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謎の差出人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
謎の差出人
Kerblam!
ドクター・フー』のエピソード
話数シーズン11
第7話
監督ジェニファー・ペロット
脚本ピート・マッティグ英語版
制作ニッキー・ウィルソン英語版
音楽セーガン・アキノラ英語版
初放送日イギリスの旗 2018年11月18日
エピソード前次回
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魔女狩りの村
ドクター・フーのエピソード一覧

謎の差出人」(なぞのさしだしにん、原題 : "Kerblam!")は、イギリスSFドラマドクター・フー』の第11シリーズ第7話。脚本はピート・マッティグ英語版、監督はジェニファー・ペロットが担当し、2018年11月18日に BBC One で初放送された。視聴者数は746万人であった。

本作では13代目ドクター(演:ジョディ・ウィテカー)が自身宛の宅配便の小包に助けを求めるメッセージが封入されていることに気付き、仲間のグレアム・オブライエン(演:ブラッドリー・ウォルシュ英語版)とライアン・シンクレア(演:トシン・コール)とヤズミン・カーン(演:マンディップ・ギル)を連れて調査に乗り出す。銀河最大の小売業者カブラム社では人間の従業員を削減してロボットによる自動化が行われていたが、彼らはロボットの挙動を不審に感じるようになる。

連続性

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ドクターに届いた商品はトルコ帽であった。トルコ帽は11代目ドクターが愛用していたもので、彼がカブラム社に立ち寄って注文したことが示唆されている。さらにドクターは社内での調査中にアガサ・クリスティを話題に挙げており、これは10代目ドクターとアガサが協力して殺人事件を調査した第4シリーズ第7話「アガサ・クリスティ失踪の謎」のことを指している[1]。また、ドクターは所長のスレイドを金星合気道で麻痺させている。これは第11シリーズ第2話「サバイバル・ラリー」でエピゾに使用したものであり、過去には3代目ドクターと12代目ドクターも使っていた[2]

製作

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撮影はイギリス国内で行われたが、「暗闇の中の希望」と同様にオーストラリア人監督のジェニファー・ペロットが製作に携わった[3]

放送と反応

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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
デイリー・ミラー4/5stars[4]
メトロ英語版3/5stars[5]
ニューヨーク・マガジン3/5stars[6]
ラジオ・タイムズ4/5stars[7]
The A.V. Club英語版B+[8]
デイリー・テレグラフ3/5stars[9]
インデペンデント4/5stars[10]
TV Fanatic4.5/5stars[11]

プロモーション

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エピソードの放送に先駆け、2018年11月16日の『チルドレン・イン・ニード英語版』で冒頭部が公開された[12]

レーティング

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「謎の差出人」のその晩の視聴者数は593万人で、番組視聴占拠率は28.5%を記録した。これはイギリスの全チャンネルにおいてその晩では4番目、その週では10番目に高い値であった[13]。合計視聴者数は746万人に上り、その週で9番目に多く視聴された番組となり、Audience Appreciation Index のスコアは81に達した[14]

批評家の反応

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カブラム社はAmazon.comオンラインショッピングへの風刺であると複数の批評家が示唆した[9][8][15][16]

出典

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  1. ^ Huw Fullerton (2018年11月18日). “There were some brilliant Matt Smith and David Tennant callbacks in Doctor Who episode Kerblam!”. ラジオ・タイムズ. 2021年1月9日閲覧。
  2. ^ 3 Ways Doctor Who's "Kerblam!" Referenced 4 Previous Doctors”. cinemablend.com (2018年11月18日). 22 March 2019閲覧。
  3. ^ Hearn, Marcus (December 2018). “Episode previews – The Tsuranga Conundrum”. Doctor Who Magazine (531): 26. 
  4. ^ Jackson, Daniel (18 November 2018). “Doctor Who Kerblam! review: A twisting conspiracy that also brings some fun”. デイリー・ミラー. 2021年1月9日閲覧。
  5. ^ Tilly Pearce (18 November 2018). “Doctor Who episode 7 review: Kerblam! doesn't pack a punch in middling episode”. メトロ. 2021年1月9日閲覧。
  6. ^ Ruediger, Ross (2018年11月19日). “Doctor Who Recap: Amazon Crime”. ニューヨーク・マガジン. 2021年1月9日閲覧。
  7. ^ Patrick Mulkern (2018年11月18日). “Doctor Who Kerblam! review: this is a prime delivery, customer satisfaction guaranteed”. ラジオ・タイムズ. 2021年1月9日閲覧。
  8. ^ a b Siede, Caroline (2018年11月18日). “Doctor Who's rollicking critique of Amazon delivers”. TV Club. 2018年11月19日閲覧。
  9. ^ a b Hogan, Michael (18 November 2018). “Doctor Who: Kerblam! recap: Lee Mack and Julie Hesmondhalgh guest star as the show takes a swipe at Amazon and Asos”. The Telegraph. 2021年1月9日閲覧。
  10. ^ Ed Power (2018年11月19日). “'Kerblam!' is Doctor Who at its finely-teased best”. インデペンデント. 2021年1月9日閲覧。
  11. ^ Diana Keng (19 November 2018). “Doctor Who Season 11 Episode 7 Review: Kerblam!”. TV Fanatic. 2021年1月9日閲覧。
  12. ^ Kerblam: The Sneak Peek!”. Digital Spy (16 November 2018). 17 November 2018閲覧。
  13. ^ Hilton, Marcus (19 November 2018). “Kerblam! – Overnight Viewing Figures”. Doctor Who News. 19 November 2018閲覧。
  14. ^ Marcus (26 November 2018). “Kerblam! – Official Ratings”. Doctor Who News. Doctor Who News. 27 November 2018閲覧。
  15. ^ Doctor Who's Differing Approaches Find a Shared Fear in the Future of Amazon”. io9 (2018年11月19日). 22 November 2018閲覧。
  16. ^ Doctor Who Kerblam! review: this is a prime delivery, customer satisfaction guaranteed”. ラジオ・タイムズ (2018年11月18日). 22 November 2018閲覧。

外部リンク

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