誉田龍一
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誉田 龍一 (ほんだ りゅういち) | |
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誕生 |
上田 隆祥 1963年3月3日 大阪府泉佐野市 |
死没 |
2020年3月9日(57歳没) 東京都 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2006年 - 2020年 |
主な受賞歴 |
小説推理新人賞(2006年) 日本歴史時代作家協会賞(2020年) |
ウィキポータル 文学 |
誉田 龍一(ほんだ りゅういち、1963年3月3日[1] - 2020年3月9日[2])は、日本の小説家。 日本推理作家協会会員[1]、本格ミステリ作家クラブ会員 [3]、操觚の会会員。本名は上田 隆祥(うえだ たかよし)[2]。
来歴
[編集]学習塾講師を経て[5]、2006年「消えずの行灯」で第28回小説推理新人賞を受賞してデビュー[6]。
2020年3月9日、心不全のため死去[2]。57歳没。同年7月に日本歴史時代作家協会から慰労賞を贈られた。
作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(2007年10月、双葉社)
- 『なにわ春風堂』1「なぞの金まき男」(2008年12月、くもん出版)
- 『なにわ春風堂』2「首だけのお化けが笑う」(2008年12月、くもん出版)
- 『なにわ春風堂』3「炎をこえて生きてゆけ」(2008年12月、くもん出版)
- 『YUKICHI-福沢諭吉の青春物語』(2011年12月、くもん出版)
文庫
[編集]- 『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(2009年5月 双葉文庫)
- 『大目付光三郎 殿様召捕り候』(2013年12月、コスミック出版)
- 『大目付光三郎 殿様召捕り候 暗殺』(2014年4月、コスミック出版)
- 『大目付光三郎 殿様召捕り候 刺客』(2014年7月、コスミック出版)
- 『大目付光三郎 殿様召捕り候 謀反』(2014年10月、コスミック出版)
- 『大目付光三郎 殿様召捕り候 騒動』(2015年1月、コスミック出版)
- 『窓際同心 定中役捕物帖』(2015年2月、徳間書店)
- 『殿さま同心 天下御免』(2015年4月、コスミック出版)
- 『殿さま同心 天下御免 旗本殺し』(2015年8月、コスミック出版)
- 『殿さま同心 天下御免 奉行暗殺』(2015年11月、コスミック出版)
- 『使の者の事件帖(一) 女湯に刀掛け』(2015年11月、双葉文庫)
- 『金と銀 定中役捕物帖』(2015年12月、徳間書店)
- 『使の者の事件帖(二) 口に蜜あり腹に剣あり』(2016年2月、双葉文庫)
- 『殿さま同心 天下御免 上様襲撃』(2016年3月、コスミック出版)
- 『使の者の事件帖(三) 何れ菖蒲か杜若』(2016年5月、双葉文庫)
- 『お裁き将軍 天下吟味 公事上聴』(2016年7月、コスミック出版)
- 『使の者の事件帖(四) 魚の目に水見えず』(2016年8月、双葉文庫)
- 『お裁き将軍 天下吟味 幽霊退治』(2016年10月、コスミック出版)
- 『使の者の事件帖(五) 終わりよければすべてよし』(2016年11月、双葉文庫)
- 『将軍を蹴った男 松平清武江戸奮闘記』(2017年2月、コスミック出版)
- 『見破り同心 天霧三之助』(2017年4月、徳間書店)
- 『泣き虫先生、江戸にあらわる 手習い所純情控帳』(2017年5月、双葉文庫)
- 『将軍を蹴った男 松平清武江戸改革記』(2017年6月、コスミック出版)
- 『泣き虫先生、幽霊を退治する 手習い所純情控帳2』(2017年6月、双葉文庫)
- 『隼人始末剣 最強の本所方与力』(2017年10月、コスミック出版)
- 『泣き虫先生、棒手振りになる 手習い所純情控帳3』(2017年10月、双葉文庫)
- 『隼人始末剣 最強の本所方与力 大岡暗殺』(2018年2月、コスミック出版)
- 『泣き虫先生、父になる 手習い所純情控帳4』(2018年2月、双葉文庫)
- 『世直し将軍家治 天下成敗組、見参!』(2018年6月、コスミック出版)
- 『日本一の商人 茜屋清兵衛奮闘記』(2018年9月、角川文庫)
- 『世直し将軍家治 旗本誅殺!』(2018年10月、コスミック出版)
- 『暁に奔る 御庭番闇日記』(2018年11月、双葉文庫)
- 『天下御免の剣客大名 巨城奪還』(2019年3月、コスミック出版)
- 『漆黒に駆ける 御庭番闇日記【二】』(2019年3月、双葉文庫)
- 『天下御免の剣客大名 江戸入城』(2019年6月、コスミック出版)
- 『最後の大疾走 御庭番闇日記【三】』(2019年7月、双葉文庫)
- 『日本一の商人 茜屋清兵衛、危機一髪』(2019年7月、角川文庫)
- 『よろず屋お市 深川事件帖』(2019年9月、ハヤカワ文庫)
