北側から理科室、理科準備室、調理室、裁縫室の順に並び、教室の西側に幅1間の片廊下が付いている[1]。廊下の北端に昇降口の土間があり、かつては藤岡中学校の本校舎と渡り廊下で接続していた[1]。南側の玄関部分は資料館転用時の増築部である[3]。
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方杖を有する廊下
利用案内
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『あいちのたてもの まなびや編』愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会、2020年
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 豊田市藤岡民俗資料館(旧藤岡中学校特別教室棟) 文化遺産オンライン
- 豊田市藤岡民俗資料館(旧藤岡中学校特別教室棟) 愛知県