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諏訪大神 (東庄町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
諏訪大神
諏訪大神(香取郡東庄町)・拝殿
拝殿
所在地 千葉県香取郡東庄町笹川い580-1
位置 北緯35度50分31秒 東経140度39分33秒 / 北緯35.84194度 東経140.65917度 / 35.84194; 140.65917
主祭神 建御名方命事代主命大国主大神
社格 郷社
創建 大同2年(807年
本殿の様式 流造
例祭 4月5日7月27日
主な神事 笹川の神楽
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諏訪大神(すわだいじん)は、千葉県香取郡東庄町下総国香取郡)にある神社。旧社格郷社

建御名方命を主祭神とし、事代主命大国主大神を配祀する。

由緒

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祭礼の山車
素人相撲大会

坂上田村麻呂蝦夷征討の際、悪神退散を祈願して建てた一祠が当社の始まりとされ、大同2年(807年)に創建されたといわれており、須賀山明神とも称された。東国鎮護の神社として国司武将等の崇敬篤く、特に大江維時は社殿を造営し、源頼朝建久2年(1191年東重胤に命じて社殿を改築した。その後天正19年(1591年)に徳川家康朱印地10石を寄進し、享保3年(1718年)には神階正一位を授けられた。

当社の春の例祭には、神前の神楽殿で「笹川の神楽」が演ぜられる。天狗の面・小屋根の面・大玉の命の面・乙女の面・手力男の面などの十六座からなり、太々神楽あるいは岩戸神楽ともよばれ千葉県の無形民俗文化財に指定されている。また、秋季例祭には相撲まつりが行われる。山車が街中に繰り出し、笹川繁蔵が催して以来続けられている素人相撲大会などが開かれ、遠近からの参拝客でに賑わう。2017年の大相撲夏巡業期間中は出羽海部屋幕下以下の力士がここへ合宿に訪れていた[1]

なお境内には、天保13年(1842年)に笹川繁蔵が建てた野見宿禰の碑[2]が残っており、境内の入り口には天保水滸伝遺品館[3]がある。

交通

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脚注

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  1. ^ 大空出版『相撲ファン』vol.06 p44-50
  2. ^ 笹川繁蔵が、相撲の元祖野見宿禰の碑を建てるとともに農民を救済することを名目として大花会を行った時に建てたもので、花会には、清水次郎長国定忠治大前田英五郎など天下の親分衆が駆けつけ大盛会であったと講談『天保水滸伝』は伝えているが、当時次郎長はまだ売り出し前で、国定忠治も手配書が出て逃亡中であり、真偽のほどは不明であるともされている。
  3. ^ 繁蔵の使った合羽や駒札、平手造酒の手槍と徳利、勢力富五郎の火縄短銃などといった、遺品・古文書を展示している。

参考文献

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  • 『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典<12> 千葉県』人文社、1997年。

外部リンク

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