- 『天下を駆ける 菊と葵の拝領剣』(2019年11月、コスミック出版)
- 『ファイヤーファイター 〜命がけのバディ〜』(2019年12月、マイナビ出版ファン文庫)
- 『よろず屋お市 深川事件帖2 親子の情』(2020年1月、ハヤカワ文庫)
アンソロジー
[編集]- 短編「二百六十八年目の失意―苦無花お初外伝」~収録『幕末スパイ戦争』(2015年8月、徳間書店)
- 短編「天が遣わせし男」~収録『幕末暗殺!』(2018年1月、中央公論新社)
- 短編「三十九里を突っ走れ!」~収録『伝奇無双「秘宝」 』( 2019年3月、戯作舎文庫) (電子書籍)
- 短編「血抜き地蔵」~収録『妖ファンタティスカ』(2019年5月、アトリエサード)
- 短編「Seppuku」「The Thirteenth Night」(KARIGINU Yayoi名義)~収録『Strokes of Brush and Blade: Tales of the Samurai』(2019年8月、Kurodahan Press)
その他
[編集]- 『小説を書きたい人の本』(2013年9月、成美堂出版)
- 『NHKシャーロックホームズ 推理クイズブック』(2014年11月、主婦と生活社)NHK「シャーロックホームズ」制作チーム一員
- 『第12回江戸文化歴史検定「今年のお題」テキストブック 疾走!幕末・維新 新選組結成から戊辰戦争まで』(2017年6月、江戸文化歴史検定協会)序章、1章、3章、4章、終章、担当
- 『横浜1963』(伊東潤著) 解説(2019年7月、文藝春秋)
未刊行・未収録作品
[編集]- 「逆さ銀杏」(短編小説推理2008年9月号、双葉社)
- 「殺意の交差点」(短編問題小説2010年6月号、徳間書店)
- 「不完全な動機」(短編問題小説2011年8月号、徳間書店)
- 「六本木」(短編小説推理2011年11月号、双葉社)
雑誌・ムック
[編集]- 「西郷隆盛 勝海舟との強い絆が、江戸無血開城を実現した」(歴史街道2018年2月号、PHP研究所)
- 「坪井航三 単縦陣が勝つ! その時、世界の海戦の常識が変わった」(歴史街道2019年7月号、PHP研究所)
- 「吉川経家 鳥取籠城、自らの命で部下を守った「天下り上司」」(歴史街道2019年10月号、PHP研究所)
- 「文禄・慶長の役 李舜臣と小西行長、死罪から復活した二人は…」(歴史街道2019年11月号、PHP研究所)
- 「緒戦の快進撃の立役者となった名将「韋駄天ハインツ」」(歴史街道2019年12月号、PHP研究所)
- 「神流川の戦いX滝川一益・北条氏政 信長横死を聞いた二人の将それぞれの決断、そして…」(歴史街道2020年1月号、PHP研究所)
- 「名将・今村均 男が守り抜いたもの 【南寧・蘭印作戦】大軍相手の防衛戦と攻略戦で見せた「将器」」(歴史街道2020年3月号、PHP研究所)
電子書籍
[編集]- 短編「事故 河村警部補―取調室シリーズ」(2008年12月、パブリッシングリンク)
- 短編「瑠璃垣冴の解析事件簿」(2010年2月、パブリッシングリンク)
- 短編「動機 河村警部補―取調室シリーズ」(2010年7月、パブリッシングリンク)
- 短編「白昼のロシアンルーレット―瑠璃垣冴の解析事件簿2」(2011年4月、パブリッシングリンク)
- 短編「記憶 河村警部補―取調室シリーズ」(2012年7月、パブリッシングリンク)
- 短編「天下取らせます 名軍師・黒田官兵衛に学ぶ天下奪取11の教え」(2015年1月、パブリッシングリンク)
- 短編集「首都高の神様」プロローグ料金徴収所、湾岸線のランデブー、四号新宿線のバトン、山手トンネルのプロミス、都心環状線のドットアンドライン、上野線のシークレットミッション、都心環状線のチェリーブロッサム、池袋線のランナウェイ、エピローグ料金徴収所を収録(2015年5月、パブリッシングリンク)
- 短編集「トワイライトストーリー」顔、蛙女房、蛍光、離岸流、憧憬、夢屋の女、傘、サンタクロースへのプレゼント、神前の小僧叶わぬ恋を病む。を収録(2016年8月、パブリッシングリンク)
- 短編「三十九里を突っ走れ!」~収録『伝奇無双「秘宝」 』(2019年3月、戯作舎文庫)
脚注
[編集]- ^ a b 会員名簿 誉田龍一|日本推理作家協会
- ^ a b c “作家の誉田龍一氏死去 「消えずの行灯」シリーズ”. 時事通信社. (2020年3月13日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ 本格ミステリ作家クラブ会員名簿
- ^ 訃報 会員・誉田龍一氏 日本推理作家協会
- ^ 消えずの行灯―本所七不思議捕物帖
- ^ 小説推理新人賞 受賞作候補作一覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 龍一日記 〜誉田龍一公式ブログ - 本人によるブログ
- くもん出版 “創り手”のメッセージ - インタビュー記事
- 誉田龍一 (@Hondaryuichi) - X(旧Twitter)
- 誉田龍一 (hondaryuichi) - Facebook