谷口勝則
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谷口 勝則(たにぐち かつのり、1943年[1] - )は、日本の電気工学者。大阪工業大学名誉教授・電気クラブ元副会長。工学博士(大阪府立大学)。パワーエレクトロニクス学会元会長[2]。電気学会フェロー[3]および電力変換国際会議(PCC-Osaka)2002実行委員長。元IEEE-IE TOKYO CHAPTER VICE CHAIRMAN。
専門は、パワーエレクトロニクス、電力工学・電力変換(特にインバータ・コンバータ)、電気回路・電動機制御システムなど。
経歴
[編集]長崎県出身[1]。1966年大阪工業大学工学部電気工学科卒業。1970年大阪府立大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了、のちに工学博士(大阪府立大学)号を取得。大阪工業大学工学部電気工学科助手、講師を経て、1975年同学科助教授。1988年同学科教授。2002年同学部電気電子システム工学科教授。2008年同大学退官[4]。2009年大阪工業大学名誉教授。
大阪工業大学工学部(電気工学科、電気電子システム工学科)にて40年以上の長きに渡り教鞭を執り、電気クラブ副会長・顧問も歴任した。特にパワーエレクトロニクス分野において、数々の特許技術を研究開発・発明した [5][6]。
主な所属学会は、電気学会、IEEE、パワーエレクトロニクス学会、EPE(欧州パワーエレクトロニクス)など。
主な受賞は、電気学会フェロー(2009)。パワーエレクトロニクス学会功労賞(2014)[7]、電気学会産業応用特別賞(2008)・優秀技術活動賞(2005)・産業応用部門活動功労賞受賞(2003)、小平記念賞受賞(1995)など。
主な著書
[編集]- PWM電力変換システム(共著、共立出版2007、学術書)
- パワーエレクトロニクス(共著、オーム社2005、学術書)
- モータ技術用語辞典(共著、日刊工業新聞社2001、学術書)
- 基礎電気回路(共著、森北出版1995、学術書)
主な研究
[編集]- 電動車駆動用インバータシステムに関する研究
- ソフトスイッチング高昇圧コンバータの開発[8](特許)
- 力率改善直流電源装置の開発 - 松下電器産業(現在のパナソニック)との共同特許[9]
- 系統連系インバータ装置の開発 - シャープとの共同特許[10]
- 三相高力率コンバータの開発 - 九州電力・ユアサコーポレーションとの共同特許[11]
- 降圧形高力率コンバータの開発 - ユアサコーポレーションとの共同特許[12]
- 昇圧チョッパ装置の開発 - ユアサコーポレーションとの共同特許 [13]
脚注
[編集]- ^ a b 『基礎電気回路』著者紹介
- ^ https://www.jipe.org/archive_old_hp/katsudo_2004/spc.htm
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejjournal/130/6/130_6_378/_pdf/-char/ja
- ^ http://www.oit.ac.jp/cgi-bin/event/topics.cgi?busho=ee&y=2008&m=3&d=08
- ^ http://www.oit.ac.jp/cgi-bin/event/topics.cgi?busho=ee&y=2008&m=2&d=29
- ^ https://researchmap.jp/read0032709
- ^ 「パワーエレクトロニクス学会40 周年記念行事開催報告」『パワーエレクトロニクス学会誌』第40巻、パワーエレクトロニクス学会、2014年、244-266頁、doi:10.5416/jipe.40.244。
- ^ https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201303087239317541
- ^ https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200903087538868004
- ^ https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201103040454889601
- ^ https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200903081355621435
- ^ https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200903029140163302
- ^ https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200903063746837060